【日本代表】ブルーノ・ガルシア監督、地元紙にW杯の目標を語る「我々が主役となる」

【日本代表】ブルーノ・ガルシア監督、地元紙にW杯の目標を語る「我々が主役となる」

 フットサル日本代表は、スペイン・ポルトガル遠征の真っ最中だ。15日の午前中まではスペインのガリシア州ナロン市でトレーニングキャンプを実施している。ブルーノ・ガルシア監督にとってガリシア州は出身地でもあり、練習にはファンの方々も足を運んでいるようだ。

 ナロン市では練習後に観客に挨拶をする日本代表の姿が話題となった様子

 この合宿期間中に、ブルーノ・ガルシア監督は地元紙「ディアリオ・デ・フェロール」の取材を受けている。

 

――今回ナロン市で合宿を行うことになった経緯は?
ブルーノ 本来、このサイクルは日本で過ごす予定でした。国際大会に向けて、もう少し早く出発する予定だったからです。しかし、新型コロナのパンデミックにより、私たちは日本国内で親善試合ができませんでした。なぜなら、招待した国に2週間の隔離期間が必要となるからです。そこで私たちはヨーロッパに行くことにしました。すでにナロン市でアルゼンチン代表と対戦し、スペイン、グアテマラ、ベトナムが出場する4カ国トーナメントに参加することが決まっていたからです。日本にとっての代替地を探していた時に、私の地元でできる可能性が出てきました。ナロン市は素早く動いてくれて、私たちに素晴らしい環境と施設を提供してくれました。そのおかげでここで良い準備ができています。

――このパンデミックは、W杯に出場する各国にどのような影響を与えるか?
ブルーノ 影響はすべての国に出ました。しかし、平等にではありません。例えば、私たちは国際試合を1年半以上も戦っていません。一方、この期間で試合や大会をこなすことができたチームもあります。例えばスペインは他の欧州のチーム同様に、EUROのような公式戦を戦うことができました。私たちのチームにはスペイン、ポルトガルのリーグでプレーする選手もいますが、2週間の隔離があったため、彼らを日本で合流させることもできませんでした。私たちは、自分たちが対処できることに集中しなければいけません。私たちの準備、そして巨大なW杯という挑戦に向けてポジティブに取り組む姿勢が重要です。特に日本は、9年間、W杯に出場していません。

――日本にとって、次のW杯での目標は?
ブルーノ 私たちは主役になりたいと考えています。大会は、私たちの現在地を教えてくれるでしょう。しかし、最初の目標はグループステージを突破して、日本の歴史上最高の結果(ベスト8)を突破することになります。

――優勝候補は?

ブルーノ 決勝進出の有力候補があることは事実ですが、2016年の大会では大きなターニングポイントを迎えました。それまではスペインとブラジルだけが優勝をしていましたが、その時はアルゼンチンが勝利し、ロシアが第2位で、イランが第3位でした。フットサルは世界的なものとなり、これまで裏方に委託にもスクリーンに出てきたのです。ブラジルとスペインは、常に優勝候補です。しかし、それ以外の優勝候補が出てきたことは、フットサル界にとってポジティブなことだと思っています。なぜなら、それによって私たちのフットサルに対する視野が広がり、関心を集めることになるからです。

――スペインに戻ることも考えていますか?

ブルーノ 今年で私は監督となってから20年目を迎えます。そして10年前、私はスペインを離れる決断をしました。それはスポーツの側面と私が様々な経験を楽しみたかったからです。私と私の家族は海外で生活することに慣れていますし、すぐに帰国する必要性は感じていません。私はチャレンジや新しいプロジェクトに気持ちが高ぶっていますし、スペインの学校で一緒だった同僚の監督たちと同じです。私たちは世界中でフットサルを発展させたいと思っていますし、私たちの学校が今と同じように世界的に認知され続けるために取り組んでいます。

 

オリジナルの記事
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