【F1】大分が逆転で今季初勝利を挙げる！　大阪は好調の加藤翼が開幕3連発も空砲に

［2021.6.19 F1第3節 大阪 1-2 大分 丸善インテックアリーナ大阪］

　Fリーグ・ディビジョン1は19日、第3節の3試合を行った。丸善インテックアリーナ大阪では、2連勝で首位に立つシュライカー大阪と勝ち星のないバサジィ大分が対戦した。Twitterで行った試合前の勝敗予想は311票を集め、69.5%が大阪の勝利を予想。26%が大分の勝利を予想。そして4.5%が引き分けを予想した。

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勝敗予想❗
F１第３節
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📆 6月19日(土)
👟⚽️13:00
🆚 #シュライカー大阪 vs #バサジィ大分
🏟 #丸善インテックアリーナ大阪

開幕２連勝と好スタートを切った大阪と２節で九州ダービー初黒星を喫した大分。昨季の対戦成績は１勝１敗。オレンジダービーを制すのはどっち？

投票は18日12時まで‼

— FutsalX (@futsalx) June 15, 2021

　大阪の先発はGK檜山昇吾、FP齋藤日向、FP加藤未渚実、FP清水寛治、FP計盛良太の5人。一方の大分はGK矢澤大夢、FP野口茅斗、吉田圭吾、FPパカット、FP芝野創太の5選手となっている。

　未勝利の大分が序盤から積極的にシュートを打ちにいく。大阪は約1分半でセットを交代。前半2分、大分は左サイドで吉田が磯村を抜き去り、ファーポスト前に速いボールを入れるが芝野は合わせきれない。同4分には、磯村が反撃に転じ、ルーレットからシュートを放ったが、ボールは右に外れていった。

　前半5分に大分は最終ラインでミスが起き、計盛に横パスをカットされる。FP仁部屋和弘に引っ張られながらも計盛はシュートに持ち込むが、GK矢澤がストップした。同8分にも芝野が低い位置からパスを入れ、野口が合わせに行ったが、GK檜山がブロックする。大阪もすぐに反撃を見せて、FP相井忍のポストプレーから加藤未がゴールを狙ったが、GK矢澤に止められている。

　大分は前半12分にも、仁部屋のパスを受けた山田がゴールを狙ったが、GK檜山に防がれる。同12分には、パカットがCKから強烈なシュートを放ったが、GK檜山が止めている。

　やや大分に押し込まれている大阪は、前半15分に自陣の深い位置から計盛がGK矢澤が前に出ているのを見てロングシュートを放ったが、枠を外れていった。同16分には、仁部屋がミドルシュートを放ったが、清水が胸でブロックした。

　大阪は前半18分、右サイドから加藤未が仕掛けてシュートに持ち込んだが、GK矢澤に阻まれた。同19分には齋藤と加藤未がパラレラでチャンスを作り、齋藤が切り返してカットインしてシュートしたが、GK矢澤の正面を突いた。大阪は前半残り45秒で敵陣でFKを得ると、永井義文監督がタイムアウトを取る。再開後、相井が直接ゴールを狙ったが、シュートは大きく枠を外れた。大分も直後に右サイドで山田がチャンスを作り、芝野にパスを送ったが、芝野のシュートはブロックされて得点できない。結局、前半はスコアレスで終了した。

　後半の立ち上がり、大阪がチャンスを作る。齋藤が放ったシュートがDFに当たってコースが変わるが、GK矢澤が反応したボールは左ポストを叩く。その後も、CKから加藤未がフリーになってゴールを狙ったが、決定機を生かせなかった。さらに同3分にも、大阪はパスワークから最後は清水がゴールを狙ったが、このチャンスも生かしきれない。

　後半4分には大分も反撃を見せ、山田のパスから小門がゴールを狙うも、GK檜山がストップ。その直後には仁部屋がドリブルを仕掛けたが、これも対応されてチャンスを作り切れない。同7分には右サイドを抜け出しそうになった芝野を齋藤が引っ張り、警告を受ける。FKを得た大分は小門が強烈なシュートでゴールを狙ったが、GK檜山に防がれた。

　ようやく均衡が崩れたのは、後半11分だった。カウンターでCKを得た大阪は、加藤翼のボレーがクロスバーに嫌われる。こぼれ球を大分GK矢澤がつなぎ、カウンターを仕掛けようとしたが、これを読んでいた計盛がカット。そこから加藤翼にボールを預けると、マークしていた山田にキックフェイントをかける。山田を対応しようとしたが、ボールを動かした加藤翼がシュートを放つと、これがゴールに決まり、大阪が先制した。

　1点を追う大分は、後半12分に左サイドで得たキックインから、FP森村孝志が強烈なシュートを放つ。GK檜山が止めきれず、大分が1-1に追いついた。

　追いついて勢いに乗る大分は、山田、吉田が積極的にシュートを打つが、GK檜山の守るゴールを割れない。大阪は後半15分に、負傷で開幕戦から欠場が続いていたFP田村友貴がピッチに入り、低い位置でのプレーが続いていた相井がピヴォに入る。しかし、同16分、大分はプレッシングで大阪のパス回しを封じると、左サイドで吉田が磯村からボールを奪う。そのままショートカウンターでゴールを決め、逆転に成功した。

　大阪は後半残り4分から、GKを檜山からGK高見政顕に代え、ボール扱いの得意な高見を交えてパワープレーを仕掛ける。同18分には加藤翼から清水に速いボールが出たが、清水は反応しきれなかった。残り時間2分13秒で、大阪は磯村をフライングGKにしてパワープレーを開始。前半残り30秒を切って、大阪は齋藤が強烈なシュートを放ったが、吉田がブロックする。大阪はなんとか同点を目指したが、このまま試合は終了し、大分が今季初勝利を挙げた。

　勝利した大分は次節ホームでペスカドーラ町田と対戦。敗れた大阪は、ホームでボルクバレット北九州と対戦する。 

FutsalX選定 Man Of the Match
FP吉田圭吾（バサジィ大分）
　今シーズンからキャプテンに就任したドリブラーは、積極的に仕掛けて攻撃のリズムを作る。この試合では何より、高い位置でボールを奪いきって決勝ゴールを決め切った。試合終盤もアジリティを生かして、大阪のパワープレーに対抗し、しっかりとシュートコースに体を入れてゴールを守った。