【F1】湘南が久光重貴の追悼試合となったホーム開幕戦で長野を破って2連勝!!

【F1】湘南が久光重貴の追悼試合となったホーム開幕戦で長野を破って2連勝!!

[2021.6.11 F1第2節 湘南 3-1 長野 小田原アリーナ]

 Fリーグ・ディビジョン1は11日に第2節の2試合を行い、小田原アリーナでは湘南ベルマーレとボアルース長野が対戦した。開幕戦でバルドラール浦安に勝利した湘南にとって、昨年12月に逝去されたFP久光重貴の追悼試合となる一戦。一方、開幕戦では試合終盤の決勝点で逆転負けを喫した長野にとっても、2021-22シーズン初勝利を目指す試合となった。FutsalXの行った勝敗予想では、湘南の勝利が87.9%、長野が10.6%、そして、引き分けが1.5%となっていた。

 試合前には久光氏の追悼イベントがあり、サポーターからの久光コールも叫ばれた。湘南の先発はGKフィウーザ、FPロドリゴ、FP高橋広大、FP鍛代元気、FP高溝黎磨。対する長野はGK矢内大介、FP金子恭弥、FP田口友也、FP増山太一、FP米村尚也というメンバーで試合に臨んだ。

 開始早々、湘南は左サイドからロドリゴがシュートを放ったが、GK矢内に防がれる。前半4分には、ロドリゴが右サイドから仕掛け、ゴール前に決定的なボールを入れたが、ゴール前に戻った米村がクリアーした。

 湘南は長野を押し込みながら、ボールが回らなくなるとGKフィウーザも攻撃参加して、数的優位を作って攻める。前半7分には、縦パスがカットされるものの、すぐにFP薮内涼也がカウンターを仕掛けたが、ゴール前で長野の守備にクリアーされる。その後もロドリゴ、高溝が連続でシュートを放ったが、GK矢内が枠外へ弾いた。同9分にも、高溝が長野陣内でパスをカット。ショートカウンターから鍛代がループシュートを放ったが、枠に飛ばせなかった。

 押し込まれていた長野も、前半9分には左サイドからFP松永翔が攻め込み、FP青山竜也にラストパス。このシュートはフィウーザにブロックされ、こぼれ球を拾った松永のシュートもロドリゴに防がれた。同13分にもFP有江哲平のパスから、FP松原祥太がゴール前に迫ったが、シュートを打ち切ることができなかった。さらに14分に、左サイドの距離のある位置からカットインした松永のシュートは、ゴール右に外れた。その直後にもフィウーザが攻めあがったところでボールをロストし、パワープレー返しを狙われたが、これも右に外れていった。

 長野の時間帯になったなかで、湘南が先制する。ハーフウェーラインを超えた左サイドでボールを受けた高溝が、またぎのフェイントを交えながらカットインして右足でシュート。これがゴールに決まってホームの湘南が先制した。これで勢いに乗った湘南は、前半15分にも右サイドでロドリゴとのスイッチでボールを受けたFP靏谷春人が、強烈な左足シュートを突き刺し、2-0とリードを広げた。前半はこのまま、湘南がリードして終了した。

 後半も湘南が押し込み、長野がカウンターを狙う展開が続く。後半3分にはロドリゴが左サイドを縦に突破し、ループシュートでゴールを狙ったがGK矢内に防がれた。同5分には高橋が相手陣内で横パスをカット、ループシュートでゴールを狙ったが左に外れた。

 そして後半6分には、カウンターの応酬となったなかで、高溝が相手の横パスをカット。そのままドリブルからシュートに持ち込み、この試合2点目を記録した。

 リードを広げて勢いづいた湘南は、若手を多く起用する。元U-20日本代表FP萩原真夏がテクニカルなドリブルで相手を抜くなど、見せ場を作る。萩原は同9分に長野に攻め込まれた際にも、米村のシュートをライン上でクリアーし、ゴールを守った。

 長野も後半10分に松永が立て続けに2本のシュートを放ったが、フィウーザのセーブもあり得点を決められない。それでも後半11分、長野は湘南がGKを上原拓也に変更した直後、左サイドでカウンターを仕掛ける。FP坂井佑駿が右サイドに出したボールをFP青山竜也が1タッチシュート。これはGKに阻まれたが、ゴール前に詰めた坂井がヘディングでゴールを決めて、1点を返した。

 長野は後半3分14秒から金須をフライングGKにしてパワープレーを開始。左サイドの米村を軸に攻めたが、湘南のゴールをこじ開けられない。湘南もパワープレー返しや押し込んでからロドリゴの個人技で追加点を狙うが、こちらも追加点は決められなかった。

 結局、3-1のまま試合は終了。久光重貴の追悼試合で、開幕2連勝をおさめている。

 勝利した湘南は、次節・開幕2連勝中の名古屋オーシャンズと対戦。敗れた長野は立川・府中アスレティックFCと対戦する。

 

FutsalX選定 Man Of the Match

FP高溝黎磨(湘南)

 開幕戦からの切れのある動きを継続し、難しい試合になりそうななかで先制点、3点目を記録。1対1で自信をもって仕掛けられているが、視野も狭くならずに周囲もうまく使えている。靏谷春人のFリーグ初ゴールも見事だった。

写真@Kaori

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