今シーズン、バサジィ大分でチーム最多2位の22得点を挙げたFP芝野創太だが、プレーオフでは、まだノーゴール。Fリーグのシーズン終了後にあるAFCフットサル選手権トルクメニスタン2020のメンバー入りへのアピールのためにも、ゴールは喉から手が出るほどほしいはずだ。
それでも芝野は個人の思いよりも、チームのタイトルが最優先だと強調する。
「個人的にも結果を出したいとは思っていますが、でも最優先はチームが勝つことです。チームが勝てば自分のゴールとか、どっちでもいいのですが、そこはチームを勝たせられるように、活躍してゴールをしたい気持ちもあります」
ゴールネットを揺らすことはできていないものの、最前線のターゲット役として、大分のプレス回避における芝野の役割は重大だ。全体の重心が後ろにあるチームでも、しっかりタメをつくれる。その価値は非常に大きい。
大分がプレーオフでの逆転優勝をするためにも、自身の活躍が不可欠だることは認識している。
「自分がどれだけターゲットになれるか。取られてカウンターだけはなくしたいので、しっかり我慢強く戦う。そうすえば、良い結果につながると思うので。明日も頑張っていきたいですね」
守るだけでは日本一になれない大分で、その真価が問われる試合がいよいよキックオフを迎える。