FIFAフットサル・ワールドカップ(W杯)リトアニア2020への第一歩となる、今回のAFCフットサル選手権トルクメニスタン2020予選―東地区―の第1戦で、日本はマカオに17-2で勝利した。
この試合で代表復帰を果たしたFP安藤良平は、同じ名古屋のFP星翔太、FP吉川智貴らと先発出場を果たすと、前半2分には高い位置でボールを受けて星の先制点をアシスト。11分には得意のボレーシュートを決めて、代表復帰を自ら祝った。
3人いるフィクソのなかで、唯一、ゴールを決めることができた安藤は「昨日の試合では、自分たちのやるべきことをしっかりやって勝利できたことが一番です。目的を達成できたので良かったです」と、勝利に安堵した。
最後尾から攻撃参加をするフィクソは、相手にとっても捕まえにくい存在だ。攻撃参加について、「常に意識している部分」という安藤は、「僕が高い位置を取った時に、ほかの選手たちがどう絡んできてくれるか。1点目のシーンは(星)翔太さんがうまく絡んできてくれたので、僕は落とすだけでした。うまく得点にも絡めて良かったです」と、先制ゴールの場面を振り返った。
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後半は、星、吉川に加え、GK関口優志、FP西谷良介も出場。キックオフ直後に吉川がゴールを決め、その後FKから1点を返されたが、すぐに西谷が加点した。AFCフットサルクラブ選手権タイ2019を制したアジア王者の安定感は、日本にとって大きな武器になりそうだが、安藤も「頭の部分で一つストップがかからないというか、『ここにいるよね』という感覚でやれるのは、かなりのアドバンテージ」と、クラブチームでのチームメートとのプレーを歓迎する。
第2戦となる24日の韓国戦でも、重要な場面で名古屋セットが起用されることが予想される。安藤は、「(韓国代表は)フィジカルは強いと思いますし、球際の争いは絶対に負けられません。僕は後ろにいるぶん、そこでリーダーシップを発揮して、ディフェンスでアドバンテージを取りながら、そこから攻撃につなげられたらいいなと思います」と話し、初戦同様に守備と攻撃の両面でチームに貢献していくことを、韓国戦のタスクとした。