【日本代表】初戦、未知のアンゴラにも不安なし、前日も平常心のFP吉川智貴「立ち戻る原点がある」

【日本代表】初戦、未知のアンゴラにも不安なし、前日も平常心のFP吉川智貴「立ち戻る原点がある」

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 フットサル日本代表は14日にFIFAフットサルW杯初戦のアンゴラ戦を迎える。前日の13日にオンライン取材に応じたキャプテンのFP吉川智貴は、ブルーノ・ガルシア監督に続き、チームの完成度に自信を示した。

以下、オンライン取材での一問一答。

SAL いよいよ明日、初戦を迎えます。準備万端ですか?

吉川 はい、準備は万端です。

SAL 吉川選手は日本の主将でもありますし、チームとして全員で戦うブルーノ・ジャパンの強さがあると思います。そのなかで吉川選手としては、「俺がやってやる」など、個人として強くアピールしたいことはありますか?

SAL いや、正直ゼロに近いくらい、あんまりないですね。こう言ったら変かもしれませんが、自分が何かをしたいとか、こういうプレーがしたいとかは、正直あまりありません。チームが勝つために、自分がどれだけプレーを全力でやれるかだけだと思っています。まあ、やることはいつもと変わらないのかなと思います。

SAL 大会に向けて、家族や友人知人から、たくさんのメッセージも届いたのでは?

吉川 はい。本当に、友達を含め、たくさんのメッセージをもらっています。懐かしい友達とかからもLINEが来たりしています。結構、注目してもらえているのかなと思いますし、非常にありがたいです。結果で、家族を含めて、支えてくれているみなさんに、良い報告ができるように頑張りたいと思います。

中日新聞 先日の取材でも「驚くほど普段通り」だと話していましたが、前日でも同じですか?

吉川 今は普通ですが、昨日の夜に公式練習があって、実際に試合をするピッチで練習したんです。やっぱり会場に入った時は、『いよいよ始まるんだな』という実感が湧いてきました。すごくピッチも良く、ピッチから見る景色もすごく良かったので、その時はすごくワクワクしました。ただ、試合前が一番、もっとワクワクするんじゃないかなと思います。

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SAL すでにW杯が開幕して、開幕日には4試合が行われました。見ましたか?

吉川 (オープニングマッチの)ロシアの試合を前半の少し見たくらいです。他の試合はハイライトで見ました。1試合を通しては見られていないですね。

SAL そこまででの感想は?

吉川 ロシアとエジプト戦は、力の差がハッキリしていたように思いました。ロシアが一方的に攻める展開でしたし、個の能力でも突出している印象でした。そこは抜けてたかなと感じましたが、1試合、まるまる見られていないので、これくらいの印象しかありませんが…(笑)。

SAL 監督はアンゴラ戦について、「カオスな展開、カウンター合戦になるかもしれない」と話していましたが、吉川選手が思い描く展開はありますか?

吉川 そうですね。カウンター合戦のような戦いにしたくないですけど、そうなる場面も少なからず出てくると思います。その対策はしていますし、自信を持って臨めると思います。相手は組織的というより、どんどん個人で打開してきて、そういうオープンな展開を狙ってくるので、こちらが向こうの良さをいかに消せるかがポイントです。しっかり前からプレスをかけて、相手を自由にさせないことが、一番のキーになると思います。

SAL 監督はもう一つ、「セットプレーの得点もカギになる」と話していました。強化試合では、そこまでセットプレーから得点を取れていませんでしたが、完成度は?

吉川 セットプレーは自分たちも、自信をもってできています。この6試合で得点に結びついたのは1点くらいだったと思うのですが、それ以外にもたくさんのチャンスをセットプレーからつくれていました。だから、みんなが自信を持ってできていますし、そこも自分たちの強みだと思います。そういう難しい試合こそ、セットプレーで点を取ると、流れもぐっと自分たちに向いてきたりするので。一つひとつのセットプレーに集中して、やることも大事なポイントだと思っています。

SAL ブルーノ監督は、テレビなどで見る人に向けて、明日の注目選手は「全員」という話をしています。吉川選手はキャプテンとして、明日はどの選手が注目でしょうか?

吉川 いやぁ、難しいですね(笑)。いやまぁ、全員が大事になってくるので、難しいですけど……。うーん、どうですかね。やはりピヴォの3人、森村孝志を含めて4人ですかね。そこには注目してもらいたいです。そこが結構、攻撃の起点にもなりますし、一番、得点に近づける選手がそろっているので。みんなで頑張りたいと思います。

フリーランス長野 ブルーノ監督がチーム作りを始めてから常にチームを引っ張ってきました。監督と共に歩んできて、振り返ってどんな思いがありますか?

吉川 そうですね。たくさんいろんな感情はあるのですが、ここにくるまでは一瞬だったなと。本当に短く感じているのが一番です。今はそう感じますが、ここに来るまで、本当に良いこともあれば、悪いこともたくさん経験してきました。勝たないといけない相手に負けてしまった試合もありました。チームがなかなかうまくいかず、自分たちがやるべきことができない、そういう苦しい場面をすごく自分は覚えています。そこでの監督の言葉、叱咤激励も、すごく印象に残っています。そういう苦しいとか、難しかった場面が、結構、印象に残っています。

フジテレビ 経験豊富な吉川智貴選手にとっても、初めてのW杯になります。相手どうこうよりも、初戦の難しさはあると思います。なかなか全員が吉川選手のように平常心とは、いかないこともあると思いますが、思い通りにいかない時に、どんな風にキャプテンとしてリードして、流れを変えたいですか?

吉川 まずはプレーでしっかり示すことが大事だと思います。立ち上がりの5分、10分というところが、すごく大事になってくると思います。最初にピッチに立つ時に、どれだけ自分を含めて一緒に出る5人が、良いパフォーマンスをして、次のセットに渡す流れをつくらないといけないと思っています。けれども、チームとしてやらなきゃいけないことが明確なっているので、立ち戻る原点みたいなところがあります。ちょっとフワッとした時、良くない時には、「自分たちのやらないといけないところに戻ろう」と話せば、良い方向に進むと思っています。

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