【日本代表】日本代表よ、世界の主役たれ! いよいよ本日アンゴラ戦! 前日会見ブルーノ監督「本当の意味で準備は完全に整った」

【日本代表】日本代表よ、世界の主役たれ! いよいよ本日アンゴラ戦! 前日会見ブルーノ監督「本当の意味で準備は完全に整った」

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 フットサル日本代表は14日、FIFAフットサルW杯リトアニア2021で、初戦のアンゴラ代表戦を迎える。13日にオンライン取材を行ったブルーノ・ガルシア監督は、リラックスした様子で、チームの完成度に自信を見せた。

 以下、オンライン取材の一問一答

JFA 明日のW杯初戦に向けて一言お願いします。

ブルーノ 今、言えるのは、『最も重要だ』と思って取り組んできた準備が完成して、本番を迎えられる状態にあるということです。直前の合宿では、だいぶ長く時間を掛けながら、しっかり積み重ねてきました。公式戦を戦っていない時間がかなり経って、待望のW杯を迎えます。そこで準備の成果をしっかりと見せられるようにしたい。それだけです。

SAL いよいよW杯が始まりますが、今日、選手たちにはどのようなことを一番伝えたいですか?

ブルーノ ミーティングという形で、いろいろな側面に触れながら、毎日選手たちと話をしてきています。戦術面、心理面を含めて、いろいろなことにフォーカスしながらメッセージを出しています。明日に関しては、当然、グループリーグ突破を懸けることになる大事なゲームになるだろうことは当然ですし、「“戦(いくさ)”だ」と。すごく大事な、『このためにやってきたという戦』が始まります。そのなかで、賢く戦う。戦術面もそうですし、警告の累積、得失点、いろいろなことがグループリーグ突破にかかわってきます。そうしたものを含めて、賢く戦うことが必要だと話すことになるでしょう。ゲームプランはもう定まっていますし、戦い方は決まっているので、そういうマインドをセットすることになると思います。

SAL アンゴラはセオリー通りではない相手ですが、そういう相手と初戦を戦ううえで、立ち上がり失点しないことが大事になると思うんですが、そこはどういったことを伝えたい?

ブルーノ 今言われたことは、確かにそうですが、アンゴラ戦だけでなく、前半の立ち上がり、前半の終了間際、後半の立ち上がり、試合終了間際は、クリティカルな時間帯で、常に警戒が必要です。ゲームを決めるのは、それだけのポイントで決まるわけではありません。ほかにもたくさんの要因をケアしていく必要がありますが、間違いなくそう言った部分は、これまで同様に引き締めていく必要があると感じています。

SAL なかなか難しいと思いますが、先ほど話していたアンゴラ戦のゲームプランについて、我々メディアにも言える範囲で教えてください。

ブルーノ モロッコ戦(3-0)を練習試合で戦っていますけど、それと非常に似たタイプのゲームをしなければいけません。「コントロールをする」という言葉に集約できると思いますが、相手は個のタレントがあって、そのタレントが生きるように、ゲームはオープンに、混とんとしたカオスのなかで個を光らせるのが得意なチームです。戦術的にバランスを取り、きちんと対峙してというよりも、どちらかというとカウンター合戦があったり、局地で1対1が行われるところで優位を取りたいというタイプです。われわれとしては逆にボールを支配する。ボールを持っている時には戦術的にオーガナイズしながら支配して、ゲームを進める。ボールを失っても、素早くディフェンスの組織を取り戻して、相手のカウンターに対して規制する。あとセットプレーにおいてはわれわれの明日のカギになると思うので、特に攻撃面でセットプレーの精度を求めていく。そういったところになるかなと思います。

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SAL 明日、テレビ中継もありますが、この選手に注目してほしいという選手はいますか?

ブルーノ 兼ねてから、自分は「この選手が」という言い方は好みませんし、そうではないと考えています。明日、注目していただきたいという意味では、ここのところの準備を16名全員で積み重ねていっていて、それぞれ一人ひとりずつが役割を持っています。攻撃面ですごく光をもたらしてくれる選手、守備面で堅固な柱になってくれる選手、バランスをもたらすために大きな役割を果たしてくれる選手、いろいろな機能がありますけど、それは見え方の問題です。その一人ひとりがしっかりと機能することが、我々の強みになっています。その点において、W杯の大きなポイントとしては、全員が今、非常に良いコンディションでW杯に入ることができています。明日、メンバー入りする14名全員が必ず全員が、大きな役割を果たすと思っているので、注目していだくとしたら全員です。出場時間にバラつきはあるかもしれませんが、どういう役割を果たしているのかというのをよく見ながら、味わいながら楽しんでほしいです。

中日新聞 「全員がコンディションが良い」ということでしたが、現時点で痛みがあったり、プレーできない選手は一人もいないということですか?

ブルーノ そうですね。長期の取り組みで準備ができていますし、試合数もかなり重ねてきています。途中のゲームで清水(和也)選手や逸見(勝利ラファエル)選手のように、ゲームに出られるコンディションではないと判断をせざるを得ないタイミングもありました。今の段階でも、全員が完全体で無傷というわけではありません。これだけの積み重ねがあれば、ハイパフォーマンスの世界なので、痛み等の不具合を少し感じる部分はあります。それでも、試合に出られないくらい大きな不都合を抱える選手はいない認識です。

中日新聞 FP逸見勝利ラファエル選手の調子は?

ブルーノ 非常に良いと言えると思います。ゲームの中でのパフォーマンスもそうですが、人として、選手としての成熟ぶりが大きくなったなと見ています。ベンフィカというビッグクラブに所属していますが、ヨーロッパの中でもトップクラブで若い頃から積み上げてきた経験が重なり、プレイヤーとして、アスリートとしての成熟につながって、ゲームパフォーマンスに好影響をもたらしているんだろうなと思っています。何しろ調子も良いですし、「明日は良いプレーが絶対にできるだろう」という確信を持っています。

フリーランス長野 日本を出発する前に、ビーチサッカー日本代表と互いを励まし合っていました。ビーチの方は一足先に結果(準優勝)を出して帰国しましたが、どのような励みになっていますか?

ブルーノ おっしゃったように、同じ時期に高円宮記念JFA夢フィールドで準備をしていたので、交流もありました。彼らの結果を見て、ものすごく嬉しかったですし、喜び、「素晴らしいな」とチーム全体で刺激を受けています。フットボールファミリーの“兄弟”として、兄弟活躍は刺激的ですし、大きなモチベションの向上を感じています。チームにも、きっと力になるだろうと感じています。

Fリーグ 昨日はありがとうございました。アンゴラ戦を戦うアリーナで初めてトレーニングをしましたが、そちらの手ごたえ、そして、日本が主役たる戦いをするにふさわしい素晴らしいアリーナだと感じたのですが、期待していいでしょうか?

ブルーノ 非常に居心地の良い、快適な場所だなと感じています。それは昨日のアリーナだけでなく、ホテルも、街も、国全体について、非常に快適に感じます。そういう場所をそういうふうに感じられるからこそ、「主役になれる」とあらためて思えます。万が一「これはちょっと……」というものがあったとしても、我々の主役になるべく決意というのは上回るので、それをも好きになる、言い訳のないメンタリティに入れてきているので全く問題はありません。それがあっても、実際に今、ものすごくハッピーに感じていますし、準備は快適に過ごすことができていて、本当の意味で準備は完全に整ったなと思っています。

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