フットサル日本代表は14日、FIFAフットサルW杯の初戦でアンゴラ代表と対戦する。ここまでアジアのチームが未勝利のなか、日本にはアジア初勝利の期待もかかる。
GKピレス・イゴールと正GK争いを繰り広げているGK関口優志は、前日の取材に登場。しかし、これは先発を確約することではないようだ。
それでも、「今までの日本のフットサルの歴史を越える、ベスト16を越えていく」と力強い決意を語っている。
以下、関口優志のオンライン取材での一問一答
SAL いよいよ明日初戦ですが、準備は万端ですか？
関口 そうですね。良い準備ができてここまで来たので、僕自身、非常に楽しみな気持ちで、ワクワクしています。
SAL 今、する話ではないのかもしれませんが、W杯出場を逃した2016年のことが今も頭をよぎります。あれから5年が経ち、日本が再び世界の舞台に戻ってきたところで、関口選手はどんな想いですか？
関口 僕自身はW杯に出たことがないので、戻って来たというよりは、初めて挑戦するという意味合いが強いです。やはり、フットサル日本代表としての歴史を途絶えさしてしまって、こうやってまた再びW杯に出られるという意味では、前回大会の悔しい思いを超えるという意味でも、今までの日本のフットサルの歴史を越える、ベスト16を越えていく結果を残せるように、全力で頑張っていきたいと強く思っています。
SAL 関口選手としては、初のW杯の舞台になりますが、W杯に臨むにあたり、先輩からもらった言葉はありますか？
関口 そこまで、「W杯に向けて」、「こうしたらいいよ」というアドバイスはもらっていません。ただ、戦術だったりフットサルに直接関わる部分では、いろいろなアドバイスを先輩からもらってきました。今までも、代表を経験しているなかで教わったこともたくさんありますが、「フットサルW杯はこういう舞台だよ」と教えてもらっていることは特にありません。
SAL 前日の公式練習でW杯のピッチに入ったそうですが、入ってみてどうでした？
関口 はじめに言ったように非常にワクワクした、「ここでやるんだ楽しみだな」という思いと、デコレーションというと変なのかもしれませんが、装飾がしっかりされていて、「ああ、これがW杯なんだな」と「早く明後日になって試合がやりたいな」という想いがありました。
中日新聞 アンゴラ戦に向けた対策は、ビデオなども見てしたのですか？
関口 チームとしてアンゴラのビデオを見るのは、まだこれからです。GKのチームとして見る機会、代表の全体として見る機会が、これからあると思います。あとは自分自身で、最近、アンゴラも直近で試合をしていて、動画がアップされているので、ハイライトだったり、試合の映像を下地GKコーチからも映像を提供してもらって、アンゴラに対するイメージを作るために自分で動画を見ている部分はあります。
中日新聞 思い描いている対策のなかで、ゴレイロとして注意したい部分は？
関口 もちろん、戦ったこともない相手ですし、映像のなかでの僕の勝手なイメージですが、個人戦術、１対１の仕掛けなど個人能力は高いものがそろっているなと思いました。一方で、組織として、チームとしての決まり事が多いチームではない、と僕は認識しているので、能力の高い個人の部分をしっかりと抑えることを心がけないといけないと感じました。
SAL 矢澤大夢選手が先日のオンライン取材で「ゴレイロチームで、シュートがたくさん飛んでくるよりは、たまに来るピンチで大きなピンチになると予想している」と話していましたが？
関口 そうですね。僕自身もそう思いますし、仮想アンゴラという位置付けで取り組んだモロッコとの試合でも、そうだったのですが、そんなにスペインなどと試合をした時ほどボールが飛んでくるわけではありませんでした。カウンター1本が、本当に大きなピンチになるということも起こると思うので、そういうわずかなピンチで失点をしないためにしっかり準備をして取り組んでいかないといけないと思います。ワイルドカードもありますし、最少失点、より多く得点をするというチームとしての目標を掲げ、まずは、しっかりとグループステージを突破できるように頑張っていきたいと思います。
SAL 明日の先発は、普段の大会だと、いつ監督から伝えられるんですか？
関口 いつもの流れだと、試合に出発する前にミーティングがあるので、そのなかで言われるか、会場に入ってからアップする前にGK陣が呼ばれて、「今日はこうだよ」と言われること、その２パターンがあるので、そのどっちになるかは明日になってみないとわからない感じです（笑）。
SAL 今の段階では、まだわからないんですね。
関口 知らないです。はい。基本的には当日のミーティングになる形なので。
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