【親善試合】全得点を挙げた2人のベテランを称賛するブルーノ監督「星翔太と森岡薫は、求めている役割を完遂してくれた」

【親善試合】全得点を挙げた2人のベテランを称賛するブルーノ監督「星翔太と森岡薫は、求めている役割を完遂してくれた」

[9.25 親善試合 日本 3-1 タイ オーシャンA]

 フットサル日本代表は25日、タイ代表と国際親善試合を行い、3-1で勝利した。

 2日前の試合でチャンスをモノにできず、1-2で敗れていた日本代表だが、この試合では、FP森岡薫とFP星翔太という2人のベテランがゴールを決め、チームを勝利に導いた。

 ここから始まるAFCフットサル選手権東アジア予選、AFCフットサル選手権に向けて、新戦力の発掘が一つのテーマだったが、最終的に結果を出したのは、12年のワールドカップに出場した経験のある2人だった。

 試合後、ブルーノ・ガルシア監督は、2人をたたえるコメントを残している。

以下、試合後の日本代表ブルーノ監督のコメント

ブルーノ コンバンハ。オメデトウ。

――試合の感想を聞かせてください。
ブルーノ 非常に戦術的にタイトで、拮抗したゲームだったと思います。戦術的であり、スペクタクルなやり取りのある楽しめるゲームだったのではないでしょうか。前半は長い時間、リードする形で進みましたが、そのゴール自体も、大きなメリットではなかったかもしれません。タイの同点ゴールも同じようにアンラッキーな形で入ったと認識しています。

 後半に入って、ゲームを支配して得点機をつくるようになりましたが、それを仕留めることができませんでした。それでも焦らずに同じスタンスで続けられたことで、最終的にゴールが入り、勝利することができたと思っています。

――第1戦よりもアグレッシブだったが、プレスを回避されることも多かった。今日の守備の出来はどう感じている?
ブルーノ その状況について話を始める前に、タイはW杯に出場して16強まで勝ち上がっているクオリティの高いアジアでもトップレベルのチームで、リスペクトされるべきです。私たちが勘違いしてはいけないのは、高い位置でボールを奪うつもりでプレスをかけていても、それは決して現実的ではないということです。

 私たちが目指しているのは、ボールを持っている時間、持っていない時間、その両方で主役として圧倒するスタイルです。今日のゲームに関しては、それができていたと思います。試合では「定位置守備」というフレーズがありますが、守備が整った状況で失点することは、2試合を通じてありませんでした。それは現代のフットサルでは、とても起こりにくいことです。

――前半終了間際にタイムアウトを取りました。そのタイムアウトの直後に失点をしてしまいましたが、何を確認していたのでしょうか。

ブルーノ 相手は5ファウルとなり、私たちは良い地点でフリーキックを得ました。そのフリーキックを、自分たちはどう生かし、前半を締めくくるかという話をしたところでした。アクションのところまでは、非常にうまくいきましたが、本当に最後のところで加藤(未渚実)選手に入るパスが内側に入り過ぎました。このちょっとしたエラーからカウンターで、一気に想定していない、オウンゴール的な局面が生まれてしまいました。そういう流れだったと思います。

――森岡薫選手と星翔太選手がゴールを決めましたが、若手の活躍についてはどう感じましたか?

ブルーノ 今日見ていたいたゲームは、すべて目に見える顕在化する取り組みの部分です。その背景に見えていない取り組みが大きな下支えとしてあります。どういうことかといえば、直前のアクシデントで、ケガのため出場できない選手が出ることもあります。そうした緊急事態に備え、高いパフォーマンスを発揮しないといけないのが日本代表チームです。その準備が大事なのです。日本には欧州でプレーしている(清水)和也、逸見(勝利ラファエル)、平田(ネトアントニオマサノリ)、負傷から回復しつつある安藤(良平)、八木(聖人)、負傷をしている(矢澤)大夢、(星)龍太といった選手たちが控えています。今回のタイ代表はフルメンバーで来日し、2試合を戦いました。しかし、私たちの状況は、海外でぷれーしている3選手、負傷で招集できていない選手、負傷から回復しつつある選手がいて、7人から8人、招集できていません。本来、呼ばれてもおかしくない選手がいる状況でも準備をすることが必要です。今日の出場時間がなかった選手たちも、トレーニングをして準備をしています。今日のゲームには、本来いるはずの清水、逸見、安藤、吉川がいなくても、代表チームのパフォーマンスは変わりませんでした。

 話に合った森岡、星翔太という2人の選手は、スペシャリストです。フットサルはバスケットボールやハンドボールに近い側面があり、非常に専門職的なポジションにいる選手が際立ちます。星翔太は特定の専門性の高いポジション(ピヴォ)でプレーしていますが、名古屋オーシャンズでアジア王者にもなっています。支配的な強さのある選手です。

 森岡も4年前、8年前と比べて、代表での役割は大きく変わっています。以前のように20分、25分出場することは望むべくではありません。実際、今日のゲームの出場時間は前半に4分半、後半に4分半でした。それでも非常に特殊な専門性の高い能力を発揮できることに変わりはありません。フリーキックやコーナーキックの場面でもシューターとなってくれます。能力は高く、依然として力を保って、チームに貢献しています。私の願いとしては、メンバーリストに書いてある年齢に注目するのではなく、9分間、高い強度のなかでどれだけのパフォーマンスをしたかに注目をしてもらいたいと思っています。

 だからといって、ここまで進んできたW杯へのプロジェクトが森岡を中心に築かれていると考えるのは大きな過ちですし、そうは考えていません。ただ、高い専門性で、特殊な力を持った選手が活躍する場が、このチームにはあります。そうしたところで非常に力になってくれます。総括すると、星翔太と森岡薫の2人は、求めている役割をゲームで完遂してくれましたので、非常に高い評価ができると思います。

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