[11.9 東京都1部第10節 フトゥーロ 3-2 カミーザ 立川市泉市民]
東京都1部リーグは9日に第10節を行い、元日本代表FP上村信之介の所属するフトゥーロは、カミーザに3-2で勝利した。上村は全体的に後方でバランスをとる役割に徹していたが、2-2の試合終盤に攻撃に出ると決勝点をアシストする活躍を見せた。
開始早々、フトゥーロは右サイドを抜け出したFP大柴和正がシュートを放つと、これがゴールに決まって早々と先制する。前半はベンチで采配を振るったFP上村周一郎が「相手にスペースを消される展開になると難しいが、先制点を取ることができれば、相手が前に出てこざるを得なくなるから、自分たちのフットサルがやりやすくなる」と振り返ったように、ここからもフトゥーロはカミーザの攻撃を受け止めつつ、前半8分にはカウンターからFP大柴が2点目を決める。
カミーザも何度かチャンスをつくりだすが、GK田畑篤史の好セーブもあり、得点を与えない。結局、前半はフトゥーロが2-0とリードして折り返した。
後半に入ると、カミーザがフトゥーロを圧倒する展開になる。しかし、フトゥーロも「連敗が続いてから守備を整備した。それ以来、戦えるようになってきた」という上村信の言葉どおり、カミーザの攻撃に耐えていく。
ところが後半12分、カミーザはFP青山が強烈なミドルシュートを叩き込み、1点差に詰め寄ると、その勢いのまま2分後にはFP篠が追加点を決めて2-2の同点に追いついた。
ここでタイムアウトを取ったフトゥーロは、少しずつ攻撃の回数を増やしていく。後半17分にはFP濱野のシュートがクロスバーに嫌われ、得点を挙げられない。それでも後半19分、右サイドを抜け出た上村信がパスを受けると、ゴール前にラストパス。これを萩原がファー詰めで合わせ、フトゥーロが再びリードした。
試合終盤、カミーザは猛攻を仕掛けたが、この試合でMVPにあげられる好セーブを連発していたGK田畑がゴールを守り抜き、試合は終了。前節、今季の都リーグで初勝利を挙げたフトゥーロが2連勝として、カミーザを抜き10位に浮上した。