【W杯】スペイン相手にW杯初ゴールを狙うFP清水和也「日本フットサル界にとっての価値ある1点をまずは取りたい」

【W杯】スペイン相手にW杯初ゴールを狙うFP清水和也「日本フットサル界にとっての価値ある1点をまずは取りたい」

20210911041746.jpg

 フットサル日本代表は17日にスペイン代表との一戦を戦う。その前日のオンライン取材に応じたFP清水和也は、初戦のプレーを振り返るとともに、自身が日常的にプレーするスペインとの試合に向けた意気込みを語った。

以下、オンライン取材の一問一答

SAL まずは勝利おめでとうございました。目指してきた舞台で初めての試合を終えて?

清水 非常にこの勝ち点3はチームにとっても大きなものだなと感じていますし、本当にW杯の舞台に立てた喜びを、すごく感じています。

SAL 実際に喜びというのはどんな感じ?

清水 自分のなかでもイメージとは違ったのですが、比較的に入りは落ち着いていましたが、ピッチに入る前のスタジアムの様子であったり、W杯という文字に対して、「ここが自分の目指してきた場所なんだな」と感じられましたし、それを見れた喜びがありました。

SAL アンゴラ戦について、パフォーマンスはどうだった?

清水 自分のパフォーマンスは全然よくなかったなという感情があります。様々な原因があるにせよ、自分としても、しっかりしたパフォーマンスが出せなかった悔しさがあります。

SAL それはゴールを奪うことも含めて?

清水 もちろん最終的な目標、自分のやらないといけないことはスコアを取ることはポジションがら一番求められていることだと思いますが、チームコンセプトのディフェンスのエラーがあったり、セットでの失点にも絡んでいるという部分では個人として改善しないといけないと感じています。もちろん点が取れればベストですが、取れない時もチームのために、自分ができることをやらないといけないなかで、それが100に近づけなかった部分は、自分のなかでも課題が残ったと感じています。

SAL 次、スペイン戦に向けて気持ちも高ぶっていると思うが、相手を一番よく知っていると思うが、その相手に対して、どう挑みたい?

清水 まずは初戦の反省点を自分のなかでしっかり、どうやったら改善できるかを考えて、短い時間ですが、頭のなかでイメージできている部分があります。ただアンゴラ戦とスペイン戦は全く違う試合になると思っているので、まずは自分たちがやらないといけないことを完ぺきに近く体現できないと難しくなる。相手は非常に一人ひとりが技術を持っていて、経験値がある選手が多い。そのなかで一瞬のスキを突いてくる。そういう彼らの特性を知っている部分があるので、長所をしっかり消しながら、自分たちも僕らが持っているコンセプトをしっかり出せるように、戦えることが一番大事かなと思っています。

中日新聞 直前のスペインとの親善試合は出られていないと思いますが、見た印象、リーグ戦との違いは感じましたか?

清水 スペインのハエンでやったスペイン戦には出場できませんでしたが、外から見ていてスペインに、よりシンプルに攻撃してくるなという印象を受けました。シンプルな攻撃なのですが、一つひとつの技術が高かったり、僕らは前からの守備でラインをあげさせないことをイメージしていましたが、その1メートルの距離を詰められない怖さ、目に見えない怖さを、ピッチにいる選手もそうですが、僕自身も感じました。40分間、選手たちが集中していて、セットプレーからの失点があって0-2で敗れましたが、改善すれば、間違いなく失点を防げるし、攻撃にも厚みをもたらせると思います。明日の試合は自分自身も前で起点を作る意味合いでも非常に重要なポジションになると思う。まずは、そこで負けないことが一番重要になります。自分だけではなく、ほかの選手たちもこの試合は違ったモチベーションでいると思うので、そういう意味では本当に分からないなと思います。

中日新聞 先ほど、様々な要因があって自分のプレーが出せなかったと話していましたが、様々な要因とは?

清水 個人的に思っていたのは、ちょっと冷静でいられる時間が少なかったと思います。セットとしてうまくいっていない時に、やっぱり同じ絵をセットで描けなかったことがありました。その部分では自分の特徴、周りの選手の特徴を生かしきれなかったことがあります。アンゴラは、すごくカウンターも早かったので、ボールロストの部分で、自分は相手にチャンスを与えてしまった。その回数がかなり多かった。そういう部分をもっと試合中に修正できれば、また違う試合になったと思う。その部分の責任も感じています。スコアの部分はアルトゥール選手が4得点決めてくれたことで、もちろん自分も点を取りたかったですが、彼のセットプレー時にピッチにいた時には、どうやったら打てるかを周りの選手と考えながら動きなおしをしたりができています。そういう部分は冷静にできたのではないかと思います。

SAL 2020年のスペインリーグのベストゴールを決めましたが、人生を変えるゴールを決めるという意識は?

清水 まず大前提として、僕はあまりこれから先のことは、特に今なにも考えていない状況です。本当にこのW杯のために、2016年の日本代表がAFCで負けた時から、この大会のためを思って、いろいろ自分の中で試行錯誤してここまできたつもりです。この大会で日本フットサル界の歴史を変えられるように、活躍することもそうですが、日本代表として歴史を変えたい気持ちでいます。自分にとってゴールはすごく大切なところ。人々の記憶に残るゴールは、自分がフットサルをやっているなかで、数多くないゴールになると思います。ただ、どんなゴールでも、1点の価値は変わらない。さらにはW杯のゴールは、ベストゴールでも、自分の体に当たって入ったゴールでも、めちゃくちゃ価値のあるゴールになる。それが自分のためではなく、チームのため、そして日本フットサル界にとっての価値ある1点をまずは取りたい。そんなに自分のためというよりは、自分が目指してきたこの舞台でとる1点を、このフットサル界のために捧げたい気持ちが強い。

20210911041746.jpg

スポンサーブランド
サッカー・フットサルブランド アグリナ


Homepage Powered by スタジオコンチーゴ株式会社