Fリーグ2019-20シーズンのプレーオフ・ファイナル第1戦は2-2の引き分けに終わった。2度のリードを奪いながらも、勝ちきれなかった名古屋オーシャンズだが、引き分けたことを、それほど気にはしていないようだ。
FP安藤良平は「勝ちたかったのが本音ではありますが、80分の試合だと思っています。前半は大分も頑張ってくると思っていたので、明日、ここから一気に差を広げられるように、短い時間ですが、しっかり休んで、頭と心をリフレッシュして、明日に臨みたいと今は思っています」と、すでにキックオフまで24時間を切っている第2戦へ切り替えた。
第1戦でカウンターから2失点を喫した名古屋だが、それによって、意識しなければいけないことは、より明確になったと安藤は言う。
「大分は狙った形で結果的に2点を取れて、僕たちはボールを持っている時間が長い分、そういうリスクを管理しながらプレーしないといけませんでした。その少ないチャンスをものにされたところは反省しないといけません」
その後、カウンターを受けないためにも、攻撃をしっかりと終わらせる必要性を語った安藤は、3連覇に向けて「そのために僕たちは1年間過ごしてきたので。ここを取らないと何も意味がないです」と言い切った。
13年目を迎えたFリーグだが、優勝を経験したクラブは名古屋オーシャンズとシュライカー大阪のみ。新たな名前を刻ませないためにも、大分の前に安藤が立ちふさがる。