【日本代表】経験豊富な西谷良介も初戦のアンゴラを警戒「想定外が起こる試合になる」

【日本代表】経験豊富な西谷良介も初戦のアンゴラを警戒「想定外が起こる試合になる」

 フットサル日本代表は22日から、高円宮記念JFA夢フィールドでトレーニングキャンプをスタートさせた。24日には、3人の選手がオンライン取材に応じて、キャンプの様子やW杯に向けた思いなどを語っている。

 2016年のFIFAフットサルワールドカップ出場を逃した日本では、W杯出場歴がある選手はFP星翔太とFP逸見勝利ラファエルの2人だけとなっている。代表チームで長く活動してきたFP西谷良介も、W杯を戦った経験はない。

 今回のW杯初戦ではアンゴラというアフリカ大陸の未知の相手と対戦することとなった。直近の親善試合で敗れたパラグアイや母国のスペインとも同じグループに入ったが、ブルーノ・ガルシア監督は「今はこの試合だけを見ている」と言い切るほど、重用している一戦だが、西谷も「想定外が起こる試合になる」と、警戒心を強めた。

 以下、オンライン取材での西谷良介のコメント

SAL Fリーグが中断期間に入り、W杯モードに入りました。トレーニングキャンプに雰囲気の違いはありますか?

西谷 大きく変わることはありませんが、最終フレーズに入ったという緊張感は少しずつ出てきているかなと感じています。

SAL 最終フェイズで取り組んでいる内容は?

西谷 いままで積み重ねてきたことをベースに、細かいディテールとか、この週はそれぞれのコンディションが違うので、最初の部分はコンディションを合わせいます。これから、もっともっと細かいセットプレーや戦術の確認が行われていくと思います。

SAL W杯前にスペイン、アルゼンチンなどと親善試合がありますが、そこに向けては?

西谷 W杯を戦ううえで、この相手に対して大会前に行えるのはポジティブなことですし、積み重ねて来たことを本番同様にぶつけていきたいと思います。

中日新聞 西谷選手は今シーズンも持ち味を出してプレーをしていると思いますし、西谷選手は誰に聞いても「フットサルIQが高い」「賢いプレーをする」「判断が早い」と誰もが言うが、自分ではどういうプレーができている時に調子が良く、自分の長所をどう捉えていますか?

西谷 僕自身、そんなに派手にプレーする方ではないですし、何かドリブルが器用にできるかと言われるとそうではないと思います。その分、判断の早さには重きを置いてやっていますし、ストロングポイントだと思って理解してやっています。自分がリズムが良い、相手の脅威になれているなと感じる時は、ワンタッチとかでボールをピヴォに刺したり、シンプルなプレーでゴールまでの道のりを描けています。そういう時は、自分の良さ、ストロングポイントがよく出る流れになっているなと感じています。

中日新聞 合宿も始まって、今はそういうことができている手ごたえはありますか?

西谷 名古屋の時と、そんなに役割は大きく変わりません。自分のリズムを大事にしながら、とはいえ全体的な戦術は違うので、代表チームに頭を切り替えて、自分のところでも脅威になれるようにというのは意識しています。そこの部分を出すことによって、攻撃の厚みや幅は広げられると思います。どんどん積極的にそういうシーン、場面を増やしていきたいと思います。

中日新聞 経験が豊富な西谷選手ですが、W杯は初めてです。ここまで間近に迫り、W杯に向けての心境はどうなっていますか?

西谷 僕は小さい時に、サッカーの日本代表になってW杯に行くという夢を持っていました。今はフットサル日本代表に入っていますし、フットサルを始めた時から、大きな目標としておいてやってきました。その目標が間近に近づいてきて、緊張感がないといえばうそになりますが、どんな大会になるかはやってみないとわかりません。しっかり準備できることを突き詰めて、準備して全力を尽くすだけです。頭をシンプルにして、自分の集大成にして、思い切りぶつけたい。その目標を達成できるように、ワクワクしています。

FutsalX 直前に本大会でもスペインと対戦することになるが、そのメリットとデメリットはどう感じていますか?

西谷 スペイン代表とは直近でも試合をしていますし、そこで大差で負けていることで、自分たちは自信を失いかけましたが、そこを基準に改善しながら、前に進めてきたことを証明したいです。それ(スペイン戦)をW杯本番前に経験できるのはポジティブなことだと思いますし、自分たちの立ち位置、自分たちのやり方の部分で、積極的に自分たちの良さをぶつけていきたいです。以前も戦ったことがあるので、しっかり相手の良さを消しながら、先ほども言いましたが、本番と同様に戦うことが、先につながってくると思うので、しっかりそこで『どんな感じかな』と探るのではなく、勝ちに行くことを意識して、W杯前の試合は全部戦いたいと思います。

FutsalX 本大会の登録メンバーが14名から16名に変更になりましたが、その枠の争いが少し緩くはなるかと思います。そのことに関してはどう感じていますか?

西谷 その枠を勝ち取るために、今まで競争してきました。この合宿からはそこの競争だけではなくて、相手に矢印を向けながらやっていっている段階なので、本当に誰が変わって入っても、日本代表として同じような戦い方ができるのではないかと思いますし、しっかりチーム一丸となることが大事だと思うので、フォーカスしないといけない部分を見失わずにやっていけたらなと思います。。

――初戦ではアンゴラと対戦します。あまりアフリカの相手と対戦した経験はないと思いますが、未知の相手と戦ううえで気を付けないといけないことはどんなことでしょうか?

西谷 多分、アフリカ勢と戦った経験は、自分の記憶をたどっても多くはないですし、ないのかなと思います。正直なところ、想定外が起こる試合になるのではないかと思っています。そこの想定外のことを準備することが、初戦の入りは大事だと思っています。ブルーノ監督もおっしゃっていますが、そこに全勢力をかけて、まずはアンゴラ代表戦に向けて、そこで勝ち点3を取ることが何より大事だと思うので、その想定外のことも準備して、備えたいと思います。

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