［2021.6.5 F1第1節 浦安 1－2 湘南 バルドラールアリーナ］
Fリーグ・ディビジョン1は5日に2021-22シーズンの開幕を迎え、オープニングマッチではバルドラール浦安と湘南ベルマーレが対戦した。試合前にFutsalXがツイッターで行った勝敗予想では、投票数が50%と50%のイーブンになった一戦は、
浦安はGK税田拓基、FP長坂拓海、FPガリンシャ、FP滝田学、そして、Fリーグ初出場となるFP東出脩椰の5選手が先発に名を連ねた。一方の湘南はGKフィウーザ、FPロドリゴ、FP佐藤玲惟、FP牧野謙心、FP萩原真夏のスターティングファイブで試合をスタートさせた。
今シーズン、ピヴォの選手が多く加入し、これまで以上に縦に速いフットサルを見せる浦安だが、湘南もGKフィウーザが守備範囲の広さを見せて縦パスをカットした。湘南のビッグチャンスは前半5分、左サイドを突破したFP高溝黎磨がシュートを放ったが、ポストに嫌われて得点にはならなかった。浦安も前半8分、石田からの縦パスがガリンシャに入るが、高溝にファウルで止められる。続くセットプレーでもシュートまでいったが、GKフィウーザに抑えられた。
前半9分には浦安がFPディドゥダの強烈なシュートを生かし、セットプレーからチャンスをつくるがGKフィウーザの守るゴールを割ることはできない。対する湘南も速攻からチャンスを作り出すが、GK税田の好守もあって得点を挙げられなかった。
相手の球際に強くいっていた湘南は、前半13分にファウル数が5つとなる。それでもこの時間帯、攻勢の湘南は15分に、高溝が浮き球のボールをピヴォのFP鍛代元気に入れると、ヘディングで落とされたボールにFP薮内涼也が反応し、右足でシュートを放ったが、これも右ポストに嫌われた。
攻め込みながらもGK税田のセーブに阻まれていた湘南だが、前半16分にはFP林田レリペ良孝のシュートがブロックされ、そのこぼれ球を拾った高溝が左サイドで仕掛ける。ゴール前に入れたボールが鍛代に届くと、粘り強くゴールに押し込み、今季のF1オープニングゴールを決めた。
先手を許した浦安は、前半の終盤にディドゥダ、ガリンシャ、長坂、FP加藤竜馬のセットに変え、流れを取り戻そうとする。そして18分には、ガリンシャが佐藤に倒されて6つ目のファウルとなる。この第2PKをディドゥダが決め、浦安が1－1の同点に追いついた。
追いつかれた湘南は、タイムアウトを取る。ここからは守備が慎重になりながらも、速攻からチャンスを作ったが、得点を決められないまま、前半は1－1で終了した。
後半の立ち上がりは、浦安が攻勢に出る。後半2分には、ガリンシャが突っかけて、ゴール前にこぼれたボールをFP原辰介が狙ったが、ゴール前に戻った佐藤がブロックして逆転を許さなかった。
両チーム、一進一退の攻防が続くなか、後半12分に湘南がクワトロの形からチャンスをつくる。高溝からのボールを相手の背後で受けたFP高橋広大は、GKと1対1になり、マークを引き付けてからパス。そこに走りこんだ薮内がシュートしたが、戻った加藤がスライディングでブロックして得点を許さなかった。湘南も16分、キックインから鍛代がゴールを狙ったが、GK税田に阻まれた。直後には浦安も、原のパスから石田がゴールを狙ったが、得点は決められなかった。
どちらも引けを取らない試合展開のなか、後半17分に湘南は左サイドでロドリゴが山下純平とマッチアップ。今季、東京都2部のオーパから加入したばかりの山下を相手に縦に仕掛けて振り切ると、左足でシュートをゴールに突き刺し、湘南が再びリードした。
ホーム開幕戦で勝利したい浦安は、加藤をフライングGKにしてパワープレーを開始。後半19分には湘南の守備を崩して石田がシュートを放ったが、ゴール右に外れていった。その後、湘南の守備は崩れることなく試合は終了。湘南が2－1で勝利を収めている。
勝利した湘南は、次節、ホーム開幕戦でボアルース長野と対戦。敗れた浦安はアウェイで立川・府中アスレティックFCと対戦する。
FutsalX選定MVP ロドリゴ
選定理由＝試合中のパフォーマンスは高溝黎磨、薮内涼也も素晴らしかったが、これだけの接戦のなか、個人の力で勝利を決めたゴールを決めたレフティの影響は大きかった。
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