【F1】横浜に苦しみながらも逆転勝利の大阪、2連勝で首位キープ!!

【F1】横浜に苦しみながらも逆転勝利の大阪、2連勝で首位キープ!!

[2021.6.13 F1第2節 横浜 1-3 大阪 町田市立総合体育館]

 Fリーグ・ディビジョン1は13日、2021-22シーズンの第2節の3試合を行い、町田市立総合体育館では、Y.S.C.C.横浜とシュライカー大阪が対戦した。試合前にFutsalXがツイッターで行った勝敗予想では、横浜の勝利が20.4%、大阪の勝利が77.1%、そして引き分けが2.5%となっていた。

 開幕節でバサジィ大分と引き分けた横浜は、GK田淵広史、FP高橋響、FP宿本諒太、FP荒川勇気、FP小林拓夢の5人で試合をスタートさせた。一方の大阪は、GK檜山昇吾、FP齋藤日向、FP加藤未渚実、FP計盛良太、FP加藤翼がスターティングファイブに入っている。

 ピヴォに好選手がいる両チーム。まずゴールを狙ったのは、横浜だった。小林がカットインから加藤未をかわしてシュートを放ったが、GK檜山に防がれた。同2分にも小林は左サイドから左足でゴールを狙ったが、これも檜山がストップした。

 互いに主導権を握ろうとするなか、前半8分には大阪の攻撃をゴール前で食い止めた横浜が、ロングカウンターを仕掛ける。FP堤優太がボールを運び、左サイドのFP安井嶺芽にパス。安井は切り返しでDFをかわしてシュートを放ったが、ゴール前に戻ったFP永島天太が止めた。

 前半9分にも横浜は、自陣から攻撃を仕掛け、左サイドから安井が対角にボールを入れてFP菅原健太にボールを入れる。菅原が反転して放ったシュートが決まり、横浜が先制点を挙げた。

 大阪は横浜の守備に苦しみ、なかなかピヴォにボールが収まらず、リズムを作れない。前半12分には左サイドで安井がチャンスメーク。中央に入れたボールを菅原がシュートしたが、クロスバーを大きく超えた。同13分にもパス回しでチャンスを作り、FP小野寺那央がシュートを放ったが、GKに止められた。

 流れをつかみきれていない大阪だったが、前半14分に右サイドで加藤未が仕掛け、FP川崎柊音を置き去りにする。GK田淵を引き付けて、中央のFP伊藤玄が届かない位置にパス。これを受けた加藤翼が2試合連続となるゴールを決めて、大阪が同点に追いついた。

 追いつかれた横浜は、タイムアウトを取る。しかし、大阪が徐々に主導権を握り始め、前半16分にも距離のある位置から加藤未がシュート。詰めようとした計盛が倒されて、ゴール前でFKを獲得した。サインプレーを見せた大阪だが、横浜も対応して小林がボールをクリアーする。

 前半18分に大阪はFP磯村直樹、FP相井忍、FP清水寛治、FP松川網汰という攻撃的なセットを入れる。そして清水のボレーでCKを得ると、磯村のCKが相手に跳ね返されたボールを相井が拾い、右足のキックフェイントで小林をかわし、左足で豪快なシュートを突き刺して逆転した。

 リードした大阪は、ピヴォにボールが入り始め、攻撃にリズムができてくる。前半19分にも永島のシュートがクロスバーを叩き、加藤翼がゴール前でシュートを放つ場面もあったが、得点は決められなかった。

 大阪が1点リードで迎えた後半、フィクソの位置で相手のボールをカットした高橋がボールを持ちあがりシュートを放ったが、GK檜山に防がれる。同3分にも安井と菅原の連携で大阪ゴールに迫った横浜だが、菅原からのラストパスが合わなかった。

 対する大阪も後半6分にセットプレーから加藤翼がゴールを狙ったが、シュートはクロスバーを越える。その直後にも、ピヴォの位置でボールを受けた加藤がGK田淵を抜きにかかったが、カバーに入ったDFにボールをクリアーされた。同8分にも大阪は齋藤がピヴォの加藤翼にボールを当てる。加藤翼が反転してシュートを放つが、GK田淵が枠外へ弾いた。

 後半10分には横浜も、小林が左サイドから仕掛けてゴール前に早いボールを入れたが、荒川にはわずかに合わなかった。

 両チームが持ち味を出し始めたなか、後半11分に大阪は清水がピヴォの位置でボールを受けて反転シュートを放つ。これを田淵がはじいたところに、松川が詰めた。松川はボールを回収した直後、GK田淵に倒されて、大阪はPKを獲得。このPKを加藤未がゴールに決めて、大阪がリードを2点に広げた。

 横浜は右サイドにFP黒田智暉を置き、ドリブルで仕掛けさせる。後半17分には大阪がビッグチャンスを作ったが、磯村のパスに清水が走りこんだがわずかに間に合わなかった。

 残り3分強で横浜はタイムアウトを取り、堤をゴレイロにして、パワープレーを始める。横浜は黒田や堤がチャンスを作ったが、最後までゴールを挙げることはできずに試合終了。大阪が開幕2連勝で首位に立った。

 勝利した大阪は次節・ホームでバサジィ大分と対戦。敗れた横浜はアウェイでペスカドーラ町田と対戦する。

 

FutskX選定Man Of the Match

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FP 加藤未渚実(シュライカー大阪)

 横浜のプレスに苦しんだ時間帯もあったが、なかなかピヴォにボールを入れられない時間帯に、ミスマッチが起こったのを逃さずに突破を見せ、完璧なアシストで同点ゴールを演出したプレーは試合を決めるプレーとなった。自らもダメ押しのPKを記録した。決勝点となったゴールを決め、フィクソでも横浜の強いピヴォと渡り合った相井、同じく守備面で高い貢献をしながらタイミングの良い攻め上がりを見せた斎藤、アジリティを生かした松川も良いプレーを見せた。横浜では、安井が突出したパフォーマンスを披露し、次節以降の活躍にも期待が高まった。

 

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