【日本代表】サードセットで生き残ったFP森村孝志「プレッシャーより、『やってやろう』という感じ」

【日本代表】サードセットで生き残ったFP森村孝志「プレッシャーより、『やってやろう』という感じ」

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 2020年のフットサル・ワールドカップ(W杯)リトアニア大会を目指すフットサル日本代表は、そのメンバーの大枠が固定されていた。「競争が激しくなってきた」と言われている一方で、年に数回、代表の活動を見るか、見ないかという人でも、14名中10名以上の選手を当てるのは造作もないことだろう。

 7月の立川合宿から、ブルーノ・ガルシア監督は、チームの中軸に据えた選手たちのセットと、経験の浅い選手たちのセットを明確に分けてきた。前者はファーストセット、セカンドセットで組み、後者のサードセットを相手に紅白戦が行われた。

 そのサードセットから、今回、唯一メンバー入りを果たしたのがFP森村孝志だ。攻撃で違いをつくれるアタッカーは、周囲とのかみ合わせの良いレフティという特性も持つ。トレーニングキャンプ中は、まだ呼吸が合わない場面も散見したが、「以前は『知っている選手が多いほうがいいな』と思っていましたが、今はもう全然、全員が話しやすいので大丈夫です」と話しており、時間が解決してくれるだろう。

 だが、その時間はそれほど多く残されていない。

W杯を目指す戦いの第一歩目のチームに選ばれたことは、すごく自分にとってチャンスだと思っていますし、選ばれなかった選手たちのぶんまでやりたいと思います」と、意気込みを語る一方で、「サードセットから選ばれて、正直、自分も後がない。ギリギリ入ったとは思っているんです」と、自身が代表の常連とは、まだ距離があることも認識する。

 実際、彼のポジションにはポルトガルの強豪ベンフィカでレギュラーとして活躍するFP逸見勝利ラファエルがいる。その名前を次の競争相手として挙げると、森村は「なので、あまりプレッシャーを感じているより、やってやろうという感じが強いです」と、決意を述べた。

 森村が逸見を脅かす存在となれば、日本代表のボトムアップも図れる。日本代表に選ばれて、すでに11のキャップを付けているが、公式大会は初めて。日本代表に滑り込んだ森村が活躍すれば、サードセットの選手たちをはじめ、今回招集外の選手たちも大いに刺激を受けるはず。マカオ戦、韓国戦では決して長い出場時間が与えられるわけではないだろう。その短い時間で周囲をも刺激する活躍ができれば、今後の代表への生き残りにもつながっていくはずだ。

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