【日本代表】マカオ、韓国を格下と捉えないFP加藤未渚実「どうすれば自分が生きるかを考えたい」

　日本代表は22日、AFCフットサル選手権トルクメニスタン2020東地区予選のマカオ戦を行う。2大会ぶりのフットサル・ワールドカップ（W杯）出場を目指す日本にとっては、このマカオ戦、そして2日後の韓国戦は、2連勝して本大会出場を決めたい相手だ。

　過去の実績からすれば、両国は日本にとって格下の相手。だが、今回が初めてのAFC主催の公式大会出場となるFP加藤未渚実は、国内合宿最終日の練習後、「あまり格下だとは考えていません。僕自身、対戦するのは初めてですし、どんな相手に対しても、自分がどうすれば生きるかを考えてやりたいです」と話した。

　両国の実力差、また対戦相手の長所を考えても、日本がこの2試合でボールを保持する時間が長くなることが想定される。相手陣内でボールを持てる状況になった時、どうやって守備を崩していくかはブルーノ・ジャパンが持ち続けている課題だが、その局面を打開するキープレーヤーが加藤になるのは間違いない。

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　今シーズンのFリーグで10得点を挙げている加藤だが、ブルーノ・ガルシア監督は、さらなる活躍を求められているという。

「ブルーノ監督からは『リーグ戦でのパフォーマンスには、満足していない』という話をされました。なので、もっと1対1を求められているから、代表ではもちろん、AFCフットサル選手権の舞台でも、1対1からチャンスをつくることができたらなと思っています」

　指揮官の言葉を裏返せば、所属クラブでのプレー以上に、攻撃的な姿勢を見せてほしいという期待の表れだろう。

　日本代表が結果を残すことは、ピッチに立つ選手にとってだけではなく、フットサル界全体にとっても重要な意味を持つ。実際にラグビーW杯での日本の快進撃は、国内のラグビー熱を高めている。

　そうした状況を見つつ、加藤は「個人的なステータスはもちろん、今のスポーツ界でいろんなところでW杯が行われていて、日本の快挙というのは刺激にもなっています。また、そのレベルにいかないと世間は注目してくれないのかなという自覚もあるので、まずは前回の出られなかったことも踏まえて、しっかり勝ち切って、良い報告ができたらなと思います」と決意を語った。