【U18選手権】いよいよ関東3枠が本日決定! F下部組織を抑え優勝の筆頭候補になったのは!?

【U18選手権】いよいよ関東3枠が本日決定! F下部組織を抑え優勝の筆頭候補になったのは!?

 第8回JFA全日本U-18フットサル選手権の関東大会の決勝ラウンドが10日に行われる。コロナ禍ということで、残念ながら一般非公開となるが、勝てば全国大会出場が決まる準決勝の2試合、関東最強を賭けた決勝、そして最後の全国への切符を賭けた3位決定戦と、すべての試合が激戦必至だ。

 ベスト4に勝ち残っているのは、Fリーグクラブの下部組織のフウガドールすみだファルコンズ、バルドラール浦安テルセーロ、関東1部リーグクラブの下部組織のゾット早稲田ジュベニール、そしてサッカーの強豪校である矢板中央高の4チームだ。

 過去の実績でいえば、第4回大会で全国制覇を成し遂げている矢板中央高、翌年の第5回大会で準優勝のフウガドールすみだファルコンズが、全国大会出場歴がある。一方、バルドラール浦安テルセーロとゾット早稲田ジュベニールは、初の全国大会出場を目指すことになる。

 興味深いのは、準決勝の対戦カードだ。第1試合は全国出場歴のある矢板中央高とすみだファルコンズの激突となる。両チームは第4回大会の全国大会準決勝でも対戦しており、この時は矢板中央が7-3ですみだファルコンズを破った。この時のすみだファルコンズには、現在すみだのトップチームに所属するFP畠山勇気、FP鈴木翔太、現在は立川・府中アスレティックFCへ移籍したGK茂呂翔也といった選手たちがいた。矢板中央には、現在も法政大サッカー部で活躍するFW大塚尋斗、明大に進学し、J2の東京V入りが決まったMF稲見哲行といった選手たちがいた。

サッカーとフットサルのトップで活躍する選手を輩出したフウガドールすみだファルコンズvs矢板中央高校

 今回の矢板中央はサッカー部のBチームということだが、フットサルをプレーすることでサッカーにも好影響が出てくる選手がいる可能性はある。これまでと違い、3セットで戦えるのも今年の矢板中央の強みになっており、20分のプレーイングハーフでは、選手層の厚さも問われることになるだろう。

 もう一つの準決勝は、初の全国大会出場をかけたゾット早稲田ジュベニールと浦安テルセーロの試合となる。この試合は、なんといっても両チームのエース対決が注目だ。ゾット早稲田ジュベニールのFP大澤寛治は、AFC U-20フットサル選手権イラン2019のMVPに輝いた現エルポソB(スペイン2部)FP大澤雅士の実弟だ。圧倒的なフィジカルが売りで、相手に当たられてもものともせずにシュートまで持ち込む。そして、そのシュートがまた強烈かつゴールの隅を捉えるから、対戦相手にとっては悪夢のような存在だ。

「対戦相手の悪夢」ゾットFP大澤寛治の予選でのゴール集

  対する浦安テルセーロには、Fリーグ最年少出場記録を持つFP柴山圭吾がいる。木暮賢一郎監督率いるU-20フットサル日本代表候補にも飛び級で選出されており、練習試合とはいえ、日の丸を背負った経験のある選手だ。まだFリーグでは得点こそないものの、大人を相手にしっかりとボールをキープできている。高校年代では余裕でフィニッシュまで持ち込むこともできるため、どれだけ爆発するかは非常に楽しみだ。

Fリーグ最年少出場記録を保持するU-20日本代表候補FP柴山圭吾

 恐ろしいのは、この2人がともに高校2年生という点だ。2人とも、すでにフットサルに専念しているため、トップチームでの活動などを優先しない限りは、来年もこの大会に出場できる。今後、2人がフットサルを続ける限りは、間違いなく対比されていくことになるだろう。両者のうち、どちらが先に自分の育ててもらったチームを全国大会出場に導けるか。同学年のライバル対決のスタートにふさわしい戦いといえる。

 その後の決勝、3位決定戦は、どんな戦いになったとしても盛り上がることは必至。なお、この試合のフルマッチは、後日、FootballZONEのYouTubeチャンネルで独占配信されるため、ぜひ、チェックしてほしい。

【全試合追加予定】全日本U-18フットサル選手権大会関東大会

 なお、大会の事前アンケートでは、Fリーグの下部組織勢、過去の優勝経験のある矢板中央を抑え、初の関東大会出場を果たしているゾット早稲田ジュベニールが最も多くの票を集めた。はたして、実際にはどうなるのか。明日の4試合に注目だ。

 

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