【選手権】Neoはオープンリーグ初の決勝大会進出のFC NAKAIの快進撃を止められるか

【選手権】Neoはオープンリーグ初の決勝大会進出のFC NAKAIの快進撃を止められるか

 第25回全日本フットサル選手権の東京都決勝大会が、いよいよ23日から始まる。今年の東京都大会で最大の話題となっているのが、元ペスカドーラ町田FP中井健介、元ボアルース長野FP石関聖、FP伊藤広樹らを擁するFC NAKAIの快進撃だ。

 これまでオープンリーグ(都4部相当)に所属するチームが、決勝大会まで勝ち残ったことはなかったが、FC NAKAIはその壁を破って見せた。

 そして決勝大会1回戦で、そのFC NAKAIと対戦するのは、東京都1部リーグに所属するNeo(ネオ)だ。今季はすでに都1部リーグで5敗を喫し、苦しいシーズンを過ごしている。だが、チームのポテンシャルは高く、FC NAKAIにとっても簡単な試合にならないだろう。

 Neoが大きく上回れるのは、選手層の厚さだ。FC NAKAIは中井、石関、伊藤の3選手がほぼ出ずっぱりになる。決勝大会はすべての試合が20分のプレーイングタイムで行われるため、日常的に都リーグから2セットを組んでローテーションで戦っているNeoは有利だ。仕事などの理由で全選手がそろわないというハンデはあるが、3セットを組み、終始プレッシングをかけてFC NAKAIを疲労させる戦略も取れる可能性がある。

 また、FC NAKAIにはどっしりと構えるタイプのフィクソはいない。一方、NeoにはFP小坂雅和、FP目黒祥晃というボールを収めることができる2人のピヴォがいる。中井、石関を中心に、前へのプレッシングが強いFC NAKAIだが、ピヴォにロングボールを入れられる展開になると、なかなか守備でリズムをつくるのは難しくなるだろう。逆にNeoとしてはシンプルにロングボールをピヴォに当てつつ、左サイドからのカットインが得意なFP田口雄大やミドルシュートのあるFP楠木隆良に前を向いた状態でプレーさせたいところだ。

 Neoにとっての不安は連携面。昨季から今季の間に、大幅に選手が入れ替わった。関西1部リーグの強豪やFリーグ育成組織からの加入もあり、個々の能力は昨季と比べても落ちていないが、まだ全員が持てる力の100%を出し切れているわけではないという。合宿を行うなど、Fクラブに匹敵する練習量をこなし、経験豊富な選手が多いFC NAKAIは、その穴を見過ごさないだろう。

 FC NAKAIYouTube番組『Fの頂』で多くのファンを獲得。その試合には選手権都大会では異例となる500人を動員する。それでも帝京高サッカー部時代に数千人の前でプレーしていた小坂をはじめ、Neoの面々は完全アウェーとなっても楽しめるメンタルがありそうだ。

 自身も『Fの頂』を毎週見ているというキャプテンの田口は、「FC NAKAIの選手たちが覚悟を持って取り組んでいる姿は、刺激になりますし、リスペクトもしています。でも、僕らも仕事があり、家族がいるなかで、何かを犠牲にしたり、覚悟を決めてやっています。遠くから応援に来てくれる人もいるので、そういう人たちのために、僕らも負けられない。それにあれだけたくさんの人たちの前でプレーができたら楽しいでしょうし、試合がYouTubeで流れるなら、Neoの名前を売るチャンスです」と、試合が待ちきれない様子だ。

20191122123021.jpg▲FP田口雄大は切れ味鋭いドリブルでチャンスをつくる攻撃のキーマン

 フィクソを務めるFP畠中亮輔は、かつてFC NAKAIの石関とGALO FC TOKYOでチームメートだったという。「彼に勝ったことがないので、今回、初めて勝ちたいですね。『Fの頂』も終わらせます。今回で最終回にします」と、勝利を宣言した。

 代表の小坂も、同調する。

「ここまで2部のチームも1部のチームも負けています。でも、ずっとリーグ戦を戦っているチームとしては、そろそろ止めないといけない。負けちゃダメだろという気持ちもあります。やってみないとわかりませんし、当然、彼らが強いのも分かっています。でも、それを置いておいても、これでうちが負けて関東リーグのチームが負けて、関東に行かれると『フットサルをやっている人たちのレベルって、そんなものなんだ』と思われてしまう。彼らは、東京都だけではなく、関東を突破して、全国大会で戦うことを目指しているかもしれないけど、そこでFリーグのクラブが食われるなんてことをされるのは、フットサル界の競技としてもダメ。ここで食い止めないといけない」

 注目のFC NAKAINEOの一戦は23日の1120分にキックオフを迎える。はたして、2回戦進出を果たすのはどちらになるか。

スポンサーブランドサッカー・フットサルブランド アグリナ


Homepage Powered by スタジオコンチーゴ株式会社