【インタビュー】F選抜FPロベルト・カルロス「大丈夫、Fリーグはもっと大きくなりますよ」

元サッカーブラジル代表DFのロベルト・カルロスは9日、Fリーグ選抜の一員となり、ヴォスクオーレ仙台との公式戦に出場した。その試合では、F選抜の全2ゴールを挙げて勝利を演出。会場の丸善インテックアリーナを大いに沸かせた。

その試合の前日、ロベルト・カルロスはインタビューに応じ、日本の印象や自身のフットサルキャリアや日本フットサルの印象について語ってくれた。
以下、Fリーグ選抜 ロベルト・カルロス選手のインタビュー
――ようこそ日本へ。まだ来日したばかりですが、日本にはどのような印象をお持ちですか?
ロベカル 日本には、ほとんど毎年のように来ています。日本は非常に良い国ですね。食べ物も、何でも大好きです。

――2002年には日韓W杯を制し、世界一にもなりました。あの大会はどんな思い出として残っていますか?
ロベカル 非常に組織的で、素晴らしかったW杯だという思い出があります。また、日本代表に対する日本国民の皆さんの愛情と笑顔が忘れられません。そうしたことは自分たちが勝つのにすごく大事なことだと思います。

――現役を引退された今は、何をされているのですか?
ロベカル レアル・マドリーのジュニアユースAチームの監督をしています。ほかにもトップチームのスカウト、世界的なアンバサダー、レアルマドリードテレビのコメンテーターなど。すべてを少しずつやっています。

――サッカー選手としてロベルト・カルロス選手は有名です。しかし、フットサル選手としてはあまり印象がありません。いつ頃、どんなポジションで、どんなプレーをしていたのですか?
ロベカル 私は10歳のときにフットサルを始めて、自分のポジションはリベロ(フィクソ)でした。フィールドサッカーとフットサルは練習が似ていて、フィールドサッカーもスモールコートでやることがあって、そういう時は早くパスをつないでいかないといけないので似ていると思います。

――フットサルというのは、サッカー選手になるうえで必要な技術を磨くものでしたか?
ロベカル まさしくその通りで、現在でもヨーロッパでは多くのサッカーの監督がフットサルの技術をサッカーに転化して使っています。レアル・マドリーもスモールコートでしか練習をしません。そこでも技術が生かされ、磨かれます。

――スペインは、サッカーはもちろんフットサルも盛んです。実際に見に行ったり、フットサル選手との交流などはあるのでしょうか?
ロベカル インテルにリカルジーニョという選手がいますが、リカルジーニョとファルカンが友達なので、彼らの試合は見に行きます。一緒に練習などをしたことはありません。スタンドから試合を見ているだけですね。偉大なファルカンは、今季限りで引退することになるようです。残念ですが、選手はいつか引退しないといけません。私もそうでした。

――リカルジーニョは日本でもプレーしましたが、日本のフットサルについて話したことは?
ロベカル いつも話しています。彼は非常に日本のことが大好きみたいです。

――日本のフットサルの印象は?
ロベカル まだうぶというか、遠慮しているところがあるように感じます。それでも、年を追うごとにどんどん良くなっていっています。

――明日、一緒にプレーするFリーグ選抜は平均年齢が20歳くらいの若いチームです。彼らとプレーすることで、どんなことを期待していますか?
ロベカル 彼らの試合映像などは見ていなくて、さっきお会いしたばかりです。期待していることは、どんな戦いをしているかを早く自分に教えてもらって、自分はそれに添って、自分の経験でどんな動きをしたらよいのかを伝えていきたいと思っています。私も彼らと同じ年代の頃がありました。そのときはやはり『ビッグな選手になりたい』という気持ちを持っていました。そうした野心、そして勝つために何が必要なのかという勝者のメンタリティも伝えていきたいです。

 

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