【F1】すみだが鬼塚祥慶のハットトリックなどで、北九州に4点差を付けて荻窪体制ホーム初勝利!

【F1】すみだが鬼塚祥慶のハットトリックなどで、北九州に4点差を付けて荻窪体制ホーム初勝利!

[2021.6.19 F1第3節 すみだ 5-1 北九州 墨田区総合体育館]

 Fリーグ・ディビジョン1は19日に第3節を行い、墨田区総合体育館ではフウガドールすみだとボルクバレット北九州が対戦した。ツイッターで行ったこの試合の勝敗予想ではすみだ39.5%、北九州が57.3%、引き分けが3.1%という結果になっている。

 ホームのすみだのスターティングファイブは、GK石黒紘久、FP諸江剣語、FP岡村康平、FP田口元気、FP北村弘樹となっている。対する北九州の先発はGK小島義瑛、FP前鈍内マティアス・エルナン、FP安嶋健至、FPチャオ・クリスチャン、FP樋口岳志となっている。

 試合は早々に動く。開始36秒、すみだはエリア内で田口がファウルを受けたとして、PKを獲得する。これをFP鬼塚祥慶がゴールに決めてすみだが先制した。その後も攻勢のすみだは、FP中田秀人がGKと1対1のチャンスを迎えたが、GK小島には止められた。

 北九州は約1分半で選手を代えながら最前線からプレスをかけていき、少しずつ試合の流れをつかんでいく。前半5分には高い位置でボールを奪い、前鈍内が左足でシュートを放とうとしたが、ミートできなかった。さらに北九州は、キックインを受けたチャオのパスを受けた樋口がループシュートでゴールを狙う。ボールは枠に飛んで行ったが、詰めようとしたチャオに当たってゴールを外れていった。同7分にも北九州は、自陣からチャオがピヴォの樋口にボールを入れると、樋口がワンタッチでゴールを狙ったが、シュートをミートしきれなかった。さらに8分にも北九州はCKからFP清水誠也がヘディングでゴールを狙ったが、ボールはクロスバーに嫌われた。

 先制後、北九州に押し込まれていたすみだだが、再びワンチャンスをものにする。CKを受けたFP畠山勇気が相手に倒されながらヒールでボールを落とすと、鬼塚がボールをさらって左足でシュート。これがゴールに決まり、すみだが2点をリードした。2点を取った鬼塚は、その直後にも左サイドからシュートを放ち、北九州ゴールを脅かした。

 北九州に押し込まれる時間帯の続いていたすみだだが、得点を取ることで流れがよくなっていった。前半12分には清水が右サイドの高い位置でボールを持ち、中に折り返す。そこにFP田村龍太郎が走りこんだが、ボールに合わせることはできなかった。この直後にはすみだのFP村上拓也が相手のこぼれ球を拾ってシュートしたが、GK小嶋に防がれた。

 互いにチャンスを作りあうなか、前半12分には自陣から中田がロングパスを送ると、これを受けた鬼塚がGKの出鼻をくじくループシュートを決めてハットトリックを達成した。

 セットプレー時の守備以外、悪くない戦いをしながら点差を広げられた北九州は、前半16分に左サイドの高い位置までFP高橋健がボールを運ぶ。ここから折り返したボールをすみだの岡村がクリアーミス。これをFP田村研人が逃さずに右足のトゥーキックでゴール左上にシュートを突き刺し、1点を返した。このまま前半は、すみだが3-1とリードして終了した。

 後半も両チームは一進一退の攻防を見せるが、徐々に北九州のピヴォ当てを遮断し始めたすみだが、良いリズムに乗っていった。後半4分には右サイドの中田が絶妙なパスを左サイドの鬼塚に通したが、鬼塚のシュートは右に外れていった。さらに同5分には、畠山のパスを受けた中田がシュートを放つが、GK小島がコースを消してブロックした。

 再び3点差とされた北九州も、CKから田村がボレーを放ったが、ポストに当たってしまう。その後は両チームともにプレスがかかり、ボールを失った後の切り替えも早いため、シュートを打ちにいくのに苦労をする。

 北九州はGKを鈴木陽太に変更し、状況に応じてGKも含めた攻撃を仕掛け始める。また、少しずつ左サイドにボールを集め、速いボールをゴール前に入れていくなど、攻撃に変化をつけていった。しかし、すみだの守備が堅く、北九州の選手たちが次第にいらだちを募らせていった。

 後半16分にはエリア内にドリブルを仕掛けた田口が清水に背後から引っ張られたが、審判の見逃しがあり、北九州は助かった。後半残り3分強になると、北九種は樋口をフライングGKにしてパワープレーを開始。しかし、逆にすみだはGK石黒紘久がパワープレー返しを決めてリードを3点に広げた。さらに中田も利き足ではない右足でパワープレー返しを決めて、5-1として試合を締めくくった。

FutsalX選定Man Of the Match
FP鬼塚祥慶(フウガドールすみだ)
 田口元気が獲得したPKをしっかり決めたのを皮切りに、CKから2点目、自陣でのキックインから3点目を記録し、前半12分で早くもハットトリックを達成。ゴール以外の場面でも高い推進力を見せて再三にわたってボールを前進させ、高い貢献度を見せた。長短のパスで攻撃を組み立て、右足でダメ押しゴールを決めた中田秀人の活躍も際立っていた。 

 

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