【タイランド5s】初の海外遠征でFP植松晃都が見つけた目標「Fリーグでトップのプレーヤーになって」

 Fリーグの最年少出場記録と最年少得点記録を持つFP植松晃都(湘南ベルマーレ)は、タイランド5sの3試合を通じて、強烈な印象を残した。フィジカルの強さはイラン代表の選手たちにも負けなかった。植松のボール奪取からの速攻は、今後のU-19日本代表の大きなはずだ。

 多くのFリーグクラブが、若手にチャンスを与えられていないなか、湘南でFリーグの舞台に立つ機会を与えられ、その才能に磨きをかけている植松は、初めての日本代表としての海外遠征を機に、新たなる目標を打ち立てた。

以下、イラン戦後の植松晃都選手コメント
――イラン相手に、フィジカルで負けていませんでしたね。
植松 まぁ、でも、やっぱり取り切れないところがありましたからね…。

――Fリーグではボールを刈り取るような守備で、ほとんど奪えていましたが、そこはイランもうまくかわしていた印象です。
植松 やっぱり速いというのと、日本人とはタイミングが違いましたね。いつもの感覚でいくと遅かったりしてしまう。ブラジルの選手とかは、ボールを浮かせて縦に突破することもあるのですが、日本だとそのまま転がしてくれるので、足を出せば、足に当たって外に出るとかがあるのですが、そういう細かいところで浮かしてきたりとか、うまいですね。その距離感であったり、タイミングだったりというのは、また考え直さなければいけないと思いました。

――この3試合で、これが一番の収穫だなと感じていることは何ですか?
植松 収穫としては、戦えなくはないなという感覚です。向こうはフル代表で、体が大きい人も、小さい人もいました。体が大きい人に手とかを使われると、なんともならない部分があると思うのですが、球際でぶつかったときとかも、思いっきり負けるっていうことはなかったので、日本人の長所である粘り強さを出していけば、ボールを奪ってカウンターという形も結構あったので。そういうところは自信にもなりました。だから、守備ですかね。収穫は。

――では、課題は?
植松 課題としては、Fリーグでも感じていることなのですが、シュートの本数が少ない。今日もシュートチャンスがあって、セオリー通りに、例えば2対1でパスを出すとかいう場面があったのですが、外国人選手は今日の試合を見ていても、2対1でも、3対1でも、平気でシュートを打ってきます。そういうセオリーを持ちながらも、セオリーを覆して良いプレーをするというのが、外国人選手はうまかった。自分は、本当の決定機とかでしか、この3試合シュートを打っていない。捨てシュートというと大げさですが、次に自分が突破しやすくなるためにも、一回目はちょっとさらして、すぐにシュートを打つ。次はさらして、1フェイクを入れて…とか。そういう次につながるプレーが大事かなと思いました。

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――得意な形に持っていくための餌蒔きですね。今日のCKなどは、ニアに蹴っておいてから、浮き球のボレーなど、チームとしてそういうこともできていたと思います。
植松 そういう狙いは持ってやっていましたね。でも、それをチームとしてではなく、個人でもやっていく。そうすることで、チームとしても強くなるし、個人としてもバリエーションができて強くなると思いました。

――ここから新たな競争もあると思います。
植松 今回フル代表という形で来ていますし、どんな相手にもFリーグで負けてはいけないと思っています。Fリーグにも外国人選手が結構いますが、そういう選手たちを含めて、どんな相手にも体負けしない。守備ではボールを奪って、オフェンスでは絶対にかわす。そういう一つひとつの1対1の勝負に勝たないといけないと、今回、日本代表として選ばれてタイに来たので、あらためて思わなければいけないと感じました。Fリーグでトップのプレーヤーとしてできるようになって、また日本代表として、海外の選手と戦いたいです。

――Fリーグでトップになると。
植松 ……というのは、トップレベルになるという意味で(苦笑)。あんまり言いすぎると、あれなので…。でも、Fリーグには敵がいないくらいにやっていきたいので、毎回、毎回、課題としてあげているのですが、まずはシュートからやっていこうと思います。
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