フットサル日本代表の主将オリベイラ・アルトゥールが名古屋を退団!

フットサル日本代表の主将オリベイラ・アルトゥールが名古屋を退団!

 2022-23シーズンに日本のフットサル全国リーグであるFリーグ・ディビジョン1で6連覇通算15度目の優勝を果たした名古屋オーシャンズの中心選手であり、フットサル日本代表のキャプテンであるFPオリベイラ・アルトゥールが、契約満了に伴い、クラブを退団することが発表された。

 名古屋は、第28回全日本フットサル選手権の開幕を翌日に控えた3月10日、プレスリリースを発表してアルトゥールが今シーズン限りでクラブを離れることを発表した。

 クラブを通じてアルトゥールは、「名古屋オーシャンズで過ごした3年間の皆さんの応援、サポート本当にありがとうございました。日本で過ごした日々は本当に楽しかったです。私の家族全員感謝しています。私は日本で過ごしたこの8年間は本当に素晴らしいものでした。何よりも出会った人たちにたくさん支えてもらいました。そして、いつかまた、日本のフットサルが更に成長できるようにサポートしていきたいと思います。皆さんありがとうございました!」(原文ママ)とコメントを発表している。

 今後の行先についてはリリースで発表されなかったが、これまでの取材でアルトゥールの移籍先は、中国王者の深圳南嶺鉄狼になることが明らかになっている。

 FIFAフットサル・ワールドカップリトアニア2021の初戦のアンゴラ戦で4ゴールを挙げる活躍を見せ、昨年のAFCフットサル・アジアカップでも日本代表を優勝に導いたアルトゥールは、海外からも高い評価を集めていた。深圳以外にも、スペイン1部リーグのクラブからもオファーが届いていたという。当然、名古屋も契約延長を打診したが、中国からのオファーはスペイン1部リーグのトップクラスの選手へのものと同等で引き留めることは難しかった。

 フットサル日本代表として臨んでいた6カ国親善大会の際のオンライン取材対応で、海外移籍について「考えているけれど、32歳だから家族のことも考えないといけない。僕の家族に良い未来を見せるために、お金とか、その他のことも、いろいろ考えないといけない」と、語っていた。

 中国への移籍となれば、心配になるのが強度を保てるかという点。中国リーグは、日本のFリーグと同じように深圳の一強状態だ。しかし、Fリーグ以上に2位以下のクラブと深圳の力の差が大きい。来年のフットサルW杯(開催地未定)だけでなく、5年後の2028年大会の出場も目指しているアルトゥールが、現在のようなコンディションを保ち、高いパフォーマンスを見せ続けられるかは、フットサル日本代表にとっても大きな問題になってくる。

 オンライン取材の際には、来る全日本フットサル選手権に向けて「自分のパフォーマンスを日本のファンに見せるチャンスになる。僕の日本での最後の大会になる予定だ。だから、すごく優勝したい。僕のベストコンディション、名古屋オーシャンズにベストのコンディションを見せたい。勝つために、すごく頑張る」と、意気込みを口にしたアルトゥール。まずは、日本国内での最後のプレーに注目だ。

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