【U18選手権】東海枠の増加を目指すサントス 山口正春監督「もう一つ勝てれば来年2枠になる」

【U18選手権】東海枠の増加を目指すサントス 山口正春監督「もう一つ勝てれば来年2枠になる」

 U-18フットサル選手権に出場した16チームは、どこも地域予選を勝ち抜いてきた。地域ごとの出場枠は、前年の成績によっても変わってくる。優勝クラブと準優勝クラブの地域には、1枠多く与えられるからだ。

 準々決勝で聖和学園フットサル部との激闘を2-1で制し、初出場ながらベスト4進出を果たしたサントス/サンチスタは、例年、厳しい東海予選を勝ち抜いてきた。同地域には、国内最大のプロフットサルクラブである名古屋オーシャンズの下部組織である名古屋オーシャンズU-18もいる。出場枠を広げることは、来年、自分たちが全国大会に戻るためにも、大きな意味を持ってくるのだ。

 ただし、サントスには不安も大きい。主力選手たちは、ほぼ全試合35分以上をプレーしてきた。山口正春監督は、出場枠を増やすためにも「もうやるしかない」と、意気込みを語った。

以下、準々決勝後の山口正春監督のコメント

――初出場でベスト4という快進撃です。ここまでの戦いについていかがですか?
山口 嬉しいですよ。フットサルをやってきて、この大会はフットサルをやってきたクラブが上がってくるべきだと思うので、めっちゃ嬉しいです。

――今、対戦した聖和学園さんもかなり守備を固めてきていました。
山口 そうですね。その間をパス回しで崩すことを目標にしていましたし、崩しながらやれたので良かったと思います。

――そうした攻撃があるなかで、決勝点はカウンターからでしたね。
山口 はい。カットインしてから決めました。

――FP荒木康作選手の決定力が、大会が進むにつれて上がっている印象を受けます。
山口 めっちゃ上がっています。モチベーションも上がってきているので。順番にモチベーションが上がってきていますし、ちょうど良い感じで上がってきていますね。

――チームにピヴォがいないことで苦戦するかなと思ったのですが、うまく入れ替わりながらやっていますね。
山口 そうですね。うちはピヴォを使ったり使わなかったり、アラで勝負をしたりなど、いろいろ攻撃のパターンがあります。それを試しながら、どれがいいか、選手たちに考えさせています。ピヴォが良かったらピヴォを置いてという感じなので、それは別に何も問題ありませんでした。

――準決勝の対戦相手が町田に決まりました。今の試合でも12得点を挙げています。
山口 そうですね。やばいっすね(笑)。1次ラウンドの成績(19得点2失点)もすごいよね。やっぱり強いですよね。Fリーグでデビューしている子もいますし……まぁ、なんとかなるでしょう!

――サントスにとっては、疲労という敵もあると思います。FP山口勝輝選手を筆頭に、主力選手は相当、試合に出続けていますよね。
山口 はい。でも、あの子(山口勝)は体力があるので。

――それにしても……。
山口 きついと思いますよ。うちは少人数なので、なんとかなんとかっていう感じですね。

――これまでもU-18選手権には出場していたんですよね?
山口 出てますよ。昨年は名古屋オーシャンズU-18に敗れて、出場できませんでした。ほかの地域と比べても、かなりレベルが高いと思います。

――その枠を広げるためにも、もう一つ勝ち上がらないといけません。
山口 そうなんです。だから頑張っているのですが、もう一つ勝てれば来年2枠になるので。なんとかそれを目標にしています。1枠だと厳しいんですよね。もう、やるしかないですよね。(町田と)練習試合は1回くらいやったかもしれません。立川・府中やすみだとは練習試合をやっていました。町田とは、たまにですね。

――そのすみだも倒しましたからね。
山口 そうですね。本当はすみだと決勝ラウンドに行って、決勝ラウンドをフットサルチームだけにしたかったんですよね。フットサルチームが勝ち上がり、フットサルブームが来てほしいですね。

――ぜひ、良い試合を見せてください。
山口 なるべく点数を抑えられるように頑張ります(笑)!

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