【東地区予選】アジア選手権でのタイトル奪還を狙うブルーノ監督「日本は勝利、そしてすべての大会で良い結果を得ることを目指しています」

【東地区予選】アジア選手権でのタイトル奪還を狙うブルーノ監督「日本は勝利、そしてすべての大会で良い結果を得ることを目指しています」

[10.24 AFC選手権東地区予選 日本 4-2 韓国 オルドス]

 フットサル日本代表は24日に行われたフットサル韓国代表との日韓戦に4-2で勝利し、来年2月に開催されるAFCフットサル選手権トルクメニスタン2020の出場権を獲得した。前半はロングボールを放り込んでくる相手に、1-1と苦しい戦いを強いられた日本だったが、後半はFP加藤未渚実がハットトリックを達成する活躍を見せて、4-2で勝利した。

 ブルーノ・ガルシア監督は、試合後の記者会見とミックスゾーンでメディアの質問に応じている。

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試合後のブルーノ・ガルシア監督のコメント

――試合の感想を聞かせてください。

ブルーノ こんばんは。ようこそお集まりくださいました。私はAFCフットサル選手権トルクメニスタン2020の出場権を獲ることができたことを嬉しく思います。試合は想像していた範囲のものでした。前半、私たちも、彼らも非常に力強いプレーをしていました。私たちも非常に良いプレーができていたと思いますが、PKもあって1-1という均衡の取れた結果になりました。しかし後半の日本は、韓国よりもはるかによく、最初の10分間でより多くのチャンスをつくっていました。

 このスポーツにはルールがありますが、韓国はパワープレーを行いましたが、彼らが狙っていたのは得点をすることではなく、ボールをキープすることでした。私たちはしっかり集中力を保てましたが、得点を狙う意思のないパワープレーからは別の試合になりました。こうした試合でプラン通りに戦うことは簡単ではありません。それでも日本は集中力を保ち、非常に良いプレーをしたと思います。私のキャリアでも、2試合で3つのPKがあったのはおそらく初めてだったと思います。私のキャリアというのは、相当に長いんですけどね(笑)。それでも相手チームを認め、判定を受け入れないといけません。チームは集中できており、この大会を良い形で過ごすことができました。

──前半と後半で内容が大きく変わりました。その要因はどう考えていますか?
ブルーノ 最初から難しいゲームになることはわかっていました。韓国は特殊なやり方をするチームです。ボールが浮いている時間が長く、放り込んでくることが相手のスタイルである場合、そういったチームと戦う時にはリズムをつかみにくくなります。そのなかで苦しんでいたのが前半でした。後半に向けては少しリラックス感覚も入れること、そして我慢しながら辛抱強くやることで、ゲームが変わったと思います。

――タイ代表との試合もそうですが、試合に入り込み過ぎる傾向があるのでは?
ブルーノ タイとの親善試合も、割と放り込むというか、ダイレクトな展開が多くありました。そういう相手に対してリズムをつかむのは非常に難しいことです。それが重なってそう見えていると思うのですが、そうした時のゲームのカギは、今日のハーフタイムのように少しリセットをして、まずはゴールを決めること。ゴールを決めることで自分たちのリズムを引きよせることが今日も起きましたが、そうなっているのではないでしょうか。。

──加藤未渚選手が2試合連続ハットトリックと大活躍でしたが、彼の2試合の貢献はどう見ていますか?
ブルーノ 非常に良かったですし、よくやってくれたと満足しています。特に初戦のマカオは、どちらかといえば相手が下がってきて、後方を固めてくるゲームをやってくる相手でした。今日の韓国戦は相手がタイトに激しく付いてくる相手で、セットプレーが大事になると思っていましたが、その両方で彼の持ち味がうまく生かせて、素晴らしい貢献をしてくれたなと思います。

──GKに関口優志選手を先発フル出場させた理由と、彼への評価を教えてください。

ブルーノ 起用した理由は、大会や対戦相手に応じて、戦略的に選択をしています。特別に誰かがどうだからということで決めているわけではありません。もともと、この韓国戦にはということで準備をしてきました。今日のパフォーマンスについては、2失点はともにPKですし、それ以外は非常に良かったと思います。特にカウンター時、トランジションが起きた時の攻撃で、GKから始まるスローは今日のゲームではカギになると思っていましたので、そこを強調して意識してもらいました。そこもうまくできていたと思います。

──約4カ月後のAFCフットサル選手権トルクメニスタン2020に向けて、今回呼ばれなかった代表予備軍の選手たちへのメッセージをお願いします。
ブルーノ 今後に向けて、持ってほしい心構えは全く変わりません。いまの我々のやり方というのは、ポジションごとに何名かのいつ呼ばれてもおかしくないメンバーを揃えている状況です。そこからリストをつくっていますが、今回は大会のためきっちり14名のリストをつくりましたが、今回招集されていないラージリストのなかにも、遜色のない、いつ誰が欠けてもすぐに来てもらって、同様に対応してもらえる選手がそろっています。ですから、パフォーマンスには好不調や怪我もありますが、準備ができたリストができあがっていることを喜んでいます。そのことをよくわかってもらって、最後の最後、今回呼ばれていない選手というのは、そこで競争に勝ち残って、何とか(アジア選手権のメンバーに)食い込むというモチベーションを高く持って臨んでほしいと思います。

――2020年のAFCフットサル選手権は、どのような大会にしたいと考えていますか?
ブルーノ 日本はアジアで最も重要な国であり、常に勝利し、優勝することを考えています。それは今に始まったことではなく、かなり以前からのことです。日本がプレーするときは常に勝利を考え、チャンスをつくることをターゲットにしています。そうではなく強化を考える代表チームもありますが、日本は勝利、そしてすべての大会で良い結果を得ることを目指しています。

ブルーノ 最後に日本のサポーターに感謝したい。特に日本から来てくれた人たちをね。彼らは長旅をしてここまで来てくれた。2つの試合のために、ここまで来てくれるなんて、素晴らしいフットサル狂であり、本当に感謝してもしきれない。彼らは日本にいるたくさんのサポーターを代表して、ここにきてくれていると思います。彼らのサポートを感じることができたし、彼ら全員に感謝を送りたいと思います。

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