【F1】両GKの好セーブが光った一戦は、内田隼太の豪快ボレーで立川・府中が浦安を破る!

【F1】両GKの好セーブが光った一戦は、内田隼太の豪快ボレーで立川・府中が浦安を破る!

[2021.6.11 F1第2節 立川・府中 1-0 浦安 アリーナ立川立飛]

 Fリーグ・ディビジョン1は11日に第2節の2試合を行い、アリーナ立川立飛では立川・府中アスレティックFCとバルドラール浦安が対戦した。ともに開幕戦で黒星を喫していた両チームの対戦は、Twitterで行った事前の勝敗予想では334票を集め、立川・府中が59.6%を集め、バルドラール浦安は35.6%、引き分けが4.8%となっている。

 

 

 ホームの立川・府中の先発はGK山田正剛、FP皆本晃、FP内田隼太、FP完山徹一、そして開幕戦でハットトリックを達成したFP新井裕生の5選手。一方、浦安はGK税田拓基、FP三笠貴史、FPガリンシャ、FPディドゥダ、FP東出脩梛のスターティングファイブで試合に臨んだ。

 開始12秒、左サイドでキックインを得た立川・府中はゴール前にボールを入れると、新井がボレーでゴールを狙ったが、シュートは左に逸れていった。浦安はファーストプレー後、すぐにセットを交代。開幕戦でハットトリックの新井にFP滝田学をぶつけた。その滝田から新井がファウルを受け、立川・府中はセットプレーを受け、内田がシュートを放ったが、ゴール右に外れていった。

 前半4分には立川・府中が自陣から左サイドをFP金澤空がドリブルで突破し、ゴールを狙ったがGK税田に防がれる。こぼれ球をFP酒井遼太郎がミドルシュートを放ったが、こちらも得点にはつながらなかった。

 立川・府中がジョーを入れれば、浦安はディドゥダを入れて対応させる。前半6分には高い位置でミスを誘発した浦安のガリンシャがループシュートでゴールを狙ったが、GK山田に阻まれた。同7分にも浦安はFP加藤竜馬のヒールパスでスイッチしたFP石田健太郎がゴールを狙ったが、これもGK山田に止められる。立川・府中も、皆本が右サイドにボールを運び、左サイドに展開。内田がゴール前に入れたボールに新井が合わせようとしたが、こちらも得点はできなかった。

 両チームが積極的にゴールを目指す展開になったなかで、先に試合を動かしたのは立川・府中だった。浦安の三笠が底辺でつなげようとしたボールをジョーがカット。浮き球を内田が落下点でとらえてボレーシュートを放つ。これが浦安のゴールに決まり、立川・府中が1点を先制した。

 先制点を挙げた立川・府中は流れをつかみ、浦安の攻撃を凌ぎつつ、追加点を狙いに行く。前半11分にタイムアウトを取った立川・府中は、金澤がゴールを狙ったが右に逸れていった。同12分には浦安が波状攻撃を見せたが、GK山田が立ち塞がる。

 前半13分には山田からのパスを受けた新井がGKと1対1になるが、シュートは税田にブロックされる。さらに浦安が反撃に出ようとした際、加藤のドリブルを皆本がカット。カウンターのカウンターという決定的な形になったが、皆本と新井のワンツーが決まらずに2点目は挙げられなかった。

 攻勢の立川・府中は、前半17分に完山がカウンターでボールを運んだが、三笠に倒される。このファウルで浦安は5ファウルとなった。同18分には完山も長坂を倒して、立川・府中も5ファウルとなる。

 前半19分には立川・府中がキックインからチャンスを作り、皆本がゴールを狙ったが、GK税田に止められる。その後、両チームがボールを奪い合い、カウンターを仕掛けあったが2点目は決まらないまま、前半を終えた。

 後半の立ち上がりは、浦安のプレスが機能して主導権を握る。前半4分には右サイドのガリンシャからゴール前に走りこむ長坂にスルーパスが出たが、わずかに合わせられなかった。

 後半7分には、立川・府中のGK山田がワンタッチでピヴォにさすボールを入れる。ここからチャンスを作ったが、ジョーのシュートは左に外れていった。同8分には浦安のガリンシャが強引にゴールを狙いに行ったが、浦安の守備をこじ開けられなかった。

 ハーフタイム明けの浦安の時間を凌いだ立川・府中は、少しずつ流れを引き寄せる。後半13分には新井が再び決定機を得たが、これもGK税田が阻んでいる。浦安も後半15分には攻め込むが、山田のセーブやゴール前にカバーに入った酒井のブロックもあり、同点に追いつくことができなかった。

 浦安は後半16分、最前線で攻撃の基準点となり、流れを引き寄せていたガリンシャが左太腿裏を抑えながらベンチへ退く。浦安は残り4分を切り、加藤をフライングGKにしてパワープレーを開始。数的優位を作り、ゴールに迫る浦安だが、立川・府中も上村、皆本、酒井、内田とアジリティの高い選手たちが、懸命にゴールを守る。ボールの回収はうまくいった浦安だが、終盤はパスミスも多く、思うように攻撃を組み立てられず。結局、前半の内田のゴールが決勝点となり、1-0で立川・府中が勝利した。

 勝利した立川・府中は次節・アウェイでボアルース長野と対戦。一方、今シーズン未勝利が続いている浦安は、アウェイでエスポラーダ北海道と対戦する。

Man Of the Match

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GK 山田正剛(立川・府中)

 強シューターの多い浦安をシャットアウト。ブラインドになった場面でも、驚異的な反応でボールを弾いてゴールを守った。攻撃面でも最後尾から最前列のピヴォにボールを付けて、ボールを大きく前進させた。浦安の攻撃を食い止め、何度もカウンターにつなげていたFP皆本晃、唯一のゴールを決めたFP内田隼太の活躍、FP酒井遼太郎の青い髪の毛とゴールを守ったプレーも光った。敗れた浦安も、GK税田拓基が好セーブを連発し、チーム内の競争に勝ててる理由を示した。

 

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