【F1】大阪は加藤翼と相井忍がハットトリック! 室田祐希復帰の北海道を圧倒!

【F1】大阪は加藤翼と相井忍がハットトリック! 室田祐希復帰の北海道を圧倒!

[2021.6.6 F1第1節 大阪 8-1 北海道 丸善インテックアリーナ大阪]

 Fリーグ・ディビジョン1は6日に第1節の2日目を迎え、昨季7位のシュライカー大阪はホームで昨季10位のエスポラーダ北海道と対戦した。FutsalXがTwitterで行った勝敗予想投票では、622票を集め、シュライカー大阪が61.9%、エスポラーダ北海道が38.1%という結果になっている。

 永井義文監督の就任2年目を迎えた大阪は、GK檜山昇吾、FP齋藤日向、FP加藤未渚実、FP計盛良太、FP加藤翼を先発に起用した。一方、金井一哉監督の2年目を迎えた北海道は、GK鶴岡広之、FP田辺陸、FP山本航平、FP三浦憂、FP堀米将太が先発し、今オフの移籍の目玉である日本代表FP室田祐希はベンチスタートで、FP鈴木裕太郎、FP水上玄太らとセカンドセットで出場した。

 開始早々、最初のプレーで大阪がチャンスを作る。齋藤が自陣右サイドからロングボールを入れると、北海道のゴール左ポスト前に走った加藤が、トラップからシュートを放つ。ボールは左ポストを叩いたが、最初のプレーからシュートに持ち込んだ大阪が、攻勢に試合を進めていく。同2分にも高い位置で相手のパスをカットした加藤未がゴール前に速いボールを入れたが、齋藤が飛び込んだが合わせきれなかった。

 加藤翼、FP清水寛治、FP堀内迪弥、FP磯村直樹といったピヴォの選手を多く抱える大阪は、ピヴォにロングボールを入れて、ボールを前に進めていく。前半5分にFKを得ると、相井忍のパスを受けた加藤がゴール左からワンタッチシュートを決めて、ホームチームが先制した。

 先制を許した北海道だが、動じることなくゲームに戻り、FP木村悠太の後方からの攻め上がりなどで大阪のゴールに迫った。先制した大阪は前半10分にタイムアウトを取る。そして同11分には、計盛がゴール前に入れたボールを加藤未が受けて反転。エリア内でFP山本航平に倒されてPKを獲得すると、これを加藤未が自ら決めて、リードを2点に広げた。

 これで勢いづいた大阪は、前半12分に左サイドで齋藤から縦パスを受けた加藤がカウンターを仕掛ける。エリア手前で戻ってきたDFと入れ違いになったところで、急ストップ。GK鶴岡の上体が上がり、股下にスキができたところにグラウンダーのシュートを通して、チーム3点目を記録した。

 さらに前半13分にも大阪は、フィクソに入っていた相井がボールを持ちあがって右足でシュート。これが決まって大阪が4-0とリードを広げている。

 北海道も前半15分にFP宮原勇哉が決定機を迎え、GK檜山の枠を抜く浮き球のシュートを放ったが、わずかに左へ外れていった。ピンチに失点しなかった大阪は16分、檜山がゴール前に蹴ったボールを清水がバックヘッド。これがGK鶴岡の意表を突いてゴールに決まる。このまま、大阪が大量5点のリードを得て前半を終えた。

 後半に入ると、北海道はGKを攻撃参加も得意な坂桂輔に変える。後半5分には三浦が右サイドで1対1を制し、大阪の背後を取るとGK檜山との1対1を制して1点を返した。これで流れをつかんだ北海道は、室田がゴールに迫る場面もあったがシュートはGK檜山に阻まれる。大阪の永井監督はタイムアウトを取り、悪い流れを切りにかかった。

 このタイムアウト後、再びボールを握れるようになった大阪は、坂の守るゴールに迫っていく。後半12分にはGK坂が持ち上がり、縦パスを入れると、これを大阪の齋藤がカット。無人のゴールにパワープレー返しを決めようとしたが、惜しくもクロスバーを叩いた。

 4点を追う展開ながらもGK坂の攻撃参加で、少しずつ反撃の形を作り出していた北海道だが、後半13分に大阪陣内でボールがこぼれる。これを拾った加藤がロングシュートを決めて、ハットトリックを達成した。

 後半残り4分3秒で、北海道はファウルが5つを数える。後半18分には、最前線でボールを奪われたFP水上玄太がカウンターを阻止しようとしてファウル。これで第2PKを得た大阪は、相井がゴールを決めて7-1として勝利を決定的にした。

 さらに大阪は後半19分、高い位置で相手がつなごうとしたボールを磯村がカットし、1たちで相井につなぐ。これを受けた相井がカットインから強烈なシュートをゴール左上に突き刺してハットトリックを達成した。

 北海道は最後まで坂を使ったパワープレーを仕掛けたが、2点目は上げられずに試合終了。大量8ゴールを挙げた大阪が北海道との2年目監督対決を制し、開幕戦を白星で飾った。

 勝利した大阪は次節、アウェイでY.S.C.C.横浜と対戦。敗れた北海道は、敵地でペスカドーラ町田と対戦する。

 

FutsalX選定MVP FP加藤翼(シュライカー大阪)

 キックオフ直後のファーストチャンスから積極的にゴールを狙う。サイズを生かして最前線でボールを収めるだけでなく、高い決定力を見せた。先制点、相手の流れを切った3点目は効果的だったうえに、カウンターで抜け出して急ストップからGKの股下を抜いた2点目も見事。守備でも1対1の強さを見せつつ、持ち前の攻撃力を発揮してハットトリックの相井忍も特筆の出来だった。

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