【日本代表】東地区予選の目標は2連勝 ブルーノ・ガルシア監督「最短でグループを勝ち抜く」 東地区予選メンバー発表会見コメント全文

【日本代表】東地区予選の目標は2連勝 ブルーノ・ガルシア監督「最短でグループを勝ち抜く」 東地区予選メンバー発表会見コメント全文

 いよいよ2大会ぶりのフットサルワールドカップ出場を目指す戦いが始まる。ブルーノ・ガルシア監督は8日、日本サッカー協会で記者会見を開き、AFCフットサル選手権トルクメニスタン2020東地区予選に向けた日本代表メンバー14名を発表した。

■招集メンバーの詳細はコチラ
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 フットサル日本代表は15日(火)に集合し、アリーナ立川立飛で15日と16日に国内トレーニングキャンプを行い、東地区予選が開催される中国のオルドスへ向かう。ブルーノ監督が2016年にフットサル日本代表監督に就任して以降、最も重要な戦いがここから始まる。その戦いをスタートさせるメンバーの選考理由、そしてマカオ、韓国との戦いに向けて、思いを語った。

以下、会見でのブルーノ・ガルシア監督のコメント

ブルーノ コンニチハ。いろいろな活動があるなかで時間を調整して来ていただき、ありがとうございます。
 まずはメンバーリストの構成をお話しします。GKはピレス・イゴールと関口優志、フィクソは滝田学、皆本晃、安藤良平の3人、ピヴォは森岡薫、星翔太、清水和也の3人。そして、アラ-ピヴォが森村孝志、アラ-フィクソが吉川智貴。それ以外の西谷良介、仁部屋和弘、室田祐希、加藤未渚実はサイドのポジションで通常通り稼働してもらおうと考えているアラです。
 最近のキャンプの招集メンバーから大きく変化はしていません。そのなかで、タイとの親善試合には招集していなかった選手が2人います。一人目の清水和也選手はスペインリーグのエルポソに所属しています。所属クラブと相談したうえで、試合が行われるFIFAデイズ以外の期間も参加できるように送り出してくれるので、15日のトレーニングキャンプから合流することになります。
 もう一人は、フィクソの安藤良平選手です。これまで数多くの活動で招集をしてきましたが、最近は招集できていませんでした。それはケガ、所属クラブの名古屋オーシャンズが、AFCフットサルクラブ選手権タイ2019に出場するなど、過密スケジュールの状況にあり、総合的に考えて、負荷を掛けない方がいいだろうという戦略的な意図で招集していなかった背景があります。
 14名のうち11人は、A代表としてAFCの公式大会に出場した経験があります。加藤未渚実、安藤良平、森村孝志の3選手は、今回が公式大会初招集となります。リストについてはそういった構成になっています。

  今大会の目的ですが、W杯までの4年間のスパンが一つのサイクルとなります。このサイクルのなかで、今回、向かう大会は一番大事なものだと思っています。それはアジア選手権に向かうための一つ目のカギだということです。今回の目的は来年、トルクメニスタンで行われるAFCフットサル選手権の出場枠を確実に取るということ。そのなかで、目標は最短でグループを勝ち抜いて、早々に決める。そこを狙っていきたいと思います。2連勝することで、最短距離を取れると考えています。
 東地区予選からは3つの国がAFCフットサル選手権の出場権を得ることができます。私たちのグループBには、マカオと韓国がいますが、両方のチームと対戦した経験があります。マカオは前回のAFCフットサル選手権2018予選(2017116日〇11-0)で対戦しています。チームのスタイルとしては、固まった規律を守り、意図的なフットサルを展開するのではなく、自陣に閉じこもって守備を固め、カウンターを狙う。そのために相手の混乱した状況を活用して仕掛けるチームです。そのため、自分たちがボールを持っている時間が長くなると思うので、そこでどういったパフォーマンス、どういったクオリティのプレーができるかがカギになります。
 韓国は、マカオとは全くことなるプロファイルを持つチームです。前回のAFCフットサル選手権チャイニーズ・タイペイ2018で対戦して(201823日〇5-2)、非常に厳しいゲームをしました。韓国は前回のAFCフットサル選手権2018予選では、日本とは別のグループに入り、1位通過をして本大会に出場しました。スタイルとしては、非常に堅固な守備からのカウンターを得意としています。彼らは力があり、直接対決で難しいゲームになったということだけではありません。今回の韓国代表の70%から75%は、AFCフットサルクラブ選手権タイ2019にも出場していたスターFSソウルの選手たちで構成されています。その大会で彼らは、良いパフォーマンスを見せていました。力を付けてきていることに加え、どのスポーツでも日韓戦は厳しい戦いになります。私たちは十分過ぎるくらいの準備をして、このゲームに臨みたいと思います。
 22日にマカオ代表、24日に韓国代表と東地区予選を戦いますが、そこに向けて15日に国内トレーニングキャンプを開始します。そして17日に中国のオルドスへ飛び、そこから試合前までトレーニングを行い、準備をします。

 以下、質疑応答

──東地区予選に向けて、最後はどのようなことを積み上げて臨む考えでしょうか。
ブルーノ マカオと韓国は、違うプロファイルを持っているチームなので、準備も少し違ってきます。韓国戦に視点を置くと、私たちがいつも示してきているフットサル日本代表チームのアイデンティティをきちんと出すことができれば、それは相手への素晴らしい対策になると確信しています。そのためにプレーモデルをしっかりと体現すること。具体的には、トランジション。攻撃から守備へのトランジションは、十分な準備が必要だと思っています。韓国がまさに、守備からの攻撃を強みにしているので、その部分を特に強調して準備したいと思っています。

──清水和也選手、安藤良平選手は戻ってきたという印象ですが、彼らに特に期待することはありますか?
ブルーノ 自分たちとしても、帰ってきてもらえたという感覚があります。清水については、私が就任した当初から軸に据えている選手、中核選手の一人です。安藤選手も位置づけとしては、2018年のAFCフットサル選手権以降、中核の立場を勝ち取っています。2人ともチームの骨格をなすピヴォとフィクソの選手です。安藤選手は守備面の強さとバランス、安定感をもたらすところにすごく期待したいです。清水選手は、やはりピヴォらしい、フィニッシャーとしての役割に期待しています。

──マカオは格下で、韓国はそれよりは上という印象です。ただし、韓国は日本が試合のない23日にマカオとの試合があるので、日程的にも日本は有利です。このため、プレーオフまで持ち込まないことはマストだと思いますが、監督の考えはいかがでしょうか。
ブルーノ 慎重に考えなければいけませんが、多少のレベル差があると捉えられる側面はあるでしょう。今日のフットサルは、これまでの成績がこうだったというのが、全く当てにならないくらいゲームが難しくなっています。サプライズが、そこかしこで起こるので、そういう捉え方は基本的にはしていません。ただ、その前提でも日本の方が、経験と実績において3チームのなかで一番だと自覚しています。それを20メートル×40メートルのピッチで、確実に示すことが本当に大事だという気持ちです。カレンダーの側面でも、私たちの方がやりやすい時間の間隔があります。ただし、日本とマカオの試合が東地区予選の第1試合ということもあるので、その入り方には気を付けて、良い準備をしないといけません。
 相手となる2チームをリスペクトしつつ、自分たちがやるべきことは、これまで同様に、自分たちの最大のパフォーマンスを見せること。それができれば、きっと上回れるという信念の下で、準備をしていく。そこに尽きると思っています。

──Fリーグのかみすセントラルでは、森村孝志選手が高いパフォーマンスを示していました。選手選考はギリギリまで悩まれるかと思いますが、そうしたところも最後の一押しになったのでしょうか?
ブルーノ おっしゃる通り、これまで招集してきたメンバーの人数を考えても、そこから14人を選ぶことが本当に難しくなってきています。難しさがあるのは、自分たちとしては喜ばしいことです。選考が難しくなるくらい力を付けている選手が増えてきているということです。そのなかで最終リストをつくるためには、ものすごく多くの観点が必要になります。先ほどお話しした通り、14人のうちの11人は、これまで中核となってコンスタントに支えてきた選手。3人は、これまで呼ばれてきていて、中核に近しい選手です。
 もう一つはポジションバランスを大事にしています。森村選手の例でいうと、もちろんクラブのパフォーマンスが高いということは一つの要因ですが、左利きで、アラでもピヴォでも稼働できることは、他のメンバーとの組み合わせ、全体バランスを考える上で重要になりました。他の選手にも言えることですが、当然、クラブでのパフォーマンスは考慮すべき大きなポイントです。しかし、実際に日本代表に招集して、プレーしてもらった時に、対外試合を含め、その選手の稼働の仕方、パフォーマンスが代表チームに則したものか、適したものになっているかも非常に重要なポイントになっています。
 クラブで活躍して素晴らしいパフォーマンスを見せ、潜在能力も高かったとしても、代表チームという一つのチームでどうなのかは判断材料になります。そんな状況のなかで、できる限りFリーグの試合を直接見ています。試合を見るということでは、試合のビデオを入手して全試合を見て、どういう状況かをつぶさに追っているので、今お話ししていた観点に加えて、現状のパフォーマンスを考え合わせて、頭を絞り続けた結果のリストになっています。ですからきっと、今いる最適な選手の集合で、ベストなチョイスになっていると思っています。

──海外組の逸見勝利ラファエル選手、平田ネトアントニオマサノリ選手は、所属クラブとの兼ね合いで呼べなかったのでしょうか?
ブルーノ 2人については、同じ括りでは話せないところがあります。共通している状況としては、FIFAデイズが21日から始まり、私たちの試合が22日なので、チームを離れることを許されてから試合まで1日あるかどうかというタイトな状況でした。
 逸見選手については、クラブが今、UEFAフットサルチャンピオンズリーグを戦っている最中です。加えて最近まで3カ月強、ケガでチームを離れている状況がありました。今はチームに戻って普通の流れで稼働していますが、チーム状況が非常に混み合っています。清水選手はクラブとの話し合いのなかで、事前キャンプが始まる15日から代表チームに合流する許可を得られましたが、逸見選手はそれを実現できない状況がありました。ですから適した招集にならないという判断です。
 平田選手はFIFAデイズの問題もありますが、彼はポルトガルのフンダオに移籍してから、私たちが期待している通り、チームの中軸になって活躍して、そのポジションを確固たるものにしようとしています。このまま進んでもらい、その先の機会を狙ってほしいと考えています。

──日本は3年前のAFCフットサル選手権でW杯出場権を逃しました。そのことを気にしている選手も多いと思いますが、今回の代表チームでメンタル的なケアや話をされていますか?
ブルーノ その2016年のAFCフットサル選手権の直後に私は来日し、日本代表監督に就任しましたが、その時から次のサイクルを見据えて、働き掛けが必要だなと思い、それ以来、働き掛けてきました。一方で重要なのは、選手がナーバスになり、飲み込まれそうな感じがする。そういう兆候を見せている選手は、この最適なメンバーに入っていませんし、入ってくることはできません。2016年のことは過去のことです。過去は忘れてはいけませんし、分析して学ばないといけませんが、過去であることは厳然たる事実です。私は新しいサイクルから日本代表監督に就任して、この新しいサイクルのなかでの最高を目指していくというマインドで来ています。その視点で選手を選び、一緒に働き、取り組んできた選手たちがこの14名です。メンタルについてはずっと意識して取り組み、乗り越える準備ができている選手、最適な選手たちを招集したと確信しているので、このメンバーと一緒に結果をつかみたいと思っています。

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