【W杯】アベックゴールを決めた星兄弟 FP星龍太「2人で1試合1点ずつ取るのは、あまりないので嬉しかった」

【W杯】アベックゴールを決めた星兄弟 FP星龍太「2人で1試合1点ずつ取るのは、あまりないので嬉しかった」

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 フットサル日本代表が、W杯の初戦で初勝利を挙げたアンゴラ戦は、FP星翔太、FP星龍太、引いては星家にとって特別な試合になったに違いない。初のW杯兄弟出場だけでなく、兄弟がアベックゴールまで決めたのだから。

 普段は冷静さを保っている星龍太も、その瞬間を振り返る言葉には熱が籠った。

以下、アンゴラ戦翌日のオンライン取材での一問一答

中日新聞 兄弟ゴールを決めた初戦の感想を聞かせてください。

星龍太 なかなか固い試合だったのですが、失点の部分も普段ではしないような失点、守備だったので、反省が多く残る試合でした。それでも勝てたことが大事でしたし、勝って次につなげられるのは、非常に嬉しいことでした。得点に関しても、ディフェンスからとった点が多くて、僕の点も兄・翔太から受けたパスを決められたので。それもチームとしてディフェンスが連動していたからこそ、奪えた得点でした。兄貴から受けたボールを決められたのは、すごく嬉しかったです。兄貴も最後に点を取ったので、2人で1試合に1点ずつ取るのはあまりないことなので、嬉しかったです。

SAL ゴールの前にオウンゴールになったシーンを振り返ってください。すぐに取り替えましたが、どのようなメンタルの切り替えがありましたか?

星龍太 失点シーンに関しては、警戒している相手の1対1の部分で縦にはがされてしまい、翔太がカバーにいって、僕が回る形でカバーに行きましたが、そのタイミングが少し遅れてしまいました。それで中のシュートに対してのスピードが緩められず、ギリギリに走りこんでしまい、うまく止まれずにボールが足に当たって入ってしまった。なので、ポジショニングをもう少し修正できれば、なかった失点だと思います。もう少し連動性をしっかり上げれば大丈夫だと思ったので、そこまで、ちょっとは落ち込みましたが切り替えればいいかなというメンタルでした。そこまで、負の感情にとらわれることはなかったと思います。

SAL W杯の初戦を戦い、フィジカルの強いアンゴラの選手と対峙して、国際基準の相手をどう感じましたか?

星龍太 手足が長かったり、日本人とは、体格やスピードなど、いろいろな部分が違うので、非常に難しかったです。フットサルというのは奥が深いなと感じましたし、特に1対1の部分では、本当にリズムが違って、積極的に仕掛けてくるし、すごくポジティブなメンタルを持っている選手たちが対戦相手にいるので、これがW杯に出てくるチームなのかとすごく感じた試合でした。

SAL スコアが8-4と手ごたえと課題があると思いますが、スペイン戦にはどういう気持ちで臨めそうですか?

星龍太 親善試合で1試合戦えているので、ある程度、感じをつかめていますが、やっぱりこういう本戦になると相手ももっとがむしゃらに来ると思います。もしかしたら前回の親善試合ではなめられていた部分もあると思いますが、W杯になれば、そういうこともなくなると思います。昨日のような緩いディフェンスをしてしまうと、スペインにはスキを突かれて店を入れられると思う。最初の1秒から気を緩めることなく、全員が同じ向きを向いて、同じモチベーションで戦うことが、勝つ方法だと思う。そこをしっかりみんなで取り組んでいきたいと思います。

SAL スペインとパラグアイの試合で、スペインが勝ちました。スペインには強力なピヴォがいますが、マッチアップするなかでどう抑えたい?

星龍太 体の強い選手ですし、反転のスピードも早い。そしてシュートも強いので、まず第一はチームとしてピヴォにあてさせないように前からプレスをかけることが大前提。ピヴォに入ってしまったら飛び込まないだったり、みんなのサポートで、一人でピヴォを抑えるのではなく、チーム全体でサポートしながら、守ることが大事なのかなと。局面の場面では、フィクソとピヴォで当たり負けしないとか、シュートを打たせない。反転されたらスライディングでコースを消すとかになると思います。チーム全体としてDFができれば、そこも限定できるので、とにかく全員で集中を切らさないことが大事だと思います。

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