【F1】前半に5ゴールを挙げた北九州、大分を破って九州ダービー初勝利‼

【F1】前半に5ゴールを挙げた北九州、大分を破って九州ダービー初勝利‼

[2021.6.12 F1第2節 北九州 5-3 大分 北九州市立総合体育館]

 Fリーグ・ディビジョン1は12日に第2節の3試合を行い、北九州市立総合体育館ではボルクバレット北九州とバサジィ大分の九州ダービーが行われた。試合前の勝敗予想では、北九州が41.5%、大分が54%、引き分けが4.5%となっていた。

 開幕戦で名古屋オーシャンズに逆転負けを喫した北九州は、GK鈴木陽太、FP前鈍内マティアスエルナン、FP安嶋健至、FPチャオ・クリスチャン、FP樋口岳志がスターティング5に選ばれた。一方の大分は、GK矢澤大夢、FP瀧澤太将、FP山田凱斗、FP仁部屋和弘、FP小門勇太が先発している。

北九州がF1に昇格した昨シーズンの対戦では、大分が1勝1分けという成績だった両チームの対戦。九州ダービー初勝利を目指す北九州は、前半3分にプレッシングを仕掛けたFPクシヤマ・イザケが瀧澤のキープをしていたボールを突くと、これがそのままゴールに決まり1点を先制した。一方、大分は小門が反転して強烈なシュートを放ったが、左ポストに嫌われた。

 両チームが積極的にシュートを打ちに行く時間が続いたが、徐々に北九州がプレッシングから試合の主導権を握っていく。前半6分にはCKからシュートを放ったクシヤマが、FPパカットのマークを外して左足でシュートを決め、リードを2点差に広げた。

 大分は伊藤雅範監督がタイムアウトを取り、流れを変えようとする。しかし、大分はGK矢澤が攻撃参加してボールを回そうとしたが、矢澤からのパスをチャオにカットされ、無人のゴールにシュートを決められてリードを3点差に広げられた。

 一時的に大分もボールを保持する時間ができたが、前半10分過ぎも北九州は高い位置からのプレッシングで立て続けにボールを奪う。前半11分には樋口のプレスでCKを獲得。このCKから前鈍内がボレーシュートをゴールに突き刺し、4-0とした。

 前半12分には大分も、FP芝野創太が高い位置でボールを奪い、シュートを放つ。これが決まって大分が1点を返した。しかし、北九州も流れを失わない。今季、大分から加入したFP田村龍太郎が自陣の右サイドでボールを奪うと、縦に仕掛けてシュートを決めた。同13分には、自陣左サイドでトラップをして前を向いた瀧澤が縦に入れる。そこでボールを受けた小門が左足の1タッチシュートをゴールに突き刺し、再び3点差に戻した。

 失点が続いた北九州の馬場源徳監督はタイムアウトを取る。ピヴォを置いた3-1で攻めてくる大分に対し、北九州の守備も対応する。前半残り1分を切ってから大分は左サイドで仕掛けた仁部屋がファーポスト前に速いボールを入れたが、小門には合わず。その直後にも小門が左サイドからシュートを放ったが、GK鈴木がセーブ。前半を終えて5-2とホームの北九州がリードした。

 後半のスタートも大分は、キックオフから矢澤が攻撃参加してシュートを放ったが、GK鈴木が防ぎ、パワープレー返しを狙ったが得点はできなかった。3点を追う大分は、北九州に対して圧力を高めていくが、北九州も凌いでいく。しかし後半3分には、前鈍内がエリア内で芝野を倒してしまい、PKを取られる。北九州はGK小島義瑛でゴールを守ろうとしたが、芝野がPKを決めて大分が2点差に詰め寄った。

 その後も大分は後半5分に瀧澤からのパスを受けた小門のシュートを、GK鈴木がブロックして追加点を許さない。その後も両チームが仕掛けるなかで、同12分には矢澤のパスカットから、前線に攻め残っていたFP吉田圭吾にボールを送った。吉田がゴールを狙ったが、ここもGK鈴木がブロックして得点を許さない。

 大分に押し込まれながらも、反撃のチャンスを狙った北九州は、後半15分に左サイドでチャオがパスをカット。縦に仕掛けて、FP花嶋悠にパスを送ったが、花嶋のシュートは右ポストを叩き、3点差に戻せない。大分もすぐに反撃し、小門がDFの股下からシュートを放ったが、右に逸れていった。

 残り時間が5分を切り、大分はFP荒牧太郎をフライングGKにしてパワープレーを開始。同16分に北九州はCKをゴールから最も距離のある位置にいたFP田村研人に出すと、田村が強烈なシュートを枠に飛ばしたが、GK矢澤がセーブした。

 北九州は後半17分にGK鈴木がパワープレー返しを放ったが、シュートは枠に飛ばなかった。その直後に馬場監督は前半にPKを守ったGK小島を投入する。同18分にはパワープレーの大分が、瀧澤のパスから仁部屋がミドルシュートを放ったが、右ポストを叩いた。

 タイムアップまでパワープレーを仕掛けた大分だったが、最後まで得点を決めることはできずに試合終了。北九州が5-3で勝利して、九州ダービー初勝利を収めている。

 

FutsalX選定 Man Of the Match
FP クシヤマ・イザケ(北九州)

 馬場源徳監督のやろうとしているハイプレスを体現しながら奪った先制点、セットプレーから決めた2点目で、北九州の九州ダービー初勝利に大きく貢献。それ以外の場面でも、大分のプレスを回避するパスを前線に送り、良いプレッシングを仕掛け続けた。ゴールに加えて、シュートやパスコースを切り続けたチャオ、GK鈴木陽太の活躍も目立った。

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