【タイランド5s】3戦全敗に終わり涙のFP伊藤圭汰「とにかく悔しかった」

【タイランド5s】3戦全敗に終わり涙のFP伊藤圭汰「とにかく悔しかった」

 1年前の今頃、消防士になろうとしていた18歳は、母校を全日本ユース(U-18)フットサル大会で準優勝に導き、それから1年後にはフットサル日本代表に選出された。今季からペスカドーラ町田アスピランチに籍を置くFP伊藤圭汰は、本格的にフットサルを始めて、まだ半年も経っていない。今大会ではタイ代表、カザフスタン代表、イラン代表との3試合すべてに出場し、多くの経験を積んだ。

以下、イラン戦後のコメント
――昨年の今頃は、まだ全日本ユース(U-18)フットサル大会に出ていました。そこから一気に日本代表に選出。このスピード感は驚異的です。
伊藤 人生が変わりましたよね。フットサルに出会って。まだ初めて4カ月くらいなんですけど、それで日本代表になれたことは、運もあります。

――今大会は、フィクソ、アラ、ピヴォと全ポジションでプレーしていましたし、この3試合で得たものも、たくさんあるのではないですか?
伊藤 ピヴォは(脇山)蓮と(清水)和也くんしかいないので、どうしてもピヴォがいないセットができてしまいます。そのときに、仁部屋(和弘)さんに、なるべくアラで仕掛けてもらいたかったので、ピヴォはやったことがないし、できないのですが、ピヴォの位置に入ってやっていました。

――積極的なプレッシングも掛けていました。
伊藤 最初から『前からプレスに行くように』と言われていたので。ディフェンスでの役割は、果たせたかなと思います。

――今日の試合はスタートが良い形で入れましたが、先制されてリズムが悪くなりました。それでも後半は切り替えていました。ハーフタイムは、どのような感じだったのでしょうか?
伊藤 監督が怒りましたね。そうなるような内容だったので、前半は。失点をした後に、声とかもだいぶ減っていましたし、全体での一体感が、前半は掛けていた部分があったので。みんな少なからず気が付いていたと思うのですが、それを監督に強く言われて、そこから変わったという後半だったと思います。

――後半だけを見れば、2-1で勝っています。
伊藤 これを前半からできなかったのは、自分たちの甘さです。(皆本)晃さんとか仁部屋さんとかは、最初から最後まで同じ気持ちでやっているのに対し、自分たちは点を取られると、経験がないこともありますが、沈んでしまっていたと思います。その中でも、晃さんとか、仁部屋さんとか、和也くんは声を出して『まだ行ける!』『まだ行ける!』と言ってくれていました。そういう自分もなれるように…というより、そういう選手にならないといけないですし、こういう経験をできたのは、すごくいいことだと思いますが、これで終わりではないので。5月のU-20フットサル選手権で絶対に優勝できるように、個人で、自分の課題が出たと思うので、そこを埋めていきたいです。

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――5月と言う話が出ましたが、これからその座を巡る競争も加速していくと思います。同じチームの中村充選手も、次は自分がと強く思っていると思います。
伊藤 そうですね。チームでの競争にまず勝たないといけませんし、充もそうですが、同世代の選手たちに負けていたら、このようなところにはこれません。自分がやるんだという気持ちを常に持ってやらないと、この場にもう一度立つことはできないと思うので、練習から、日ごろの生活から、すべてそこに向けて頑張っていきたいです。

――この3試合で最も『これは良い経験になった』と感じることは、なんですか?
伊藤 幅が日本ではない幅の広さでしたね。歩幅だけで、こんなに違うのかというのは、すごく実感しました。『裏を取られていない』と思っても、でも、歩幅の違いで裏を取られてしまう。この感覚を忘れずに、日本でも『この歩幅だと、海外では裏を取られてしまうぞ』と意識しながらやっていきたいです。そういう幅、体の強さというのは、日本では経験できなかったと思います。

――試合後、涙を流していましたが、あれはどういう意味の涙だったのですか?
伊藤 とにかく悔しかったですね。自分もそうだし、結果もそうだし。自分も前半に気持ち的に沈んでしまった部分があったので。そういう自分も悔しかったですね。とにかく悔しかったです。負けてしまいましたし、良いプレーができたかというと、そうでもなかったので。全然ダメではないかもしれませんが、もっと行けたなと思うので…。

――次は最初から最後まで、全部出し切れるようにならないといけませんね。
伊藤 はい。また日本に戻ってから、再びこの場に帰ってこれるように頑張ります。
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