フットサル日本代表は、6日に国内合宿を終えて、明日7日にスペイン・ポルトガル遠征に旅立つ。6日午前練習の後、3選手がオンライン取材に応じた。
フィジカルトレーニングも多く組まれた国内合宿では、コンディションが上がってきたものの、まだまだ国際試合を戦う試合勘に不安があると語るFP加藤未渚実は、「スペイン、ポルトガルでの試合に行けたら、そこでしっかり試合でのパフォーマンスを上げていけたらなと思います」と、選出が確実視されている欧州遠征に向けて語っている。
以下、オンライン取材でのFP加藤未渚実のコメント
SAL ここまでのトレーニングを終えての感想は?
加藤 コンディションは上がってきていると思いますが、まだ達しきれていないというか、求められているラインに達することができていないと思うので、それをスペイン、ポルトガルでの試合に行けたら、そこでしっかり試合でのパフォーマンスを上げていけたらなと思います。
SAL 強度の高い、より実戦に近いトレーニングや試合でパフォーマンスを上げたいタイプ?
加藤 そうですね。こういう合宿では、日本代表選手同士との紅白戦になります。海外の選手との部分で、あらためて試合勘というか、気づきの部分を、振り返りながらも感覚を取り戻していきたいなと思っています。
SAL このチームで軸としてやってきていますが、ブルーノ・ジャパンで貢献したいこと、W杯でアピールしたいことは?
加藤 求められている守備の強度であったり、戦術の決まり事であったりをこなしながらも、攻撃の面で、サイドでの1対1、自分のボールを持っているところから、ゴールにつながるプレーを試合では表現していきたいと思っています。
SAL 八木聖人選手とは地元が一緒で、仲が良いんですよね?
加藤 そうですね。もともと小学校の時のクラブチームが一緒で、2人とも瀬戸市出身で隣の小学校で、クラブチームが一緒でした。小学校2年生のくらいから聖人のことは知っていて一緒にプレーしていた仲ですね。聖人がどう思っているかは知りませんが、お互いに瀬戸市出身として一緒にW杯という舞台でピッチに立てたら、僕は嬉しいです。
SAL 2人で「W杯に行こうぜ」とか話していますか?
加藤 聖人とですか(笑)? そこまでハッキリとは、恥ずかしいのは、恥ずかしいので。でも、「出れたらいいよね」という話はしますね。
Fリーグ 同じ世界大会に、同じ市出身の同年代の選手が出場するのはすごいことだと思うのですが、地元に対する思いはありますか?
加藤 同じクラブチームで、同じ指導者に小学校の頃、女性のコーチだったのですが、そのコーチが小学校の頃に教えてくれたことが、間違っていなかったことを、W杯のピッチで表現できれば、そのコーチに恩返しにもなるかなと思います。そういうところは表現したいです。当時は、同じクラブチームでやっていて、中学校は別のクラブチームに進んだのですが、高校に入るとまた名古屋オーシャンズU-18で聖人と一緒にプレーできました。お互いにFリーグに進んでからは、また別のチームでプレーして、切磋琢磨することができて、また日本代表のエンブレムを付けて同じピッチに立てたら嬉しいです。
Fリーグ お二人の出身地域が、特別にサッカーやフットサルが盛んだったり力を入れていたりということは?
加藤 ないんじゃないかなと思います。でも、ゆかりのある人たちが応援してくれているのはあると思うので、頑張りたいと思います。