【F2】今季初黒星の神戸 鈴村拓也監督が感じたしながわの強さ「フィジカルとシステムが融合」

【F2】今季初黒星の神戸 鈴村拓也監督が感じたしながわの強さ「フィジカルとシステムが融合」

[2021.7.3 F2第5節 しながわ 8-0 神戸 横浜武道館]

 Fリーグ・ディビジョン2は3日に第5節の1試合を横浜武道館で行い、2位のしながわシティと首位のデウソン神戸が対戦した。前半1分にキャプテンのFP白方秀和のシュートで先制したしながわは、その後も神戸を圧倒。終わってみれば8-0という大差をつけて、神戸を破り、今シーズン初めて首位に立った。

 ここまで無敗で首位に立っていた神戸だが、初黒星を喫して暫定2位に転落。明日の試合でアグレミーナ浜松が勝利すれば、3位まで順位を落とすこととなった。現役時代にスペインでプロとして活躍し、日本代表としても長年、戦っていた鈴村拓也監督はしながわとの試合を2試合残しているものの「そこの差は大きい」と、両チーム間にある実力差を痛感させられていた。

以下、試合後の鈴村拓也監督のコメント

――今日の試合を振り返って?
鈴村 結果として差を広げられたことは、相手との差があったことはもちろん事実です。そのなかでパワープレーを開始するまでに0-4と差を付けられましたが、その後もパワープレーを続けたのは、自分たちにとって、やり続けることによって今後につながることがありましたし、得点を狙いに行こうというのもありました。パワープレーまでのところで、セットプレーとカウンター、フットサルの一番ゴールが生まれるところで相手に点を取られたので、そこの差は間違いなくあったと思います。

――しながわの強さは、どこに感じましたか?
鈴村 手堅かったですよね。ディフェンスのところもそうですし。去年もそうでしたけど。あとはセットプレーがF2のレベルのなかでは、一番抜けている部分もあります。そこはもちろん攻撃もですが、印象的なのはそこですし、どんな試合もリズムをとって勝っていきますし、自分たちのプレーをすることは、非常にレベルが高いところ、ディフェンスの強度、やり方、セットプレーの攻撃のところもそうですね。

――守備的に入る選択肢もあったなかで、前半からアグレッシブだった理由は?
鈴村 そういう意図もありましたし、自分たちのそこでいくつかの流れ、チャンスもありましたが、そこをそがれたのはセットプレー。警戒をしてもやられる。そこの差ですよね。それと2点目のところ。良いリズムになったところで、カウンターで仕留められる。定位置攻撃のディフェンスでは、いくつかピンチもありましたし、ボール保持もされましたが、そこまで失点するという感じでもありませんでした。うーん……、そういう試合を決めるところが本当に上手だなと思いました。

――セットプレーが神戸は良かった印象ですが、今日決められなかった要因は?
鈴村 自分たちのこともありますが、攻撃もセットプレーの立ち位置。守備の配置。そこは相手とレベルが全然違いますよね。相手のほうが上です。攻守で。セットプレー、それにカウンターの時もそうです。カウンターとなった時の戻りは早いですし、体を入れるところ、1対1も全然いけなかったので、後半はもっといけよという話をしました。それでも、相手に体をグッと入れられたりして、フィジカルとシステムが融合している強さがあった、カウンターは凌がれて、逆にカウンターから決められる。そういうことは感じました。

――残り2回対戦がありますが、勝つために取り組むべきことは?
鈴村 一個、二個じゃないですよね。そこの差は大きいと思いますし、そこを出し切れるように、もっと強化しないといけないところは、多々あります。

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