松井大輔がFリーグのアンバサダーに就任 「サッカーとフットサルが力を合わせる懸け橋に」

松井大輔がFリーグのアンバサダーに就任 「サッカーとフットサルが力を合わせる懸け橋に」

 Fリーグ(日本フットサルリーグ)は5月8日、2023-24シーズンのキックオフカンファレンスを都内で行い、昨シーズンまでFリーグのY.S.C.C.横浜でプレーしていた元サッカー日本代表でありJ3Y.S.C.C.横浜MF松井大輔が、リーグのアンバサダーに就任することが発表された。なお、松井は状況次第では、今シーズンもFリーグのピッチに立つ可能性が残っているという。

 フットサルのY.S.C.C.横浜は、4月19日に2023-24シーズンの登録選手を発表していたが、そこにFP松井大輔の名前がなく、その去就が注目されていた。今シーズンのJ3では選手兼コーチの役割を担っていることもあり、このままフットサルからは離れていくかと思われたが、リーグ全体を盛り上げるために、もうひと肌脱ぐこととなったようだ。

 会見で松井は、「失礼な話ですが、最初は『違うことをやりたいな』という思いで、サッカーからに一回転身したのですが、やってみるとまた違う面白さがありました」と、サッカーからフットサルへの転身は興味が大きかったことを明かした。そして「サッカーとフットサルの違いというか、室内で観客が近い、技術も高い選手がいます。いろんな選手や友達が僕の試合を見に来てくれましたが、その時に『また、もう一回、見に行きたい』と言ってくれたのも覚えています。たくさんの観客のなかでフットサルができることが、大事なことになってくると思うので、そういうところを手伝えたらなと思います」と、アンバサダーとして集客面で貢献したい意向を明かした。

 現時点ではFリーガーという立場ではなく、Fリーグのアンバサダーとして、フットサルの魅力を発信していくことになる松井。2010年の南アフリカW杯で日本の16強にも貢献したドリブラーは、フットサルの魅力について「やはり観客が近いこと。技術も高く、サッカーにも使える技術があるので、エンターテインメント性も兼ねていく時代になっていくんじゃないかと思っています。見ていて楽しいし、得点がたくさん入ることは魅力じゃないかなと思います」と、語った。

 アンバサダーとして、どのような活動をしていくかについては、「逆にこういうのをやってくださいと言ってくれた方がやりやすい。提案をしてもらって、いろんな形でできたらいいなと思います。今回、選手とコーチというのを(Jリーグの)Y.S.C.C.横浜でやらせてもらっているので、できないこともあるかもしれませんが、できる範囲のことで、Fリーグを盛り上げられたら嬉しいなと思います。今はツイッターもありますから、どしどし言ってもらえたら、ありがたいです」と、オファーを歓迎した。

 サッカーとフットサルをつなぐ役割が期待される松井は、最後に「ひとつ本当に言いたいのは、幼少期もそうですが、子供がボールに触れることの大切さ。今、東京都ではフットサルとサッカーの2種登録(2種目の選手登録)ができます。2種登録になると、ボールに触る機会も増えるし、サッカー日本代表に還元できたり、フットサルにも還元できたりすると思う。相乗効果がサッカーとフットサルにあると思うので、両方が力を合わせる懸け橋になれればいいなと思います」と、サッカー選手、サッカーコーチに続く、アンバサダーの役割を果たす意気込みを口にした。

 2023-24シーズンのFリーグは、ディビジョン1が5月27日に開幕を迎え、ディビジョン2が6月4日に開幕となる。

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