[オーシャン杯2023 3決 大阪 3-5 立川 アダストリアミトA 観客415名]
Fリーグオーシャンカップ2023は5月21日に大会最終日を迎え、3位決定戦ではシュライカー大阪と立川アスレティックFCが対戦した。試合は3位決定戦らしい激しい打ち合いとなった。
準決勝で退席処分を受けた比嘉リカルド監督がベンチ入りできなかった立川だが、第1ピリオド3分に先手を取る。前日の準決勝でもゴールを挙げていたFP新井裕生が得意のボレーシュートを決め、1-0とリードする。さらに立川は5分にもFP湯浅拓斗が追加点を挙げてリードを2点に広げた。
大阪の永井義文監督は、タイムアウトを取って修正を入れる。第1ピリオド6分には右サイドから立川の守備を崩すと、FP加藤翼がゴールを決めて1点を返した。しかし、立川も今シーズンから加入したFP菅谷知寿が流れるようなパスワークからゴールを決めて、再び点差を2点に戻した。前半の残り10分は互いに堅い守りを見せ、相手に得点を許さずに第1ピリオドは立川が3-1とリードして折り返した。
第2ピリオドの立ち上がりは、2点を追う大阪が攻め込んだものの徐々に試合の流れは立川へ。第2ピリオド5分には、湯浅のシュートがポストを叩く場面を作るなど、リードを広げにかかった。その後も、新井がGKと1対1になる局面、FP上村充哉のシュートが左サイドネットに外れる場面、CKからFP中村充がボレーを放つ場面など見せ場を作ったが、得点は挙げられない。
そして第2ピリオド13分、高い位置でボールを奪った立川は、カウンターを仕掛け、最後は菅谷がこの試合2点目のゴールを決め、ついに4点目を記録してリードを3点に広げた。
第2ピリオド14分から大阪はパワープレーを開始。数的優位を作ってのボール回しでチャンスを作ったが、加藤翼のシュートが枠を外れて得点はできなかった。その後も立川は新加入のGK檜山昇吾を中心に守ったが、大阪も第2ピリオド16分にパワープレーからFP田村友貴がゴールを決め、再び2点差に詰め寄った。
パワープレーを続けた大阪だが、第2ピリオド17分にはFP南雲颯太がパワープレー返しを決め、スコアは5-2となる。その後田村友が再びパワープレーから得点した大阪だが、反撃もここまで。立川が5-3で勝利して、3位となっている。