【タイランド5s】日本は善戦するも、イランに敗れて4位に

【タイランド5s】日本は善戦するも、イランに敗れて4位に

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最終戦を前に円陣を組む日本代表

 

 フットサル日本代表は23日、タイランド5s最終日でイラン代表と対戦した。ウズベキスタンで開催されたAFCフットサル選手権を制したアジア王者に対し、U-19世代のメンバーを中心とした日本代表は善戦したが、2-4で敗れた。この結果、日本代表は1分け2敗で最下位となっている。

 日本代表のスターティングファイブは、GK岩永汰紀(バサジィ大分)、FP皆本晃(府中アスレティックFC)、植松晃都(湘南ベルマーレ)、山田慈英(デウソン神戸)、清水和也(フウガドールすみだ)と、全員がFリーグ所属選手となった。

 これまでの試合の立ち上がりは、守備の第一ラインをハーフウェーラインに設定していた日本だが、この日は敵陣深くまでプレッシングを掛けた。イランにボールをつながせずに、試合の主導権を握った。3分には植松のパスカットから反撃に転じ、皆本がゴールを狙ったが、GKに阻まれる。これまでの試合で鈴木隆二監督は、選手交代の際に4人全員を入れ替えることが多かった。しかし、この日はメンバーを1人、2人ずつ交代していき、試合に出場する選手、出場しない選手が明確に分かれた。

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前からボールを奪いに行った山田

 優勢に試合を進めていた日本だが、前半4分にFPタバコリに右サイドから崩されて、シュートを決められてしまう。さらに7分にも攻め込まれると、FPジャファリにフリーで打たれたシュートを一度はGK岩永が防いだが、こぼれ球をFPタヘリに押し込まれ、2点のビハインドとなってしまう。

 日本は16分に相手のミスから山田が決定的な場面を迎えたが、GKとの1対1で放ったシュートはGKにブロックされる。逆に直後には自陣でボールを失うと、ショートカウンターを確実に決められてしまい、0-3となった。日本は前半終了間際にも何度か好機をつくったが、ゴールを決められないままで前半を折り返した。

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 後半に入ると、日本が完全に試合の流れをつかむ。何度かイランのゴールに迫る場面をつくるが、6分に植松から松原友博(名古屋オーシャンズサテライト)とパスがつながり、カウンターになったがフィニッシュが決まらない。逆に7分にはFPアリガドルに反転シュートを決められて、0-4となってしまう。

 2日前のカザフスタン戦では、失点を喫すると勢いがなくなっていった日本だが、この日はここから粘りを見せる。気持ちを切らさずに攻め続けると、後半10分にはPKを獲得。これを仁部屋が決めて3点差に戻す。その1分後には皆本からの折り返しを清水が決めて、2点差に詰め寄った。

 球際で強い守備を見せる日本は、後半15分でチーム6つ目のファウルを冒してしまい、第2PKを与えてしまう。しかし、FPバハドリのシュートが枠を外れて助けられた。結局、日本はチャンスの数ではイランを上回っていたものの、これ以上の追加点を取ることはできなかった。試合は2-4のまま終了し、1分け2敗の日本が4位、1勝1分1敗のイランが3位となった。

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植松のフィジカルの強さはイランにも通用する

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