[10.24 AFC選手権東地区予選 日本 4-2 韓国 オルドス]
この東地区予選、FP清水和也は大きな期待を集めてスペインから日本代表に招集された。だが、チーム全体で17得点を取ったマカオ戦では1ゴール、韓国代表との試合ではノーゴールと、エース襲名となる活躍を見せることはできなかった。
そのポテンシャルの高さには疑いがない。AFCフットサルクラブ選手権タイ2019では10ゴールを挙げ、大会得点王に輝いた。最前線でボールを待ち続け、味方がボールを入れてくれた時、清水は相手にとって脅威となる。だが、流れのなかで4-0も併用する戦い方になった場合、まだまだ試合から消えてしまうことが多い。
清水にとっても今回の2試合は、課題に向き合うものになったようだ。
「やっぱり物足りないのもあります。3セットで回している以上、限られた時間のなかで結果を出さないといけないのもありますが、チームが勝ったことが一番、自分のなかでも良いことです。そこで自分に足りなかったものは、また次の大会までに補っていかなければいけないと思っています。今回、出た課題を持ち帰って、また一からやりたいなと思います」
欧州でプレーしていることもあり、今年は国内合宿や国内で行われた親善試合に参加できなかった。ボールを受けるのに苦戦したのには、その当たりの影響もあるだろう。
清水自身も「もう少しセット間で工夫が必要だったと思います。ピッチのなかでしっかり話はできているんですけれど、それでももっと精度を上げていかないといけない」と反省した。
2試合でAFCフットサル選手権トルクメニスタン2020の出場権を獲得したチームは、予定を繰り上げて25日に帰国の途に就く。清水は上海でチームを離れ、彼の主戦場であるスペインに戻っていく。アジア選手権まで、あと約4カ月。アジア最高峰の舞台、そしてその先に待つ世界最高峰の舞台で輝くためにも、無駄にできる時間はない。