【日本代表】直近のFリーグ3試合欠場で代表合流のFP平田マサノリ「大分戦は普通にメンバー外」

【日本代表】直近のFリーグ3試合欠場で代表合流のFP平田マサノリ「大分戦は普通にメンバー外」

 あらためて、名古屋オーシャンズの強さを感じさせる一言だった。

 今回、フットサル日本代表の17名中8名は、名古屋に所属する選手たち。GK関口優志もいるため、しっかりと2セットというわけではないが、この選手たちだけでほぼ2つのセットが組める計算だ。

 日本代表に選ばれる選手であれば、所属クラブでは中心選手として不可欠になるのが通例だ。だが、名古屋は違う。前回の代表合宿中に負傷したFP平田ネト・アントニオ・マサノリは、その後、クラブに戻ってから出場がなかった。ケガが重いのではないかと思われていたが、直近に行われた昨季2位のバサジィ大分戦は、出場も可能な状況であり、「大分戦は普通にメンバー外」だったという。

 代表選手が復帰しても、即プレーできるわけではない選手層の厚さ。それでも勝ってしまう強さが、あらためて浮き彫りとなった。

 同時にこのコメントは、コンディションが不安視されていた平田が、回復に向かっていることを示す意味でも大きいものだ。

 負傷をしたことで、一度、自分や日本代表のチームメートを客観視することができたという平田は、自分の良さや強みを再認識し、他の選手たちからの刺激を受けている様子を語った。 

以下、オンライン取材での平田のコメント

SAL 負傷明けで今、代表に選ばれてトレーニングをしていますが、初日はアップこそ別メニューでしたが、ほかのメニューは参加していたので、コンディションが上がっているかなと思いますがいかがですか?
平田 (所属クラブの)名古屋でも試合に出ないで調整していました。(第7節の)大分戦は普通にメンバー外になってしまいましたが、徐々に上がってきていると思います。毎日、1つ、2つ、やれることが増えてきているので、だいぶ上がってきていると思います。

SAL 平田選手はいつも元気で、僕たちも楽しませてくれますが、平田選手もケガでテンションが下がったりすることもありますか?
平田 いや、あんまりないっすよ。あんまりないです。朝一くらいですね。朝には弱いので。でも、それ以外はなくて、基本はうるさいと思います(笑)。

SAL そうなんですね(笑)。ケガをしていても前向きに、上げていこうという感じですか?
平田 そうですね。下を向いている時間はないですし、クラブであっても代表であっても、そこも自分の良さだと思うので、いつも前を向いて元気を取り組むことは、自分がずっとやってきていることなので、そこは変えずに続けてやれています。

中日新聞 ほぼほぼW杯の最終メンバーに入っていますが、あらためて他のピヴォの選手と練習するなかで、出そうと思っている自分の良さは?
平田 自分の良さは、やっぱり「強い」というところが、一番の良さだと思います。キープであったり、攻撃の流れをつくったり、ピヴォとしてはアシストや得点、得点の起点になれることが強みだと思うので、そこをどんどん、調子を上げていきつつ、そこをアピールしないといけないと思います。そこを出しつつ、状態も上げつつという感じですね。

中日新聞 他のピヴォのメンバーと戦術面で共有したり、話し合ったりすることもありますか?
平田 そうですね。毎回、キャンプがあるごとに、ピヴォ同士で話しあったり、違うポジションの選手とも話したりしています。それは代表でずっとやっていることです。話し合いながら、ここは良くしたほうがいいとか、僕から言うこともありますし、聞くことも多くあります。そこは、代表でもだんだんコミュニケーションが取れていると思いますね。

中日新聞 誰かに言われたことでハッとしたことや気づいたことや外から見直して気づいたことはありますか?
平田 ピヴォはゴールの近くでプレーすることをチームとしても一番求められています。そこをピヴォ全員で、どう改善できるかをずっと考えながら取り組んでいます。僕もケガをしている期間は、そこを意識して見ていました。他の選手のプレーも見て、思いましたね。

中日新聞 ケガをしている期間は外から見ていて、自分がここにいたらどうすると想像しながら勉強になることも多かった?
平田 そうですね。試合に出ていないからといっても、完全に関係ないという話ではないと思っています。見ていて学ぶことはたくさんありますし、プレーしていても学ぶことはたくさんあります。見て学んで、実際にそれを実戦で使えるか使えないかを、この期間を使って、たくさん盗むじゃないですが、そういうことをたくさんしました。

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