【日本代表】Fリーグ活性化のためにホームゲームに注力するFP皆本晃「自分たちにできることをしっかりやりたい」

【日本代表】Fリーグ活性化のためにホームゲームに注力するFP皆本晃「自分たちにできることをしっかりやりたい」

 今シーズンのFリーグも、早くも第1クールが終わろうとしている。平日のセントラル開催の試合では、166名しか集められないなど、興行としてはかなり厳しい現状にある。

 

 その要因を招いた一因に、フットサル日本代表が2016年にW杯出場を逃したことがあげられるだろう。当時、ミゲル・ロドリゴ監督の率いていた日本代表の中心選手だったFP皆本晃だが、3年前のAFCフットサル選手権ウズベキスタン2016は負傷のため、メンバーに選ばれることもできなかった。

 

 W杯イヤーになると、負傷するというサイクルなのか。今季も皆本は、第1クールの数試合を負傷により欠場した。そして、まだパフォーマンスはベストからは遠い状況にある。

 

 立川・府中で長らくキャプテンを務めていたが、今季からはその座を降り、より自身のプレーに集中できる状況を得た皆本に、日本代表の課題である決定力、Fリーグを盛り上げるためには何が必要だと感じているかなどを聞いた。

以下、アリーナ立川立飛でのキャンプ後のFP皆本晃のコメント

――守備が良かった半面、得点が取れていません。その点はどうとらえていますか?

皆本 それはずっとある課題なので、今日起きたわけではありません。もしかしたらそれは10年以上の課題だと思うので、1日で解決するところではないと思います。それでも僕らのチーム(常連組)に関しては、チャンスは多くつくれていますし、アプローチとしては、僕のなかでは、そのチャンスをもっともっとたくさんつくっていく以外、方法はないと思います。もちろん、個人個人、チャンスを決めきるという課題はあります。そこはチームというより、個人の問題だと思うので、そういう決めきる力が増えてくることが大事だと思います。それはリーグのなかでもそうですし。普段の取り組みから、あげていくしかありません。チームとして取り組めるのは、もっともっとチャンスを増やすこと以外にないと思っているので、そこに関してはネガティブな感覚はありません。むしろ、「それぞれやれよ!」というしかないので。それは自分自身にも当てはまりますが、点を取れる力のある選手は限られています。そういう選手が増えてくる以外にはないと思うので、そういうふうに取り組みたいと思います。

 

――ホームアリーナでたくさんの人に見てもらえました。多くの人に見られるという合宿は、違うものがありましたか?

皆本 そうですね。なかなか合宿を見てもらえる機会がないなかで、子供たちや大人にも参考になってくれればいいですね。そこまで意識して「参考になるプレーをしよう」と思っていたわけではありませんが、自然と持っているものが参考になることはあったと思うので、それを見せられるのは、東京開催ならではの良い部分だと思います。やっぱり日本人は代表チームが好きなので、「代表」というだけで「面白そうだな」と思ってきてくれる部分があると思います。そこで自分たちが何を見せられるかは大事なので、良かったと思います。

 

――ここからFリーグに戻り、個人としてのアピールも続くと思いますが?

皆本 Fリーグに関しては、引き続きやっていくしかありません。ネガティブに捉えられることも多いかもしれませんが、僕自身はホームゲームに人が増えているということについて、ポジティブに感じています。むしろ選手、クラブでできることは、そこしかありません。そのホームゲームを盛り上げて、どんどん広げていき、満員になってくれば、他会場にも波及するでしょう。とにかく自分たちにできることは、ホームゲームを盛り上げること。それを各チーム、みんなが意識して活動すれば、それが良い方向につながると思います。とにかくホームゲームだけは、死んでも人を増やしていく。それが共通の目標だと思いますし、リーグがどうとか、その他は僕らが触れるところではありません。それはあまり考えすぎず、自分たちにできることをしっかりやりたいと思います。それだけで、フットサルはすごく変わっていくと思っているので、そのアプローチの最初が(マスコットの)アスレくんだったりします。他チームも、いろいろなことをやっていて、ホームゲームの集客が伸びているクラブは増えていると思います。そこはポジティブですし、逆にそこしかできることはないので、引き続きやりたいと思います。

 

――立川・府中で戦うなかでも、日本代表の誇りというか、日本代表のプレーを見てほしいというプライドはありますか?

皆本 初めて来た人が「誰を見てみようか?」と思った時、プロフィールを見た時に「日本代表」とあれば、「この選手は日本代表なんだ」と、自然と見てもらえるフックになっていると思います。逆に言えば、その選手を最初に見ると思います。その選手がヘボければ、もう一度こようとは思わないでしょうし、面白くなかったと思われるきっかけにもなると思います。そういう意味では常に意識しているというか、責任感は持ってプレーしています。

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