【日本代表】求められるのは、1/1で決めきる力 FP森岡薫「町田の時とは頭のチップを入れ替える」

【日本代表】求められるのは、1/1で決めきる力 FP森岡薫「町田の時とは頭のチップを入れ替える」

 フットサル日本代表は22日にフットサルマカオ代表とAFCフットサル選手権トルクメニスタン2020の東地区予選を戦う。これに先立ち、日本国内で行われたトレーニング合宿が行われ、初日の午後の練習開始前にはFP森岡薫がブルーノ・ガルシア監督と10分以上にわたって話し合う場面があった。

 選手と監督が練習の際に、それだけの長時間、11で話し合うのは異例のこと。そこで話し合われていたのは、前日にバサジィ大分との試合をこなしたばかりの森岡のフィジカルコンディションについて。そして「ブルーノ時代になって、どんどん短くなっている」と自認する出場時間に関してだった。誤解を避けるために記しておくと、森岡が不満を抱いているわけではなく、あくまでブルーノ監督が起用方法を説明しにきたという形だ。

 この日に限らず、頻繁に指揮官と言葉を交わしているという森岡は、「出ている時間は100%でやってほしい」「少しでも出る時間を長くしようとして、下がってボールをさばくようにはならないでほしい」「前でプレーして、危険な選手でいてほしい」という言葉を、かけられているという。

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 町田では、今も長時間にわたって出場し、最前線だけではなく低い位置で組み立てる役割もこなしているが、代表では名古屋時代のようなフィニッシャーとしての仕事が求められている。

 森岡も、それを受け入れており「町田では出続けることが多いので、そこはチップの入れ替えですね」「前は(代表でも)『たくさん試合に出ていたい』という気持ちが大きかったですが、今は出たら何かをする。出たら結果を残すことにフォーカスしてやっています」と言う。

 タイ代表との国際親善試合第2試合目では、相手選手かFP滝田学に当たるラッキーな面もあったが、チームが欲していた先制点をマークした。名古屋での全盛期は9本のチャンスを3本くらい決めていたストライカーだが、今の日本代表では少ないチャンスを決めきることが求められる。少し誇張した言い方をすれば、1/1の決定力が求められている。

「そう。シュートを全部決めるっていうこと。だから1/1にしてやるっていう気持ちですよ」

 この後、行われた国内合宿2日目は、別メニューで調整を行った森岡。フルパワーでマカオ代表、韓国代表に襲い掛かる金狼が、スコアを動かす存在になる可能性は十分だ。

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