【親善試合】危機感を強めるGK関口優志「『良い経験になりました』で終わっていい時期ではない」

【親善試合】危機感を強めるGK関口優志「『良い経験になりました』で終わっていい時期ではない」

[12.3 国際親善試合 日本 1-9 スペイン マドリード]

 日本代表は3日に行われた国際親善試合で、スペイン代表に1-9で敗れた。前日の第1戦ではGK関口優志が序盤から好守を連発し、接戦に持ち込むことに成功した。しかし、第2戦では早い時間帯に失点をすると、その後も関口が出場していた前半だけで4失点を喫し、1-9と大敗した。

 初戦の結果、日本が本気のスペインを引き出せたのは間違いないだろう。W杯で上位進出を目指す日本が、トップとの差を計れた点では意味があったはずだ。2試合の感想を聞くと、関口も「世界のトップレベルのチームと戦えたことは、素直に良い経験になったと思います」と答えたが、「けど、『良い経験になりました』で終わっていい時期ではないと思うので、そこの結果は真摯に受け止めたいです。代表として活動できる機会も、あとアジア選手権まで何回かしかありません。やれるところから、チームから、しっかりとやっていかないといけないと思います」と、語気を強めた。

 6日には、AFCフットサル選手権トルクメニスタン2020(アジア選手権)の組み合わせ抽選会が行われる。対戦国は当然、日本を分析し、この試合の結果にも注視するだろう。

 この敗戦が、アジアの国にも自信を与えるのではないかと、関口は危惧する。

「こうやって大差で負けたことは、(情報として)アジアでも流れると思います。そういう意味では『日本にも勝てるのではないか?』と思われてしまう部分もあるでしょう。そう思われないようにも、アジア選手権のグループステージから戦いたいと思いますし、こういった大差で負けて本当に悔しい気持ちと、しっかりやらなければいけないという身が引き締まる気持ちになりました。それが素直な感想です」

 前回のW杯予選では、まさかの敗退を喫して出場権を逃した日本代表。当時から正GKだった関口にとっても、ここからの数カ月はキャリアでも非常に重要な時期になる。

「僕自身、4年前の経験を経て、必ずW杯に出場したいという気持ちは強く持っています。そのなかでこうして代表活動に参加できているのは、ありがたいことです。そして参加させてもらっている以上、前回の借りを返すために、必ずアジア予選を突破するということだけ考えてやっていきたいので、この2、3カ月を集中して、気を引き締めて、リーグも佳境に入ってきているので、しっかりタイトルを獲得して、良い形でアジア選手権に臨めるようにしたいなと思っています」

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