[7.27 F1第11節 立川・府中 1―6 名古屋 立川立飛]
Fリーグ・ディビジョン1は27日、第11節を各地で行い、アリーナ立川立飛では7位の立川・府中アスレティックFCと首位の名古屋オーシャンズが対戦した。試合は6―1で名古屋が勝利し、第1クールを首位で終えている。
2連敗中の立川・府中は、日本代表候補合宿にも選ばれたFP皆本晃とFP新井裕生が先発入り。一方の名古屋は、日本代表候補合宿を途中離脱したFP吉川智貴がベンチ入りしたものの、AFCフットサルクラブ選手権に登録されているFPペピータは登録外となった。
序盤から名古屋が押し込む展開になるが、立川・府中も決定機をつくらせない。4分には、自陣深くから皆本が斜めのロングパスを新井に通し、最後はFP完山徹一がフィニッシュを放ったが、シュートは枠を外れて得点することはできなかった。
名古屋も5分にFPヴァルチーニョがゴールを狙うが、シュートはGK田中俊則に阻まれた。その後も押し込む名古屋は7分に右サイドから西谷がゴールを狙うが、これもは枠を外れていった。
前半8分、試合を動かしたのは立川・府中だった。キックインをゴール前で受けた新井が冷静にゴールを決めて先制する。しかし、直後の9分には名古屋も日本代表FP星翔太のシュートにゴール前で反応したFPラファが合わせて1-1の同点に追いついた。
その後も名古屋は、ラファとポルトガルのクラブへの移籍が決まっているFP平田ネトアントニオマサノリのコンビで立川・府中のゴールに迫るなど、見せ場をつくるが逆転ゴールは決められない。
前半12分にもチャンスをつくる名古屋だが、GK田中の好守もあり得点を挙げることはできなかった。同16分にもヴァルチーニョがゴールを狙ったが、渡邉にブロックされる。
立川・府中もカウンターを仕掛けようと、名古屋の裏のスペースを狙おうとするが、GK篠田龍馬が素早い飛び出しでボールをクリアーし、好機をつくらせなかった。それでも19分には、新井が倒されてゴール前でセットプレーを獲得。このチャンスに渡邉がシュートを放ったが、吉川にブロックされて得点はできない。このまま前半は1-1で終了する。
後半の立ち上がり、立川・府中に圧力をかけていく名古屋はヴァルチーニョが左サイドから中に入れたボールを受けた西谷がゴールを決め、自身の通算300試合出場の節目の試合をゴールで祝い、逆転に成功した。
3分にも名古屋は、左サイドで平田がFP内田隼太をかわしてシュートを打つが、枠を捉えられない。4分には立川・府中がカウンターを仕掛け、FP上村充哉、ジョーとつないだボールを最後は渡邉がゴールを狙ったが、GK篠田に防がれる。
後半6分には名古屋も皆本からボールを奪い、チャンスをつくるがヴァルチーニョのボレーは枠を捉えられなかった。直後にはラファがシャベウで内田をかわしてシュートするが、クロスバーをかすめて外れていく。その後も立川・府中を押しこむ名古屋は、セットプレーからFP笠井大輝がゴールを決める。8分にもCKからFP星龍太が決めて、一気に4-1と立川・府中を突き放した。
後半9分には立川・府中も吉川のトラップミスで流れたボールがジョーにわたり、決定機が訪れるがシュートを決められなかった。12分には西谷がトラップで渡邉を外してシュートに持ち込むが、ゴール左に逸れていった。
その後も名古屋が立川・府中を圧倒。15分にヴァルチーニョがゴールを決めると、15分にも西谷のパスからラファがゴールを決め、6-1と勝利を決定的にした。
ラスト2分を切り、名古屋は星翔太、FP鬼塚翔慶、葛西、水谷と若手選手を起用。さらにラスト1分強では星翔太を平田に代えて下部組織出身者のセットにした。立川・府中も若手を多く起用し、パワープレーは仕掛けず。このまま試合は6-1で終了し、名古屋が勝ち点3をつかんでいる。