【W杯】日本代表、決勝トーナメント1回戦の相手はフェラオ擁するブラジル

　フットサル日本代表は20日に行われたFIFAフットサルW杯リトアニア2021の1次リーグ第3節で、パラグアイ代表に1－2の逆転負けを喫し、グループEの3位となった。この結果、決勝トーナメントの1回戦では、ブラジル代表と対戦する。

　ブラジルは世界ランキングこそ、スペインに1位を譲っているが、過去最多5度のW杯優勝を誇り、今大会もダントツの優勝候補。日本は2008年大会、2012年大会でもブラジルと対戦しており、出場した3大会連続で王国と相まみえることとなっている。なお、練習試合で1度引き分けたことがあるが、日本は過去にブラジルに勝てたことはない。世界を驚かせて、大会の主役になるための相手としては十分だが、スペインと互角の展開を演じた後、パラグアイに勝ちきれなかったダメージは少なくないはずだ。

　ブラジルは、前回大会の決勝トーナメント1回戦でイランにPK戦の末に敗れており、今大会ではそのリベンジに燃えている。キャプテンのFPロドリゴも「この大会に優勝するためであれば、なんでもする」と鼻息が荒い。スペイン1部リーグのバルサのエースであるFPフェラオという世界屈指のピヴォも擁しており、日本にとっては第2戦のスペイン戦と同等のチャレンジになる。

　過去最高位に並ぶベスト16までたどりついた日本だが、ブラジルから今大会2勝目を挙げて、悲願のベスト8進出を果たせるだろうか。