【日本代表】初のW杯出場を見据えるFP内田隼太「ここから14名に入るのが最大のミッション」

【日本代表】初のW杯出場を見据えるFP内田隼太「ここから14名に入るのが最大のミッション」

 2018-19シーズンにFリーグの新人王に輝いたFP内田隼太は、現在の立川・府中アスレティックFCにおける大黒柱だ。最後尾からボールを持ち運ぶだけでなく、自らシュートを決める様子は、チームメートのFP皆本晃が2016年に負傷をするまで見せていたプレーに近い。

 そんな内田と皆本のもう一つの共通点が、ビッグマウスだ。「ビッグマウス」と言うと、大口を叩くだけで、実力が伴わないイメージを持ちかねないが、内田の場合は行動が伴ってくる。

 例えば、今回の合宿招集についても、内田は「この合宿(メンバー)には入ると思っていた」と言い切る。これまでの代表での実績、そして所属する立川・府中の順位を考えると、呼ばれたことに安堵感を抱いているかと思っていたのだが、この思い切りの良さだ。そして、「ここから14名に入るのが最大のミッション」と、言い切る。W杯出場という目標を見据えているため、その過程で喜ぶことに意味がないということだろう。

 立川・府中でフィクソとしてプレーすることで身に着けた守備力を持ち、代表で求められるアラでプレーし、一定の守備力を持ち合わせながらも決定的な力を発揮できるようになれば、W杯出場の14名入りも見えてくる。

 オンライン取材に応じた内田が、W杯に向けた思いなどを語った。

以下、オンライン取材

FutsalX 今季ここまでチームはジェットコースターのようなシーズンになっていますが、内田選手は安定していると思います。ご自身ではどのような手ごたえを感じていますか?

内田 チームとしては、監督が代わりましたり、選手が入れ替わったり、変化の多いシーズンだと思いますが、個人として言えば、この前半戦の7試合がW杯に直結してくる大事なリーグでもあるので、もちろんチームのこともありますが、個人のパフォーマンスのところで、自分の役割、やるべきことは変えないというマインドでシーズンに臨んでいます。

FutsalX 先日の試合では決勝点も決めたりと活躍しています。それもあって、ここに選ばれているのかと思いますが、ブルーノ監督も昨日の取材で、今回のメンバーからW杯メンバーの多くが出ることを明言しています。W杯が近づくなか今回の招集メンバーに選ばれたのは大きな意味がありますが、そこには入れたことに関してはどうですか?

内田 この合宿(メンバー)には入ると思っていたので、入るのはもちろん、ただ、ここから14名に入るのが最大のミッションになると思うので。だから、その14名には入れるように頑張っているところです。

FutsalX 一番後ろとアラでもプレーできる選手だと思いますが、どちらに手応えを感じていますか?

内田 代表では、仕掛けるアラとして、攻撃のところで違いを出すことを監督に求められているので、そこを出せればなと思っています。

FutsalX 今回久しぶりに清水和也選手ともプレーする機会があると思いますが、この2回のトレーニングで「ここが変わったな」「やりやすいな」など、思うことはありましたでしょうか。

内田 まだ同じセットでやっていないのですが…。まだあまり関わっていないのが、正直なところです(笑)。でも、やっぱりしっかりした体で、シュートも強いですし、脅威性があるなと思っています。

FutsalX 割とセットを固定して練習しているんですね。

内田 そうですね。割と固定してやっているかなと思います。

FutsalX 残りの2回のトレーニングで、アピールしたいところ、代表内で地位を確立するためにやっていきたいことを教えてください。

内田 そんなに、ここまでくると、これがやりたいとか、これを出したいとかいろいろありますけど、これまで自分がやってきたことが勝手に出ると思っているので、あんまり考えすぎずに、自分のプレーをそのままぶつけられたらなと思います。

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SAL チームでのことを伺いたいのですが、ベテラン選手が昨季限りで引退して、内田選手は今後、チームを引っ張っていこうというマインドはありますか?

内田 去年からすでに引っ張って行っている状態なんですけど……さらに、若返りをはかったということで、声掛けであったり、プレーは自分はそんなに変えるつもりはないので、若手への声掛け、失点した後の振る舞いだとか、そういったところで自分の経験を少しずつでいいので伝えていけたらなと思っています。

SAL W杯に行くために、自分を出していきたいというのと両立するのは難しい作業かと思いますが、どう考えてやっていますか?

内田 そうですね。難しいですけど……アスレは、これも何回も言っているのですが、僕だったり、皆本だったりが何かをやらないと勝てないんですよ。はい。勝てないんです。もちろん、若手への配慮だったり、引き上げていく部分ももちろんありますが、最後の仕事をしないといけないところは変わらないので。だから、そこまで難しくもないですかね。

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