【W杯】苦しみながら勝利したアンゴラ戦FP星龍太が語った勝利以外の収穫「次の試合はもう少しいける」

【W杯】苦しみながら勝利したアンゴラ戦FP星龍太が語った勝利以外の収穫「次の試合はもう少しいける」

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 先制点を奪っても、リードをしても、日本はなかなかそのリードを広げきれずにアンゴラに苦戦した。これまでの親善試合では、それほど見られなかった底辺でのミスが、この試合は目についた。シュートも日本は、計67本放ち、半分以上の34本が枠を捉えていたが、少し慎重にコースを狙いすぎていたのかと感じるくらい、相手のGKに阻まれた。

 そんななかで、FP星龍太は前半15分に得意とするコーナーキックからのボレーが左ポストを叩くなど、フィニッシュの面でも思い切ったプレーを見せていた。後半5分には、実兄FP星翔太からのパスを受けてゴールを記録。普段は感情を抑える星龍太が「まさかああいう感じで翔太からのパスで決めるということが、不思議というか。でも、本当に(パスが来ることを)信じていましたし、震えた瞬間でした」と話す、自身のW杯初ゴールとなった。

 何よりも必要だった勝利を得たとはいえ、目指す場所に行くためには、まだまだ世界の強豪との差があることは明白だ。それでも星龍太は、この試合を戦ったことで、日本のパフォーマンスが向上すると確信する。

 フィニッシュについて、みんながより慎重にボールを枠に飛ばそうとしていたのかという質問には「慎重ではなかったかなと思います。ゴール前のどフリーな時は、決めなきゃいけないという焦りはありました。それ以外のところは、みんな気持ちを込めて打ったと思う」と否定した星龍太は、「今回1試合戦ったことで、ピッチの状況、ボールの感覚、審判の感覚をつかめたので、次の試合はもう少しいけると思います」と、手応えを口にした。

 第2戦の相手は世界ランキング1位のスペイン。今日のようなミスがあれば、容赦なくゴールを奪い、点差を広げてくる相手だ。すでに直前の親善試合も1試合行っており、日本の分析も進んでいるはず。前回の親善試合ではノーゴールに抑えたFPソラーノも、本番の顔を見せてくるに違いない。

「もう一つギアを上げて戦いたいと思います」と星龍太は話したが、それができなければ、初戦で得た得失点差4のアドバンテージも失いかねないだけに、初戦を終えての修正と適応が問われることとなる。

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