[1.25 F1プレーオフ決勝第1戦 名古屋 2-2 大分 オーシャンA 1,262人]
Fリーグ・ディビジョン1は25日、プレーオフ・ファイナルの初日を迎えた。レギュラーシーズン1位の名古屋オーシャンズと、プレーオフ準決勝を勝ち上がったバサジィ大分が対戦している。
試合はいきなり動く。開始20秒、名古屋はFPペピータが自陣からボールを持ち上がり、左足でシュートを決める。このゴールで先制した名古屋は、その後も序盤は試合を優勢に進めた。FP安藤良平からパスを受けたFPヴァルチーニョがゴールを狙うなど、チャンスをつくるが、追加点は挙げられない。
出鼻をくじかれた大分も、その後は失点をせずに自分たちの時間帯が来るのを待つ。前半14分にはFPレイチが反転でFP安藤良平をかわしてシュートチャンスを得る。直後にもFPパカットがミドルシュートを放ち、名古屋のゴールを脅かしたが、得点は決められなかった。
前半の終盤には両チームが5ファウルとなるが、互いにチャンスを決めきれず、前半は名古屋が1点リードで折り返した。
後半も最初のチャンスをつくったのは、名古屋だった。2分、ペピータがゴール正面でボールを持ち、左足を振り抜いたが、シュートはGK岩永に防がれる。逆に後半5分、名古屋のパスをカットした大分はカウンターを仕掛ける。3対0のカウンターから、最後はボールを運んだレイチからのパスを受けたFP仁部屋和弘がゴールを決めて、1-1の同点に追いついた。
後半9分、大分は中央からサイドにボールを受けに行ったFP小門勇太が倒されてFKを得る。しかし、FPヴィトンのシュートは壁に当たり、得点はできなかった。すると後半11分、大分は中盤でヴィトンがペピータにボールを奪われ、これを受けたFP吉川智貴がゴールネットを揺らし、名古屋が2-1と再びリードした。名古屋は後半12分にも良い形でボールを奪い、ラファがゴールを狙ったがシュートは大きく枠を外れた。
その後もチャンスの数で上回る名古屋だが、星翔太のシュートがGK岩永に阻まれるなど、追加点を挙げられない。迎えた14分、大分はカウンターを仕掛けると、FP吉田圭吾がゴールを決めて、2-2の同点に追いついた。
これで流れをつかんだ大分は、後半15分にも名古屋を押し込み、FP田村龍太郎がゴールを狙ったが、GK関口優志の好守に阻まれた。同17分には左サイドからペピータが左足を振り抜いたが、シュートは右ポストに嫌われる。
試合終盤は名古屋が攻め込み、大分が守ってカウンターという展開になる。しかし、最後まで追加点は決まらずに試合は終了。第1戦は2-2で引き分け、優勝の行方は第2戦で決することとなった。