【F1】北海道が町田から7得点を挙げて勝利! 室田祐希は2アシストで恩返し!

【F1】北海道が町田から7得点を挙げて勝利! 室田祐希は2アシストで恩返し!

[2021.6.13 F1第2節 町田 4-7 北海道 町田市立総合体育館]

 Fリーグ・ディビジョン1は13日に第2節の3試合を行い、町田市立総合体育館の第1試合では、ペスカドーラ町田とエスポラーダ北海道が対戦した。試合前の勝敗予想には、305票が集まり82.6%が町田の勝利を予想。北海道の勝利は15.1%、引き分けが2.3%となっていた。

 

 町田の先発はGKピレス・イゴール、FP髙橋裕大、FPクレパウジ・ヴィニシウス、FP毛利元亮、FP倉科亮佑の5人。一方の北海道は、GK坂桂輔、古巣対戦となったFP室田祐希、木村優太、FP鈴木裕太郎、FP水上玄太というスターティングファイブで試合に臨んだ。

 最初にチャンスを作ったのは、北海道だった。開始20秒、坂のフィードを木村が前線に抜けて受けて落とし、水上がゴールを狙ったがGKイゴールがゴールを守った。町田もすぐに室田からボールを奪った髙橋が坂と1対1の局面を迎えたが、ここは坂がゴールを守っている。

 北海道は室田がドリブルでボールを前進させれば、町田もヴィニシウスのロングパスを毛利が最前線で収めてチャンスを作る。両チームが見せ場を作りあう展開になっていった。そのなかで先制したのはホームの町田あった。前半5分に右サイドでFKを得た町田は、ヴィニシウスが直接ゴールを狙う。壁に入った鈴木がよけてしまったこともあり、シュートが壁の間を抜けてゴールに決まり、町田が1-0と先制した。

 町田は前半7分にも水上からFP伊藤圭汰がボールを奪い、FP本石猛裕とワンツーでGKと1対1になったが、シュートを左に外してしまう。その直後にもFP中村充が室田からボールを奪い、ゴール前に速いボールを入れたが、本石にはわずかに合わなかった。2失点目を許さなかった北海道は、ゴール前にボールを運び、木村がループシュートでゴールを狙ったが、枠を捉え切れない。

 前半9分には町田が先制点と似た位置でFKを得たが、今度は壁がしっかりブロックした。同10分には室田がGKイゴールと1対1のチャンスになったが、ここはイゴールが意地を見せてゴールを守った。

 互いにチャンスを作りあうなかで、中盤でボールを奪った北海道はFP宮原勇哉が木村とのワンツーで抜け出してゴールを決めて試合を振り出しに戻した。試合再開後、町田はヴィニシウスのパスからFP福田亮がループシュートでゴールを狙ったが枠を外れていった。

 前半16分には室田が水上の落としを受けてルーレットで相手を抜こうとするが、町田も付いていき、チャンスを作らせない。逆にボールを奪ってカウンターを仕掛け、最後は中村がシュートを放ったが、得点はできなかった。

 前半18分には毛利のファウルで町田は5ファウルとなる。北海道も前半19分に木村がヴィニシウスにファウルをして、こちらも5ファウルとなった。町田はCKからヴィニシウスがボレーを放つなどチャンスを作ったが、得点はできず。両チームとも6つ目のファウルをすることなく前半は1-1で終了した。

 後半も開始早々に町田はチャンスを作り、ヴィニシウスが自陣から相手手陣内のスペースに走り込み、左足でゴールを狙ったが、坂がシュートコースを消してブロックした。同3分にも町田はカウンターから、髙橋のパスを受けたヴィニシウスがゴールを狙ったが、シュートは右ポストに嫌われてしまう。

 チャンスの数では下回っていた北海道だが、後半4分に自陣右サイドからFP堀米将太が左前方のFP西村啓にパスを通す。西村がゴール前に入れたボールをFP田辺陸が受けてシュートを決め、2-1と逆転に成功した。

 後半5分にも北海道は、左サイドから堀米が1タッチパスを通し、西村のシュートチャンスを作ったが、ここはGKイゴールに阻まれた。

 守護神の活躍に応えたい町田は、後半7分に毛利のキックインからヴィニシウスがゴールを決め、2-2の同点に追いついた。両チームがカウンターの応酬となったなか、後半10分にイゴールの縦パスをDFを引き付けた福田が1タッチで左に流す。ここでボールを受けたヴィニシウスが、GK坂をかわすダブルタッチでシュートを決め、ハットトリックを達成して町田が再びリードした。

 後半11分には毛利のシュートをGK坂が弾く、こぼれ球を中村がシュートしたが、相手のブロックもあり決定機を生かせなかった。同12分には北海道も堀米のパスを受けたFP山本航平が対角に浮き球のパスを出す。これを受けたFP三浦憂が鮮やかなループシュートを決め、北海道が3-3に追いついた。

 北海道は後半14分にも坂の縦パスを起点に最後は室田がゴールに迫ったが、シュートは右に外れた。流れが北海道に傾きかけたなか、髙橋の縦パスを受けた本石が反転シュートを決めて、町田がこの試合3度目のリードを奪う。しかし、すぐに北海道はセットプレーから室田のパスを水上がゴールを決めて4-4となる。

 追いついた北海道は、後半16分、町田の底辺にいた倉科のパスミスを三浦がカット。宮原にボールをつなぐと、宮原がシュートを放ったが、GKイゴールが顔面でセーブ。このプレーでイゴールが負傷し、町田はGK土岡優晟がピッチに立った。

 攻め込む北海道は後半16分、CKから相手の寄せが一瞬遅れたタイミングで宮原がシュートを決めて再びリードした。

 このプレー後、町田はイゴールがピッチに戻る。しかし、1点リードをされていることもあり、後半17分にはタイムアウトを取って、毛利をフライングGKにパワープレーをスタートさせた。同18分には北海道陣内にボールが転がったところを毛利が拾いかけたが、高い位置を取っていた坂が守り、攻撃を遮断した。

 町田が数的優位を作って攻めようとしたなか、前半残り1分を切ったところで、水上がパワープレー返しを決めて北海道がリードを2点に広げた。さらに残り16秒、自陣でキックインを得た北海道は室田が素早くリスタートし、坂にパス。坂がGKが戻る前の町田のゴールにロングシュートを決めて、リードを3点とした。

 残り1秒にも坂にパワープレー返しを決めるチャンスが来たが、そのシュートは枠に飛ばず。このまま7-4で北海道が勝利し、今シーズン初勝利を挙げた。

 勝利した北海道は次節、ホーム開幕戦で今季未勝利のバルドラール浦安と対戦する。一方、敗れた町田は、ホームでY.S.C.C.横浜と対戦する。

 

FutsalX選定Man Of the Match

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FP 宮原勇哉(エスポラーダ北海道)

 町田のプレッシングに苦しめられながらも、前半のうちに同点ゴールを記録。献身的な動きでパス回しを潤滑にしつつ、守備でもしっかり相手のボールを奪う。後半にもセットプレーからフリーになり、決勝点となる精度の高いシュートを決めた。

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