【F1】苦しみながらもパワープレーで勝利を掴んだ名古屋、すみだ撃破で開幕2連勝!

【F1】苦しみながらもパワープレーで勝利を掴んだ名古屋、すみだ撃破で開幕2連勝!

[2021.6.11 F1第2節 すみだ 1-2 名古屋 墨田区総合体育館]

 Fリーグ・ディビジョン1は11日に第2節の1試合を行い、開幕戦で勝利を挙げたフウガドールすみだと名古屋オーシャンズが開幕2連勝をかけて対戦した。FutsalXがTwitterで行った勝敗予想は269票を集め、すみだの勝利が15.6%、名古屋の勝利が79.9%、引き分けが4.5%となっていた。

 荻窪孝新監督のホームゲーム初戦となったすみだの先発はGK石黒紘久、FP諸江剣語、FP岡村康平、FP田口元気、FP北村弘樹の5人。一方、名古屋は2試合連続でGK関口優志が先発、FP星龍太、FPペピータ、FPスパウット、FP八木聖人がスターティング5に入った。

 最初のビッグチャンスは前半2分、中盤ですみだの岡村がボールを奪うと、カウンターから諸江がシュートを放ったが、GK関口がセーブした。名古屋も4分に距離のある位置からスパウットがゴールを狙ったが、こちらもGK石黒がセーブして得点を許さなかった。

 名古屋は前半6分、今季限りで現役引退を発表したFP星翔太が、北村を背負いながらシュートに持ち込み、自身がキャリアをスタートさせた古巣との対戦で気迫を見せる。すみだは、名古屋のプレッシングに苦しみ、なかなか後方からピヴォへのボールを通せず、押し込まれる時間帯が続いた。それでも前半7分、すみだはカウンターを仕掛けると、FP栗本博生のスルーパスを受けたFP畠山勇気がGK関口との1対1を制して、先制ゴールを記録した。

 名古屋もすぐに反応し、右サイドでペピータからパスを受けたFP平田ネトアントニオマサノリがFP渡井博之を縦に振り切って、ラストパス。これを受けたFP西谷良介がゴールを決めて、1-1に追いついた。一気に逆転を目指す名古屋は、再びすみだを押し込むものの、CKから星龍太が放ったシュートが枠を外れる。同11分にはペピータが強烈なシュートを枠に飛ばしたが、GK石黒がゴールを守った。さらに11分には再びペピータがエリア内にドリブルでボールを持ち込んだが、すみだがGK石黒中心に粘り強く守り、シュートを打たせなかった。

 なかなかピヴォにボールの入らなかったすみだも、前半13分にパラレラで裏を取ったFP宮崎暁がGK関口と1対1になったが、ここは日本代表の守護神が立ちはだかる。同15分には、右サイドから星龍太がピヴォの位置に入ったアルトゥールにパスを通し、1タッチシュートでゴールを狙ったが、枠を捉えきれなかった。

 すみだは畠山がピヴォに入った時間帯にボールが収まり、前半17分には押し込む時間帯をつくる。セットプレーからFP鬼塚祥慶のシュート、流れのなかから岡村がゴールを狙うが、GK関口の好セーブもあって得点を挙げることができない。前半終了間際には名古屋もすみだゴールに迫ったが、星龍太のロングカウンターからのループシュートは枠を外れ、前半は1-1のままで終了した。

 後半に入ると名古屋がペピータを中心とした攻撃で、すみだに圧力をかけていく。対するすみだは、セットプレーから勝ち越しゴールを狙う。後半6分には、すみだのFP崔輝実がピッチに立ち、同7分には村上拓也が出場を果たす。同6分には、CKから名古屋がチャンスを作り、FPアルトゥールのパスを受けた八木がゴールを狙ったが、シュートは枠を越えていった。

 名古屋が押し込む時間が続いたが、後半9分には田口がアルトゥールに背後から迫ってボールを奪い、ゴール前の宮崎にパスを送ったが、得点をすることはできなかった。10分には、右サイドでペピータから縦パスを受けた星翔太がゴールを狙ったが、シュートは左に外れていく。

 すみだは後半12分、自陣で名古屋のボールを奪った田口がカウンターを仕掛ける。3対1の数的優位を作ったが、八木に対応された田口の判断が遅れ、GK関口にラストパスをカットされて得点は決められなかった。

 その後も名古屋が攻める時間が続くが、すみだのゴールをこじ開けることはできない。名古屋は残り3分13秒からペピータをフライングGKにしてパワープレーを開始。吉川からのロングパスを受けて西谷がゴールを狙う場面もあったが、GK石黒の壁を破れない。

 後半19分にはすみだがパワープレー返しのチャンスを2度得た。しかし、田口のシュートが弱く、名古屋の早い切り替えの前にゴールを決めることはできなかった。すると残り1分18秒、名古屋はスパウットが送ったラストパスを水谷がゴールに決めて、ついに勝ち越した。

 1点を追う状況になったすみだは、田口をフライングGKにパワープレーを始めたが、名古屋の守備も強い。最後は吉川にボールキープされてタイムアップ。名古屋が2-1で逆転勝利を収め、開幕2連勝を飾っている。

 開幕2連勝の名古屋は、次節、ホーム開幕戦で湘南ベルマーレと対戦。敗れたすみだはホームで、ボルクバレット北九州と対戦する。

 

FutsalX選定Man of the Match

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GK 関口優志(名古屋)

 前半からすみだの決定機を数本止め、後半にも3対1のピンチで田口元気のラストパスをカットし、最少失点で抑えた。すみだが多用したロングボールに対しての反応も抜群で、FPの裏を取られそうなボールを何本もカット。チームが主導権を握る時間の長いゲームで、集中を切らさずに戦った。随所に圧倒的な個の力を見せて、名古屋の攻撃をけん引したペピータや星龍太の高精度のシュートや守備の強さも光った。

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