Fリーグは14日、ヴォスクオーレ仙台に対して2020-21シーズンのFリーグ・ディビジョン1ライセンスの付与を見送り、Fリーグ・ディビジョン2ライセンスの付与にとどまることを発表した。
これに伴い、仙台は2020-21シーズンをF2リーグで戦うことが確定した。なお、リーグからはディビジョン1ライセンスとディビジョン2ライセンスの詳細が発表されていないため、なぜ仙台にディビジョン1ライセンスが与えられなかったかは不透明となっている。
この発表を受け、仙台の選手たちは、それぞれの考えをSNS上にアップしている。
悔しいけど
— イザケ / ISAAC (@Isaac_kushiyama) November 15, 2019
みんなで頑張ろう!
今はそれぞれができることを全力でやるしかない!
色々色々ある。
— 田村研人 (@tamurakentop) November 14, 2019
ただスタッフ、選手みんな一生懸命
頑張っている!
胸張って言える!!
頑張り方も工夫すべきと指摘される
かもしれないが
頑張る事をやめたら終わりだと思う。
現実は厳しい。
— HIROKI SAITA/ 税田 拓基 (@hrk0215) November 14, 2019
けどやる事は変わらない!変えない!
ホームゲーム待ってます。 pic.twitter.com/HhMGKlRkoB
リリースがありましたが、やることは変わらず、一戦一戦全力で戦うこと!
— Shuma Uchino (@shuman726) November 15, 2019
来季のカテゴリーは変わってしまいますが、チームがなくなるわけではありません!
ぜひ会場に足を運んでください!
今回の発表を受けても、選手たちが今後の試合に向けて、前向きに取り組んでいる点は、数少ないポジティブな要素だ。
2020-21シーズンのリーグ編成について、リーグは「確定後、改めてお知らせします」としている。本来はFリーグ選抜の活動が2019-20シーズンまでとなっていたため、Fリーグ・ディビジョン2の優勝クラブが自動昇格(ディビジョン1ライセンスの取得が前提条件)、準優勝クラブがFリーグ選抜を除くF1の最下位クラブと入れ替え戦を行う予定だった。
しかし、仙台がディビジョン2に降格することもあり、リーグは入替戦プレーオフの開催取りやめを発表している。このため、現時点で最下位のボアルース長野はこのままシーズンを終えると、来季もF1に残留することが濃厚だ。
現時点では来季のリーグ概要が発表されていないため、推測の域を出ない話になるが、Fリーグ・ディビジョン1が2019-20シーズンと同じく12チームによって行われる場合は、Fリーグ・ディビジョン2の優勝クラブと準優勝クラブが自動昇格になる公算が高い。
ライセンスを取得できなくなった仙台も反省が必要だが、ライセンスの条件やリーグ編成など、あまりにも不透明なことが多すぎる現状では、クラブも状況を説明することは不可能だろう。さらなる観客離れを呼びかねない状況にあり、現状をリーグも直ぐに改善すべきだ。