【日本代表】BS日本代表GK城田優のように…第3GKとして本番に入るGK矢澤大夢「誰よりも良いプレーを」

【日本代表】BS日本代表GK城田優のように…第3GKとして本番に入るGK矢澤大夢「誰よりも良いプレーを」

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 FIFAフットサルW杯に先立って行われたビーチサッカーW杯で、ビーチサッカー日本代表は、史上初の準優勝に輝いた。このチームのGKの登録選手は3名。そして、第3GKはレーヴェ横浜に所属するGK城田優だった。

 GKのポジションは3つ。第3GKには、なかなか出場機会が訪れない。それでも城田は決勝の舞台でピッチに立ち、相手のシュートを防ぐ場面もあった。

 9月12日にいよいよ開幕するフットサルW杯。ブルーノ・ジャパンの第3GKの矢澤大夢が目指すのは、その城田の姿だ。国内で行ったトレーニングキャンプ中、ビーチサッカー日本代表の選手たちとも接することができた縁からか、2人はインスタグラムでもつながっており、矢澤は城田と話す機会を持てたという。

「こういう大きな大会は、ケガ人が多く出てしまうことがあり、第3GKでも出場する機会、確率はすごく高いと思っています。ビーチサッカーの方とも、インスタでつながっているのですが、その方はコロナ禍で第3GKで招集されたのですが、決勝トーナメントから出場機会を得て、決勝のロシア戦でも出場して、すごく良いセーブをしていたんです。そういうことが起こりえる大会だと思うので、僕も出場機会を得た時は、誰よりも良いプレーをしようと心がけています」

 FIFAがコロナ禍の措置として、登録選手を16名にした今大会。ブルーノ・ガルシア監督がGKピレス・イゴールとGK関口優志への信頼を考えると、矢澤はこの措置がなければ、今頃は日本にいた可能性が高い。それでも、『矢澤がいてくれてよかった』と思える瞬間があるのではないかという気概を感じさせる言葉を発している。

以下、オンライン会見の一問一答

SAL すごく凛々しい表情ですが、リトアニアに入ってからチームの雰囲気はいかがですか?

矢澤 チームのなかの人それぞれ、すごく良い雰囲気です。一緒のチームで、すでに1カ月以上、活動してきたので、みんなどんどん仲良しになっているというか、いろいろな話をして、どんどん仲良くなって、すごく楽しい日々です。

SAL 初戦が4日後に迫っています。矢澤選手はどんな気持ちですか?

矢澤 僕個人としては、第3GKの立場なので、(親善試合は)ベネズエラ戦だけの出場になりました。個人としては、チームのバックアップの面が大きくなると思っていますが、自分のなかではオフ・ザ・ピッチの部分も含めて(チームに貢献することを)意識しています。こういう大きな大会は、ケガ人が多く出てしまうことがあり、第3GKでも出場する機会、確率はすごく高いと思っています。ビーチサッカーの方とも、インスタでつながっているのですが、その方はコロナ禍で第3GKで招集されたのですが、決勝トーナメントから出場機会を得て、決勝のロシア戦でも出場して、すごく良いセーブをしていたんです。そういうことが起こりえる大会だと思うので、僕も出場機会を得た時は、誰よりも良いプレーをしようと心がけています。

SAL ベネズエラ戦以外の5試合、ピッチの外から、どのようにチームの戦いを見ていましたか?

矢澤 やっぱりこういう国際大会は、実力もそうですが一番はメンタルが大切だと思います。試合展開ですごく苦しい時。例えばベトナム戦は、すごく攻めていて、ボールポゼッションもできていたのですが、なかなか点が入りませんでした。その状況で、本当に苦しい状況が続いたなかで、どれだけピッチ内はもちろん、ピッチ外の選手が盛り上げて、決してパフォーマンス、メンタルを落とさないように、強い意志を保ち続けさせることを意識してやっています。現に1-0で勝つことができました。あの試合は日本代表にとって、とても大きな試合になったと思います。

SAL 第3GKとして日本代表に選ばれている意味、役割はどういうものだと感じていますか?

矢澤 一番はトルクメニスタン世代(トルクメニスタンで開催されたインドア・ゲームズに出場した世代)ということで、あの時にブルーノ監督の体制になって、若手として選んでもらいました。あの時に、すごいプレッシャーのなか、国際大会特有の独特の空気感のなかで、高いパフォーマンスを出せたことが、今回、選出された大きな理由だと思います。僕のキャラというか、オフ・ザ・ピッチであまり人見知りせず、多くの人とコミュニケーションを取れる、話すのが好きなタイプなので、そのオフ・ザ・ピッチの点でも評価していただいていて選出していただいている感じです。

SAL 年齢的に3年後も狙える選手ですし、狙っていくと思いますが、今大会でどういうことを吸収したい?

矢澤 「これ」と、一つに絞るのは難しく、本当に全部なのですが、この大きな大会で、関口(優志)選手と(ピレス・)イゴール選手から、すでに大きな刺激はもらっています。絶対に負けられない緊迫した状況で、高いパフォーマンスを出し続けている2人の姿勢。プレーはもちろんですけど、メンタル面でも大きな収穫をもらっています。また、こういう代表活動で、長い間、トレーニングキャンプをして大きな大会に臨む。その時のコンディションの作り方、メンタルの上げ方。ブルーノ監督もメンタル面を多く指導してくださる方なので、そういうところを学んでクラブでの活動や今後の代表活動に持ち帰りたいと思っています。そういうところは、すごく大きな収穫ですし、(W杯は)今から始まるのですが、本当に楽しみです。

中日新聞 ベネズエラ戦しか出ていないという話でしたが、海外勢相手にどんなプレーができるという手ごたえはありますか?

矢澤 僕個人としては「緊張感が高い試合ほど、高いパフォーマンスができる」という特徴を持っていると思っています。ベネズエラ戦も、自分のなかではすごく良いプレーができたと思っています。ただ、力が入り過ぎる面があるので、本当に細かいところで自分としてはポジショニングエラーがある。それが大きなミスではないのですが、普段だったらこのポジションにいるなというのがいくつかあって、力が入り過ぎた感じがあるので、もう少し国際舞台慣れして、冷静にやれるようにしたいです。ただ全体的には良いプレーができたので満足しています。

SAL アンゴラの分析やスカウティングについて。相手には19歳のGKがいるが、そういう相手にどう守りたい?

矢澤 ああいうアフリカのチームは、やっぱりトランジションのカウンターがすごく速いんです。数的不利のピンチが多くなると思います。ボールを日本が保持していて、取られて、ピンチになる。シュートがたくさんくるというよりは、たまに来たピンチがすごいピンチになるとゴレイロ陣は思っています。その数的不利のピンチを、より正確な対応で止めることが、大切になる試合だと思っています。

フリーランス川治 ゴレイロのトレーニングのルーティンで、今3人のなかで高め合っているところは?

矢澤 普段から内山コーチが主となり、たくさんのメニューをやっているのですが、今はW杯の試合に向けて、出場時間が多い選手、少ない僕とか、メニューを分けてやっています。出ていないゴレイロのパフォーマンスを下げないように、別でトレーンングをしてパフォーマンスの維持をしている状況です。

フリーランス川治 出場のチャンスがあるという思いと、勝利に貢献する前提ですが、対戦相手のゴレイロから盗む、観察したいことはありますか。

矢澤 僕がここまで対戦したなかで、すごく印象に残ったのは、アルゼンチンのゴレイロです。ちょっと構え方が変わっているのですが、それを分析すると理にかなった構え方で、細かい話は時間がかかるので省きますが、すごく新しい発見だと感じる止め方をしていました。日本戦だけでなくて、確かオランダ戦でも同じような形ですごく止めていたので、ひとつ自分でも試してみようという新しい止め方をしていました。

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